ニコンのバッテリー、EN-EL15がリコール

 カメラの世界には、自動車の場合のような正式な制度はないようだが、要するにリコールである。今日、Nikon(ニコン)から「レンズ交換式デジタルカメラ用 Li-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL15ご愛用のお客様へのお詫びとお知らせ」が発表された。詳細はこちらを参照頂きたいが、要するに製造上の不具合があり、最悪の場合には発熱し外装が変形する可能性があることから、該当する型番のバッテリーは全て回収・交換すると云う事である。 

 EN-EL15はニコンの最新DSLRおよびニコン初のノンレフレックス(ミラーレス)、V1用のバッテリーであるが、D7000とD800を愛用する郷秋は、このバッテリーを4本持っている。D7000に同梱のものと、同時に購入時したスペアは時期的に対象外のようだったが、ひょっとするとD800に同梱のものと、同時に購入時したスペアに該当する可能性があるかと思って調べてみたら、見事に一本が該当していた。

 さっそく明日、ニコンの受付センターに電話をしてみたいと思うけれど、交換はどういう手順で行われるんだろう。1本しか持っていない人の場合、不良品を送ってから新しい(正常な)物が送られて来るんじゃ、その間撮れなくなってしまうから、新しいものの配送受け取り時に、宅配業者に不良品を持ち帰ってもらうんだろうな。

 たかが4000円のバッテリーのために経費がどれ程かかるんだろうかと心配にもなるけれど、こう云う事をきちんと処理しておけば、メーカーに対する信頼度・好感度はむしろ高くなると云うもので、メーカーとしてはおろそかにできないものの一つとなっているのだろう。今回もニコンは事故が発生する前にいち早く手を打っている。

 と云う訳で、D800、D7000、V1を愛用の方は、面倒でもバッテリーの製造番号を確認されることお勧めする。該当する製造番号、回収交換の申し込み方法等はこちらをご覧頂きたい。


 今日の一枚は、本日のヒロイン(ヒーローかも知れないが、少なくともイタリア語ではbatteriaだから女性だ)、リコール該当のEN-EL15。ところで、バッテリーと一緒に写っているのは郷秋愛用のThinkPad X201sのエンブレムだが、日電と提携したLenovoはThinkPadの生産を日本国内に移すらしい。これはこれで結構なビッグニュース。遠からず、このことについても書いてみたいと思ってはいるが、果たして何時の事になるやらまったく保証はない。

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