Nikon D800、健闘し8位フィニッシュ

 当たり前の話しだが、D800が運動会の徒競走に出場した訳では、勿論ない。BCNランキング(3/26-4/1)のデジタル一眼カメラ部門で、Nikon(ニコン)D800が売れ筋ランキングで第8位に入ったと云うお話である。

 ちなみD800の前、7位にランクされたのは同じくニコンのJ1の標準ズームキット(市場推定価格47,900円。BCN調べ。以下同様)、その前の6位がJ1のダブルズームキット(62,700円)。更に4位にはD3100の200mmダブルズームキット(59,100円)、3位にはD5100(89,500円)がランクインするなど、ニコンが結構頑張っていた先週のランキングである(詳細はこちら)。

 しかしだ、このランキング見て驚くのは、47,900円のJ1標準ズームキットよりも15,000円高いダブルズームキットの方が売れていること。もっと驚くのが(自分で買っておいて云うのも何だが、298,000円もするD800が、47,900円のJ1標準ズームキットの次に売れていると云う事実。このデジタル一眼カメラの売れ筋ランキングを見ていると、景気が悪いと云うのは一体全体どこの国の話しなのかね、と思わざるを得ないのである。

 もう一つの驚きは、J1ダブルズームキット(62,700円)よりもD3100の200mmダブルズームキット(59,100円)の方が安いと云う事実。D3100はモデル末期で間もなくD3200が登場する見込みだから、今が「底値」と云う事ではあるけれど、コストのかかるレフレックス機構もなく、イメージセンサーも小さなJ1よりも、D3100の方が安いと云うのは実に不思議な事である。まっ、良いカメラが廉価で売られていることにケチをつける必要はない訳だが、やっぱり不思議ではある。

 しかしだ、一眼レフとノンレフレックス(ミラーレス)を同じカテゴリでランキングしようと云うBCNの姿勢には納得がいかない。だってそうだろう。レンズの交換が出来ると云うだけで「コンデジ」に毛が生えた程度のカメラとDSLR(デジタル方式一眼レフ)を同列に考えるのには相当無理がある。あらゆる分野において「カテゴライズ」には常に無理と矛盾が付き纏うのは事実だが、J1とD4やD800が同じ土俵で語られると云うのは明らかにおかしいだろうと、郷秋<Gauche>は思うぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、例の東京都下某所の染井吉野。同じ東京都内とは云っても、千代田区と比べると開花の進み具合が2~3日遅れる多摩地区である。

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