まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

レトロな横川駅前広場と頑張っている小さな映画館

2015-02-21 22:07:08 | 日常
平成27年2月21日
今日仕事の合間を縫って久しぶりに映画を見に行きました。
「三里塚に生きる」成田空港の建設反対闘争の過去と現在を記録したドキュメンタリー映画です。時節柄、国家権力の横暴で卑劣な実体を改めて知らされました。最初から問答無用、強引な方法でなく、丁寧な対応、話し合いをしていればこの様な死者を出すほどの長期にわたる闘争にはならなかったと思います。
この映画を知ったのも奇妙なご縁でした。18日の「山に学んで50年」最終回の横にこの映画の批評が掲載されていたのです。今日が最終日で私の行ったのが上映最終回でした。定員70名の小さな劇場ですが初回の午前は100名余りの大入、午後の最終回は20名余りでした。この小さな劇場「横川シネマ」は以前は成人映画の上映される劇場でしたが経営不振で閉鎖、2年前から横川商店街振興組合が引き継いでおります。上映される映画も一般の映画館が上映するメジャーな作品でなく見所のあるドキュメンタリー作品や話題作、個性的な作品を取り上げています。貴重な映画館であり本当に大事にしていきたい気分です。映画だけでなく商店街の企画行事の会場となったりやサンフレッチ試合も放映しています。これはもちろんいつも満員とのことらしい。この様に今や横川商店街の中心的施設です。衰退する商店街が多い中この町は元気です。魅力ある企画がいっぱいあります。町の雰囲気もレトロでハイカラです。とりわけ横川駅前広場はヨーロッパの駅を思わせるような鉄骨の大屋根で街路の工作物も地元の特産である鋳物で作られ雰囲気があります。JR山陽線、可部線、バス、電車の要衝で1日の乗降者も4万2千人と多く駅前商店街も活気があり、みんなが町を盛り上げる気概が伝わってきます。ここは日本最初の国産乗り合いバス発祥の地です。明治38年2月横川から可部まで14,5キロが開通しました。最近では地元広島の女子サッカーのスポンサーとして盛んに応援されていました。山岳連盟の事務所もこの町にあります。赤帽組合の事務所も近くにありますよ。是非一度アートの町・横川にお越しください。
追記
大都市 東京の魅力は何でもあることではないでしょうか。大勢の人間がいるので特徴のある小さな店もはやる。地方では経済的に成り立たないものでも東京では成り立つ。地方ではそのようにゆかないので育てるという意識と支援が必要と思います。この小劇場も同様ですね。皆の熱意の結晶です。
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