今年度は学校歯科健診は通常の時期に行われたところが殆どだと思います。
久しぶりに来院の患者さんでは、健診報告を持参されることがあります。
必要に応じて、医院での対応コメントを記載して、お渡ししています。
チェックされる項目で、要観察歯というのがありますが、何でしょう?
学校歯科医会が発行している、患者さん啓発用の小冊子があります。
左半分のページに示されているのが、COすなわち要観察歯の定義を説明している文と写真です。
COとは初期虫歯で、現代のカリオロジーではストップできるまたは元に戻すことが可能な範疇です。
歯垢が残りやすい歯の生え際や奥歯の溝部分が発生しやすく、最初は白濁程度です。
進行すると茶色っぽくなり、さらに進むと欠損が発生してC1となります。
C1 になると削る治療も多くなります。
要観察と言っても、観察しているだけでは進行しますので、歯科医院で個別の予防指導や処置を受け、適切な予防ケアを日常実行することで削る治療は避けられます。
なので、要観察で治療勧告ではありませんが、歯科医院を受診してコラボすることが重要になります。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net