福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

怪しいようでためになる本

2009-06-20 | 歯並び、矯正の話
DR.阿部著の「やさしい矯正のすすめ」という本を購入して読んでいます。
成長期の歯並び噛み合わせ治療は、予防矯正とか咬合誘導とか呼ばれますが、私自身は歯小児歯科をルーツに矯正治療も学んできましたのでこの分野には長い間関わってきています。全て永久歯になったら突然矯正治療が診断や治療テクニックが違って難しくなるというわけではありませんので、高校生くらいまでの治療も通常どおり行っています。
歯科矯正というのは結構様々な学派というかテクニックというのがあって、各々の歯科矯正医はある種こだわりがある場合が多いように思います。テクニックが重要な分、マニアックというか。患者さん側にしてみれば、歯医者によって治療開始の時期や装置方法が異なるなどの混乱を感じていらっしゃることもあるでしょう。
私のスタンスとしては、矯正治療に限らず、できるだけ楽で簡単に、効率よくというのがあります。私が楽だと、患者さんや保護者の方も楽、そしてスタッフも楽というわけです。
最近あえて、簡単な成長期の矯正歯科関係の本を購入して、各著者がどのような考えでどのような治療と結果を出しているか、自分が現在行っている考え方や方法とも比較して再考したくなりました。凝り固まらず、いいトコ取りをして柔軟に考えたい。
DR,阿部の本は矯正全般の内容でテクニックや症例をあまり具体的には挙げてはありませんが、そのポリシーは非常に柔軟で、歯科全般を分かった上で歯科矯正を永年研究実践されてきたという経験によるものと思いました。一方で矯正歯科オンリーの歯科医師からは「ちょっと~?」という意見が出るのかも知れません。
本当に各論が知りたかったら、阿部先生のセミナーを受講しなさいということでしょうが、先生のポリシーに頷ける部分が多々ありましたし、私にとってはそれだけでOKです。
スーパーモダン矯正と名付けられていて、総論的には楽で簡単にという私のポリシーにぴったりです。全ての患者さんで簡単にとはいきませんが、私自身の方法もまだまだ勉強して進化を続けたいと思っています。




テクニックというより考え方を知りたくて、あえて入門書系を読んでいるところです。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/
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