歯科医師会の会員ですと、主催の講演会が数多くあって、しばしば案内があります。
通常会場に使われる歯科医師会館も我が家の町内にありますので、頑張って参加すれば勉強し過ぎになるくらいです。
今日は福岡県歯科医師会主催の「フッ化物応用推進研究会」に参加しました。講師がフッ化物の分野ではビッグネームの九州歯科大の安細先生、福岡歯科大の筒井先生でしたので、久しぶりに先生方のお話を聴きたいと思い参加した次第です。
トピックのメインはフッ化物洗口のパブリックヘルス的な展開についてでした。福岡ではあまり一般的ではありませんが、幼稚園や小学校で集団でフッ化物洗口を行うと、虫歯は半減するというデータは、種々の研究で証明されています。九州ではお隣の佐賀県で小学校の9割ほどでフッ化物洗口が実施され、虫歯が多いワースト県から全国4位の虫歯が少ない県に改善したそうです。
フッ素洗口はもちろん個人レベルでも可能で、当院にも製品は置いてあります。水道水のフッ素化が実質行われていない日本では、最も虫歯予防に効果的な方法です。
ただ個人で洗口を習慣づけるというはなかなか難しいので、当院ではフッ素含有のジェル、フォームなどを準ずるものとしてお奨めしています。基本は使用後のうがいを控えるということです。市販の歯磨き剤でも使用後のうがいを少量の水で1、2回に控えると、フッ素の有効性が高まります。
正直なところ、講演内容には目新しいことはありませんでしたが、科学的根拠にもとづいた虫歯予防指導が再確認できた部分が多く、当院スタッフに還元することでさらにクオリテイが上がるものと思いました。
講演会の後は職場に移動して、カルテ記載、矯正関係の患者さんの分析と装置つくり。そして矯正材料のオーダー。この時期、矯正治療を開始する患者さんが多くなりますので重要です。
矯正関係の材料の詳細はスタッフにはわかりにくいので、在庫管理とオーダーは私がやっています。
矯正分野は他と違ってメーカにダイレクト注文ですので、不足分をメールやFAXで注文するわけです。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam