福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

乳歯が抜ける時

2011-08-28 | 口の中の問題

乳歯がグラグラして永久歯と抜けかわるのは、通常下の真ん中の前歯からです。前兆としてグラグラが始まる少し前から、下の前歯間の隙間が拡大して来ることが多いので、そういう状況が見られたら、そろそろと考えてもらって結構です。
前歯が生え換わる時期の相談として多いのは、
①歯がグラグラしてきて食べにくいとか痛いとか言っているが、乳歯を抜いたほうがいいでしょうか?
②乳歯が抜けないのに永久歯が裏側(内側)から出てきました。乳歯は抜いたほうがいいでしょうか? 歯並びへの影響があるのでは?
③乳歯が抜けて永久歯が出てきたけれども、捻じれたり内側にあります。矯正治療が必要になるのでしょうか?
特に第1子のお子さんの場合、心配で相談されることが多いように思います。
もちろん例外もありますが、大多数の場合当てはまる説明は以下です。
①に対しては、基本的に乳歯は自然に抜けかわると考えて欲しいと思います。特にお子さんにとっては初めての経験で多少調子が悪いこともあると思いますが、前歯が順番に生え換わるうちに慣れてきます。
②に対しては、特に下の永久歯前歯は元々、乳歯よりやや内側に位置しており、外側に向かいながら乳歯の根を溶かしながら出てきます。2列に並んでいても、乳歯の根は結構溶けていてグラグラしている場合が多くあります。乳歯が前方にあっても、永久歯は外側に移動しようという自力がありますので、自然に押し出して乳歯は抜け、永久歯がだんだん外側に並んでいくという改善が見られます。数カ月は経過を見ていて問題ない場合がほとんどです。
③に対しては、たとえ乳歯がすんなり抜けても、②と同様に永久歯は、出始めはやや内側に位置していて次第に外側に移動していき、捻じれや左右差なども改善していきます。この時期、歯並びの幅の拡大、永久歯は最終的には乳歯より外側に傾斜するなどが自然に起りながら、乳歯と永久歯の大きさのアンバランスを解消していくわけです。ですから、しばらくはそのまま経過を見るのが賢いわけです。
先日中国系の保護者の方が教えてくれましたが、乳歯が抜けたら上の歯は下に、下の歯は上に投げるそうです。今の親の世代は日本でもそうでしたが、これは中国からの輸入なんでしょうね。
ちなみに西洋では抜けた乳歯は容器に保存しておくのが一般的のようですね。我が家の息子たちも、確かすべての乳歯を壺のような容器に入れています。幸いに2人とも今のところは虫歯経験ゼロです。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
              http://www.futatsuki-dental.com/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残暑

2011-08-28 | できごと

好天が続いていますが、やはり例年通り残暑が厳しいですね。
昨夕は大名・舞鶴校区の合同夏祭りが催され、私も仕事を終えてから後片付けだけでも手伝おうと思っていましたが、週末の疲れが出て休憩をとらせてもらいました。
家内も子ども会育成会で、例年の焼きそば、棒付きフランク、甘栗などの調理と販売に参加しましたが、今年から合同夏祭りで人出が多く、例年の倍近く販売して相当忙しかったようです。












人間以上に暑さは不得意だと思いますが、帰りそびれて日本の夏を過ごさざるを得なかった方々。ご苦労さんです。








ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
              http://www.futatsuki-dental.com/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする