福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

新しい国産ホワイトニング材

2009-09-05 | 口の中の問題
当院でも保護者の方をはじめとして、歯石除去や歯のクリーニングなどの予防処置で来院される成人の患者さんは少なくありません。特にむし歯予防は小児歯科の分野から始まったと言っても過言ではありませんが、成人の場合はむし歯予防に加えて、当然歯周病予防も重要になってきますね。
以前も紹介したことがあると思いますが、PMTCといって歯科医院で器具や機械を使って歯の表面のバイオフィルムを除去すると、虫歯菌や歯周病菌が減った状態がある程度の期間維持できるので、むし歯&歯周病のリスクが減少します。同時に歯の表面の着色が綺麗に除去できますので、黄ばみがなくなり患者さん元来の白い歯が戻ります。当院でも基本的に小児、成人にかかわらず定期健診時や矯正治療期間中に全員に対して行っています。
さらに歯を白くしたい場合は、歯の表面のみでなく表面下の色素も除去する「ホワイトニング」があります。欧米ではかなり前から一般化しており、製品も種々あります。日本でも最近はかなり認知されてきていますが、国産の歯科医院用ホワイトニング材の種類が少ないので、個人輸入でアメリカから輸入して使用している歯科医院も多いようです(私自身もかつてそうしていましたが、手続きが結構面倒でした)。
最近、GC社といって世界的にもメジャーな日本の歯科製品会社から「Tion」という家庭で行うホワイトニング材が発売されました。日本は薬剤の認可基準も厳しく時間もかかるので、やっと1製品増えたというわけです。
ホームホワイトニングですので家庭で一定時間、一定期間マウスピース状のものを装着するという患者さんの頑張りは必要ですが、薬剤の濃度が低めなので歯に対する刺激が少なく、白さも不透明な真っ白けではなく、透明感のある白さになります。また、白さの後戻りも小さいという利点があります。
途中挫折しなければオフィスホワイトニングよりお奨めです。現在使用検討中ですが、暫くの間キャンペーンというかモニター価格設定で使用してもらおうかな~。







ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/
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