唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
MRJの対ベトナム商談
官民一体となって開発を進めている国産ジェット旅客機「MRJ」をベトナムに売り込もうと云う商談が大きなヤマ場を迎えているとの報道(2010.11.12日経夕刊)。
APEC出席のために来日しているベトナムの国家主席であるチェット氏がMRJの開発拠点となっている三菱重工航空宇宙システム製作所(名古屋)を訪問し交渉に臨むらしい。
今春、三菱重工はベトナムに対して機体全体の0.5%程度の部品生産を委託することを提案したが、科学・工業水準を高めることのできる程の高度な技術を必要とする内容ではないことを理由に拒否された経緯がある。それはそうだろう、日本だってボーイングやエアバス社の胴体の一部や翼と云った重要な部分を製造する中で旅客機製造のノウハウを蓄積しMRJの開発・製造にこぎつけているのだ。
航空自衛隊の次期主力戦闘機選定の過程において、開発の一翼を担うどころかノックダウンの可能性すら失い、云い値、しかも相当高価な云い値で購入せざるを得ない状況になりつつあることを考えれば、ベトナムの外交交渉手腕は日本よりも上であるかに見えてならない。
話がそれたが、果たしてベトナムへのMRJ売り込みは成功するのだろうか。採算ベースに乗せるためには最低でも1000機程の生産が必要だと云われているMRJだが、現在「予約」が入っているのはローンチカスタマーであるANAの25機とトランス・ステイツ航空(米)の100機(いずれもオプションを含む)の125機のみ(他に日本政府が政府専用機として10機程度を購入予定)。
ここでベトナム航空からの受注に成功すれば、MRJ導入に興味を持っていると云われるカタール航空からの受注にも弾みが付くと云うもの。是非とも日越両国にとって良い形での商談をまとめて欲しいものである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今週初めのなるせの森の様子。昨日、一昨日を紅葉が始まりましたという写真をご覧いただいたが、色づきは始めたところに目が行くだけで、全体としてはまだこれからで、横浜市街地での本格的な紅葉は12月初めになるものと思われます。ちなみに銀杏を中心として黄葉は所によりですが、今が盛りと云うことろが多いようです。
APEC出席のために来日しているベトナムの国家主席であるチェット氏がMRJの開発拠点となっている三菱重工航空宇宙システム製作所(名古屋)を訪問し交渉に臨むらしい。
今春、三菱重工はベトナムに対して機体全体の0.5%程度の部品生産を委託することを提案したが、科学・工業水準を高めることのできる程の高度な技術を必要とする内容ではないことを理由に拒否された経緯がある。それはそうだろう、日本だってボーイングやエアバス社の胴体の一部や翼と云った重要な部分を製造する中で旅客機製造のノウハウを蓄積しMRJの開発・製造にこぎつけているのだ。
航空自衛隊の次期主力戦闘機選定の過程において、開発の一翼を担うどころかノックダウンの可能性すら失い、云い値、しかも相当高価な云い値で購入せざるを得ない状況になりつつあることを考えれば、ベトナムの外交交渉手腕は日本よりも上であるかに見えてならない。
話がそれたが、果たしてベトナムへのMRJ売り込みは成功するのだろうか。採算ベースに乗せるためには最低でも1000機程の生産が必要だと云われているMRJだが、現在「予約」が入っているのはローンチカスタマーであるANAの25機とトランス・ステイツ航空(米)の100機(いずれもオプションを含む)の125機のみ(他に日本政府が政府専用機として10機程度を購入予定)。
ここでベトナム航空からの受注に成功すれば、MRJ導入に興味を持っていると云われるカタール航空からの受注にも弾みが付くと云うもの。是非とも日越両国にとって良い形での商談をまとめて欲しいものである。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今週初めのなるせの森の様子。昨日、一昨日を紅葉が始まりましたという写真をご覧いただいたが、色づきは始めたところに目が行くだけで、全体としてはまだこれからで、横浜市街地での本格的な紅葉は12月初めになるものと思われます。ちなみに銀杏を中心として黄葉は所によりですが、今が盛りと云うことろが多いようです。
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