最近雪のちらつく日も多いのですが、今日は日中降り続けて、診療が終わる夕方頃には割と積雪がありました。とは言っても、残務を済ませて帰宅する午後8時前ころには雪は止んでいましたので、ちょっとした雪景色というところでした。
土曜日ということはあったのですが、多くの患者さんも保護者の方も皆雪の中を来院していただき、本当にご苦労でした。
話は少し飛びますが、最近は歯並びかみ合わせに対する関心も高まっていて、低年齢から虫歯予防の定期健診や予防処置をしている患者さんでも、乳歯の時期から結構相談があります。
私の場合、実際に乳歯の時期から治療開始するのは反対咬合の一部のみではありますが、大まかに将来的にどのようなことが予測されるのか、またどのような場合にどのタイミングで治療した方が良いかをお話しします。
昨日来院された3歳になったばかりの双子の患者さんの一人が、3歳児健診で顎が小さいので将来拡大するような処置が必要、というようなことを言われたそうです。
実際、歯並びがデコボコで永久歯の矯正治療を行っている患者さんの大多数が歯のサイズが大きいことによるもので、顎が小さい場合は少ないですし、これは多くの研究データからも分かっていることです。この患者さんを診てみると、実際は歯のサイズが大きくて隙間がなく若干デコボコがみられる状態でした。
乳歯の時期から将来的な永久歯の歯並びかみ合わせまでは詳しく予測できませんので、やはり3歳児健診レベルでは顎が小さいとか、将来矯正治療が必要になるとか、簡単に述べるべきではないと思います。やはりしっかりした数値的データや現在分かっている研究結果に基づいた説明が、プロフェッショナルには必要とされるでしょう。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/