唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikon DSLRの系譜
噂の通り4月14日にNikon(ニコン)の新しいDSLR(デジタル方式一眼レフカメラ)、D5000が発表になった。
D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機でありながら、12.9メガピクセル、フォーカスエリアは11点、ISO6400まで増感可能で毎秒4コマの連続撮影可能、モニターは可動式2.7インチで更に動画まで撮ることが出来るという、これでもかと云うびっくりのスペックである。
1999年9月にNikonが世に問うたプロ用Dシリーズ最初の一台、D1のスペックは2.66メガピクセル(D5000比で1/4.8、以下同様)、フォーカスエリアは5点(半分以下)、ISO1600まで(2段階下)で毎秒4.5コマ(ほぼ同程度)、モニターは固定式2インチ(面積約半分)、勿論動画は撮れない。それでいてD1の定価は65万円、D5000の実売価格は7万6千円程度と思われる。
2006年6月に登場したプロ用DXフォーマット機の最高峰、D2Xsが12.4メガピクセル、11点フォーカスアリア、ISO3200まで増感可能、毎秒5コマの連続撮影、2.5インチモニターと、あげた数字上はD5000に非常に近いのだが、D2Xsの実売価格は40万円程度であったはずである。
より新しい低価格モデルが数年前の高価格機のスペックを上回る状況がいつから始まったのかと云えば、ほんの5年前、つまり2004年4月に現在の中級機の祖先に当たるD70が発売されてのことであり、2005年6月に入門機の先祖であるD50の登場以降は、そのテンポが加速されることになる。
フィルム時代のSLRについては各種のムック(本)などでその「系譜」がわかり易く図示したものを見かけるが、まだ10年と歴史の浅いDSLRにおいては見かけたことがなかったので自分で作ってみたのが「今日の一枚」である。下に見えているのはJPEGの画像だが、クリックして立ち上がる大きなものはPDFファイルである。
さて、この「Nikon DSLRの系譜図」から何が読み取れるのか。じっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくるような気がするが、それがどのようなものになるのかは、ご覧になられた方々のそれぞれの楽しみとして、ここでは書かないこととする。
しばらく前に作った「系譜図」であるが、D5000が発表されたことから慌てて追加と全体の修正を行った。「郷秋って、暇なんだ~ぁ」と云うなかれ。忙中閑有りとは、こういう時に使う言葉ぞ(^^;。
注1:デジタルカメラの性能は、画素数やISO感度、秒当たりの連続撮影枚数だけで決まるわけではない。画像処理ソフトの優劣や操作性、ボディの大きさや重さ(より小さく、より軽ければ良いと云うものではない)や持った時の感触など数字では表せない、あるいは現しにくい性能も実は大変重要なものなのである。
注2:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋のこと)の許諾なく複写、再送信、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。
注3:「D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機」と書いたが、D60に比し70%(約3万円)も価格が上昇していることから、更に低価格のD4000(D40の後継機)が程なく登場することだろう。
注4:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場しているが郷秋はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」とした。
注5:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機でありながら、12.9メガピクセル、フォーカスエリアは11点、ISO6400まで増感可能で毎秒4コマの連続撮影可能、モニターは可動式2.7インチで更に動画まで撮ることが出来るという、これでもかと云うびっくりのスペックである。
1999年9月にNikonが世に問うたプロ用Dシリーズ最初の一台、D1のスペックは2.66メガピクセル(D5000比で1/4.8、以下同様)、フォーカスエリアは5点(半分以下)、ISO1600まで(2段階下)で毎秒4.5コマ(ほぼ同程度)、モニターは固定式2インチ(面積約半分)、勿論動画は撮れない。それでいてD1の定価は65万円、D5000の実売価格は7万6千円程度と思われる。
2006年6月に登場したプロ用DXフォーマット機の最高峰、D2Xsが12.4メガピクセル、11点フォーカスアリア、ISO3200まで増感可能、毎秒5コマの連続撮影、2.5インチモニターと、あげた数字上はD5000に非常に近いのだが、D2Xsの実売価格は40万円程度であったはずである。
より新しい低価格モデルが数年前の高価格機のスペックを上回る状況がいつから始まったのかと云えば、ほんの5年前、つまり2004年4月に現在の中級機の祖先に当たるD70が発売されてのことであり、2005年6月に入門機の先祖であるD50の登場以降は、そのテンポが加速されることになる。
フィルム時代のSLRについては各種のムック(本)などでその「系譜」がわかり易く図示したものを見かけるが、まだ10年と歴史の浅いDSLRにおいては見かけたことがなかったので自分で作ってみたのが「今日の一枚」である。下に見えているのはJPEGの画像だが、クリックして立ち上がる大きなものはPDFファイルである。
さて、この「Nikon DSLRの系譜図」から何が読み取れるのか。じっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくるような気がするが、それがどのようなものになるのかは、ご覧になられた方々のそれぞれの楽しみとして、ここでは書かないこととする。
しばらく前に作った「系譜図」であるが、D5000が発表されたことから慌てて追加と全体の修正を行った。「郷秋って、暇なんだ~ぁ」と云うなかれ。忙中閑有りとは、こういう時に使う言葉ぞ(^^;。
注1:デジタルカメラの性能は、画素数やISO感度、秒当たりの連続撮影枚数だけで決まるわけではない。画像処理ソフトの優劣や操作性、ボディの大きさや重さ(より小さく、より軽ければ良いと云うものではない)や持った時の感触など数字では表せない、あるいは現しにくい性能も実は大変重要なものなのである。
注2:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋のこと)の許諾なく複写、再送信、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。
注3:「D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機」と書いたが、D60に比し70%(約3万円)も価格が上昇していることから、更に低価格のD4000(D40の後継機)が程なく登場することだろう。
注4:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場しているが郷秋はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」とした。
注5:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
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