福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯の数が先天的に少ない1例

2022-10-17 | 口の中の問題

成人では、歯周病や虫歯などで歯を失い、その後のインプラント、ブリッジ、入れ歯というような補綴的チョイスがあります。
私たちがカバーしている青少年期までですと、先天的に歯の数が少ない患者さんに対応することになります。
その場合、矯正、補綴、修復処置での歯の形態の修正を、患者さんによってどう組み入れるか?と言うことがポイントです。
先天的に歯の数が少ない割合は、最も数値的データで多い研究では10%ほどで、珍しくはありません。
少なく見積もっても5%くらいでしょう。





上の側切歯の欠損は珍しくありません。
中間系で、矮小歯と呼ばれるサイズが小さく尖った形態の側切歯もあります。通常は、歯の形成も遅れて生え変わりが遅くなります。
側切歯の欠如や矮小歯は、論文的エビデンスはありませんが、他の部位の欠如と比較して、遺伝力が大きく家族的に発生しやすいという臨床的印象はあります。
この患者さんは向かって左側が矮小歯、右側が完全欠損です。
下の歯は全部揃っていて、問題のない歯並びとかみあわせなので、上は必然的にスペースが残ります。
高校生まで待って、どの程度スペースが閉じるか経過観察しましたが、以降はほぼ変わりませんので、そろそろ審美的回復スタートです。
この患者さんの場合、コンポジットレジンでの形態修正で、歯間スペースも含め審美的回復が可能と考えています。
因みに、矯正歯科的発想でスペースを閉鎖するのは、噛み合わせが損なわれるため適切ではないと判断しました。
私のプラニングでは、全く歯を削らずにできますので、いわゆる最近よく聞く、サステイナブルと言えると思います。
いずれ、ビフォーアフターを提示できるでしょう。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大濠公園ウォーキング

2022-10-17 | できごと

午前はオフで、久しぶりに大濠公園でウォーキング。テイラー・スィフトの音楽をスマホで聴きながらです。
マスク着用は不要なので、さすがにスッキリしますが、単に過去の日常が戻っただけ。







10月中旬で紅葉の始まりかな、という景色。






気温的にはまだ高いのですが、カモが来てます。



今年は福岡マラソンも再開です。やはり3年ぶりということになるんでしょう。

自転車エクササイズでMARK IS ももちまで行って、名島亭でランチ。



現在のところ、マイ博多とんこつラーメンランキングでは#1。
毎度の半チャーハンセットで。
因みに、午後からは通常診療に加わります。


ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする