福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

「おかあさんといっしょ」の仕上げ磨きについて

2006-03-22 | 歯みがきのこと
1~2歳児は特に、種々のことを真似ながら色々な機能を獲得していく時期なのでしょう。2歳近くになると2語文がだんだん出てきますし、間もなく言葉がぼろぼろ出てくるブレークの時期がやって来ますね。今まで言葉には出なかったけど、結構分かっていて言いたいことが一杯あったんだな~と思ったりします。色々なことを自分でやりたがる。もちろん上手ではないが一生懸命、時間がかかっても飽きずに行なう。親はこれを我慢で見ておく時期な訳です。親が待ちかねて手伝おうとすると、決まったように「イヤ」と言いますね~。稀に「ハイ」とか言うと、こちらはびっくりして「嵐がくる~」とか。でもこれが正常な成長発育な訳です。
自我の確率過程の大きな山は1歳過ぎ~3歳頃といわれていますから、歯磨きを嫌がる時期に一致しています。口はもともと敏感な場所ではあることに加え、子どもにとっては成長発達過程で「自分でいろいろやりたいんだ~」という時期でもあります。保育園の2歳児クラスを見ていると、模倣をしながら学習、行動する時期を保育士の先生はうまく利用(?)しているように思えます。家にいるときは親-子の繋がりですので、なかなか親の思うようにいかないのが常ですが、保育園は同年齢子どもの集団ですので、保育士がひとりふたりをおしっこに誘うと、他の子も呼びかけに対してドーッと集団移動をするわけです。
NHKテレビ「おかあさんといっしょ」の仕上げ磨きは、何で子どもがおりこうか?それは子どもの年齢が、嫌がる時期を過ぎているということですよね(このシーンは、模倣という面では仕上げ磨きを嫌がる場合の方策のひとつとして使えるとは思います)。それと、出て来るほとんどのお母さんの仕上げ磨き法がいまいちかな~。もっとほら・・・。
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