唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンがトップに
D70、D200、D80と新機種が登場するとその直後「だけ」キヤノンを上回りメーカー別シェア1位(デジタル方式一眼レフにおいて。以下同様)になっていたニコンだが、12月1日のD40の発売で弾みを付け、またまたキヤノンを抜いて、現在シェア1位を獲得している模様。これまでは先にも書いたように新機種発売直後の瞬間最大風速的なシェア1位だったけれど、今回の1位はちょっと違う。
機種別のシェアでは現在キヤノンのEOS Kiss Digital Xが27.3%というダントツトップのシェアを持っているが、ニコンは2位にD80の16.3%、3位にD40の15.5%、4位にもシェア9.1%のD200が入るなどでトータル48%と、マーケットの半分に迫るシェアを獲得している。つまり、新機種の一発人気ではなく、豊富なラインナップでしっかりと足場を固めてのトップシェアなのである。
対するキヤノンはEOS Kiss Digital Xこそ好調ではあるが、次にシェア番付に顔を出すのが旧モデルのEOS Kiss Digital X(3.3%)、EOS 30D(2.5%)だから、メーカートータルだととてもニコンには追いつける状態ではないのである。
1000万画素、ボディ内臓手振れ補正機構・撮像素子のゴミ取り装置内臓がスタンダードになりつつある時代に、610万画素、手振れ補正・ゴミ取りなしのD40がマーケットでどこまで受け入れられるかちょっと心配だったけれど、小型・低価格のD40はすんないと受入れられたようである。少ない画素数も、手振れ補正・ゴミ取りなしも超音波モーター内蔵レンズでしかオートフォーカスが使えないことも、まったくの問題にはならなかったようである。
郷秋<Gauche>は暫くはニコンの天下が続くと読んでいるが、キヤノンもいつまでも手をこまねいていることはないだろうから、果たしてどうなることか。
今日の仕事帰りに、D40を触ってきたけれど、小さくて軽くて可愛くて、25年前のEMみたいなカメラだなって、つくづくと思った。本気で欲しくなってきたぞ。D200とD40、F3と、EMのような、結構いいコンビになりそうな予感がする。問題はD70の下取りが悲しいほどの値段であること。D70の標準として使っていた28-200mmのレンズをつけても若干の「追金」が必要になりそうだ。
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