福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

片側だけの矯正治療

2012-02-02 | 歯並び、矯正の話

この患者さんは中学生で、すべての歯が永久歯。
通常は全体的矯正治療で上下ともに装置をつけることが多いのですが、奥歯のかみ合わせが良好で、下の歯並びにあまり問題がありませんでした。そこで、上の前歯6本にブラケット、左右の奥歯にチューブを付けて(個人的には2X6装置と呼んでます)、上のみの治療を試みました。かみ合わせが深いことで下の前歯に突き上げられたように上の前歯がバラけています。








かみ合わせを上げていくと上下前歯間が一時的にかみ合わなくなります。そのスペースに上の前歯を内側に傾斜させてバラけを改善つつ、上下がかみ合うようにします。
前歯6本が内側にきゅっと締まったような感じです。7か月で終了。
後戻りの防止には、前歯の内側に細いワイヤーを沿わせて連結するように接着する、リンガルリテーナーを使用しました。ややがっちりした固定です。
装置を外したばかりで、歯茎の腫れに加え、真ん中の歯肉は歯の移動で寄って余ったような状態です。1か月ほど経過をみて、装置のチェックがてら、増殖したこの部分の歯肉は整形予定です。最近導入したレーザーで簡単に処置できるでしょう。このような歯肉のたるみは審美的にも問題ですが、歯並びの後戻りの原因にもなります。

 


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これもヤバそう

2012-02-02 | できごと

頂き物の、奄美黒糖焼酎。どうも私にはアルコール系が集まってきます。
黒糖焼酎はジャパニーズ・ラムなどと言われますが、この20年貯蔵の黒糖焼酎は味の主張がはっきりしていてアルコール度数も39度。少なくとも焼酎の域を超えています。とりあえずストレートで味わってみましたが、とろみ甘みは黒糖焼酎ではあります。
炭酸割りすれば酎ハイを超えたハイボールができあがるでしょう。今夜はこれでいきましょうか。
ちなみに黒糖焼酎は、父親が奄美大島の隣の喜界島に赴任していた折に、帰省して飲んだのが始まりです。
贈り物となるとどうしても高級なものになってしまいますが、大吟醸も長期貯蔵焼酎も、若干私にはもったいないかも。
この手は有難く時々飲む。そして日常は、少し主張を押えたレベルで気軽に飲むのがいいかな~。







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粉雪

2012-02-02 | できごと

天気予報通り、寒くなって今朝は粉雪。子どもたちは部活の朝連、朝課外でいつもの通り午前7時過ぎには、雪の中を出かけました。
全国的にも寒波襲来で事故や交通規制などのニュースを聞きます。休診日ですがいつもの通り出勤して、FMやitunes の音楽を聞きながら残務をしています。
休みの日に出勤なんて、とかいやいや出てくることも少なくないのですが、一旦院長室に入ると自分だけの静かな空間になりますので、意外と居心地は悪くないんです。
ビワの木って温暖地で育つというイメージがあるのに常緑樹なんですね。朝降った粉雪がうっすらと積もっていました。





ちなみに最近は先日のブログでもご紹介した3枚のCDが気にいって聴いています。私は何でも聴くのですが圧倒的に洋楽の方が多く、基本、ブリテェッシュ系のダーク、ウェット、理屈っぽい系がしっくり来ます。最近観たglee season2 のDVDでもAdele のTurning Tables をカバーしてました。歌詞が悲しくていいんです。
Adeleはただ者ではないと思いますが、正直年齢の割におばさん顔ではあります。 
You Tube でのライブは→  http://www.youtube.com/watch?v=3J4L4FP1WDY




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早期矯正治療

2012-02-02 | 歯並び、矯正の話

矯正歯科で早期治療というと、かみ合わせのズレや上下前歯のデコボコの改善が主だと思います。単純に早期治療が効果的かつお得なわけではなく、明らかに数年後の全体的な仕上げ治療が必要で、早期治療の効果が小さい場合。そして、早期治療と仕上げ治療の区切りが明らかでなく、治療期間が長引くだろうと思われる場合は、早くともほぼ永久歯に生え換わるまで待ちます。
この患者さんは前歯が永久歯に生え換わった年齢。歯の大きさと歯並びの大きさの不調和は小さく、早期に上の前歯の歯並びを改善すれば全体的仕上げ治療は不要であろうと判断して、上の前歯にブラケットをつけて改善しました。





上下の真ん中がずれていますが、上の前歯の向かって右側へのズレ、そしてかみ合わせによる下顎の向かって左側へのずれが合わさったものと診断しました。





内側にある歯をこのまま外側に押し出しますと、スペース不足のため動きにくいのと、一緒に真ん中の歯も前方に出っ張るように動いてしまいます。
そこで乳犬歯も含め6本にブラケットを装着して治すと、全体的にスペースが自然に拡大して、簡単で無理がありません。




7か月で一旦治療終了。裏側に保定装置を装着して今後の乳歯の生え換わりを待ちます。
デコボコの後戻りは防止しつつ、年齢的にも今後の自然なかみ合わせの安定を図るには、がちがちに固定するより、若干自由度があるこのような装置が良いと考えています。使用上のトラブルもほぼゼロです。
真ん中のずれがあまり改善していないので、今後の経過観察が必要です。







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