佐賀から転居の患者さんで、かつて医局の後輩だったT先生からの紹介です。
彼も小児歯科&矯正歯科なので、患者さんに対するスタンスは近いものがあります。
もともと前歯の反対咬合で、前歯が出揃った8歳前後に第1期矯正治療を受けています。
現在中学生になって、前歯の噛み合わせが浅くて微妙です。
また、特に上の歯並びの方が八重歯にもなってデコボコです。
これらの所見は、反対咬合系の患者さん、あるあるです。
歯のサイズも大きめで、第2期治療では抜歯矯正の可能性が高いですね。
下顎の前下方への成長と噛み合わせの変化(悪化)は、もうしばらく続く成長期に起こります。
なので、女子ですが、もうしばらく経過観察後の治療開始が適切です。
因みに、現在奥歯の前後的噛み合わせは殆どズレていないので、この状態をキープして経過すると有難いですね。
反対咬合系の患者さんは、噛み合わせの変化が落ち着いた以降の全体矯正治療開始が望ましいので、成人以前の患者さんではもっとも治療スタート遅めが良いということになります。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
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