「初陣 隠蔽捜査3.5」今野敏 新潮社 2010年(初出小説新潮2006年6月号~2010年5月号)
「隠蔽捜査」、「果断 隠蔽捜査2」、「疑心 隠蔽捜査3」に続く第3.5弾は連作短編集。語り手は警視庁刑事部長伊丹。
<指揮> 福島県警本部刑事部長から警視庁に異動になる伊丹。後任との引継ぎが・・・
<初陣> 警察庁長官官房総務課長は隠蔽捜査シリーズでおなじみ、竜崎。裏金について調べていると、伊丹へ・・・
<休暇> 伊香保温泉へ一人で旅行しようとする伊丹。しかし事件が起こって・・・
<懲戒> 選挙違反のもみけしをしようとした刑事。懲戒処分にすべきか迷う伊丹・・・
<病欠> インフルエンザの伊丹。こんなときに事件が。竜崎のアドバイスは・・・
<冤罪> 碑文谷署で誤認逮捕が。どうすべきか竜崎に相談すると・・・
<試練> 堅物の竜崎を試すために警備部長の藤本は美人キャリアの畠山を竜崎につけようとする。その話をきいて、伊丹は・・・
<静観> 大森署管内で不祥事が続く。署長の竜崎は気にしていない様子。それを見て伊丹は・・・
てな感じ。<試練>で少し登場する畠山は「疑心 隠蔽捜査3」に登場するはず。どうしてそのような登場をすることになったのかが分かる。また<静観>では、静観すべきときは右往左往せず静観するのがベストであるという教訓が身にしみた。伊丹も私もついウロウロしてしまうタイプなので。
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉今野 敏新潮社このアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます