福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

第1期矯正治療が望ましかったのでは?

2024-03-19 | 歯並び、矯正の話

新中学3年の患者さんで、反対咬合系ではないので全体的矯正治療をスタートします。





ご覧のように、中適度の歯並びデコボコ+上前歯の出っ張りがあります。
下から写すと、犬歯付近まで噛み合っておらず、開咬です。
初診は小さい頃ですが、その後の来院は定期的ではなく、噛み合わせの経過を観ることが不可でした。
もちろんお口ポカンで、下唇が上下前歯間に入り込んでいます。
奥歯の噛み合わせが中程度の出っ歯系で、一番奥の第2大臼歯もスペース不足で外側傾斜しています。
患者さんの3次元的骨格が歯並びかみ合わせに反映してはいますが、小学校後半程で何らかの第1期治療ができたのでは、と考えます。
現状解決には抜歯矯正にはなりますが、第1期治療介入で、全体矯正がシンプルになったのではないでしょうか。
開咬状態が長年続き定着していることが、治療後の安定と言う面で気になります。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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