![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/fd/ed6259db84918890b43025bb5bc58e20.jpg)
(海見山山頂の三角点。平坦な笹原に突然現れました。樹林帯であり展望はありません」。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/49/847f720f1a68253693d83326056bd2c3.jpg)
(このデーターは時間4時間24分、休憩1時間7分、距離8,9キロ、のぼり570m、下り570mです。)
令和4年6月19日
今日初めて念願の海見山に登ってきました。
海見山は北広島町にある山ですが広島より千代田町に行くときには国道261号線の急坂を登り切った明神峠にそびえる山です。この峠が陰陽の分水嶺になっています。
名前のごとく山頂からは広島湾の展望が素晴らしいのだろうといつかは登りたいと憧れていました。
実際は深い樹林帯に覆われ全く展望は効きませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/5f/9f54e5de69b986e9ef0250292be2d948.jpg)
(丸押バス停(国道261号線沿いにあります。)から見た海見山。この横に駐車場、名水汲み取り所、登山口があります
標高差は約500m、市内からは60㌔、1、5時間余り要します。簡単にいけそうであるが何となく中途半端で今まで温めていました。
この度登山靴を買い替えたとき新品のシリオやほかの登山靴は底の長さが29㎝なのにマインドル製品は31㎝と一回り大きい。果たしてこの靴でアルプスの岩場は大丈夫なのか不安になりましたので、よい機会だと試してみることになり今日の登山となりました。
丸押バス停の先が登山口です。そこに海見山伏流水という名水の水汲み所があります。超軟水とのこと。美味しい水です。その前に広い駐車可能な場所があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a8/be01e771c20aefd93850fa89456b06c6.jpg)
(登山口の林道は土嚢で閉鎖されています。)
登山道の入り口の林道には1トン土嚢が十数個置かれふさがれています。通行止めとゆうよりか林道の土砂が国道に流れ込まないようにふさがれている感じです。だから林道は車では通行できませんから歩かねばなりません。樹林帯の中くねくね道の林道が続き、3000⒨の地点にある分岐を見過ごしして3、5キロ先の無線中継所・標高800mまで登ってててしまいました。ここから頂上までは約800mあまり、藪こぎを繰り返し、鉈で笹や枝を切り払い、ピンクテープで見やすくして、ようやく正規の踏み後をたどり頂上へ。頂上と言っても笹原の切れ間に四角い三角点があるだけで何もありません。何もない樹林帯の中。山名の標識もない淋しさ。正規の登山道を下り中継所手前で林道におりました。そこには「海見山入り口」という粗末な看板がありましたが見落としてしました。標高は765m地点です。中継所の500⒨手前です。その手前にパイプの電柱がありました。それには「明神幹95」との標識が付いていましたからこれを目印にすればよいでしょう。林道も3か所片側が崩れていました。手入れしなければお金をかけた林道も荒れるばかりでこのままでは今後車両は通行できなくなるのでは、林道周辺は杉やヒノキの植林とか頂上も笹原が茂り全く展望はありませんでした。森林浴のための山のようです。このような全く展望のない山もめづらしいですね。昔は北の方に縦走されたようですが今は笹がよく茂り藪こぎ覚悟でなければ難しいようです。笹原のピンクテープと一緒の見覚えのある標識プレートがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/1b/23778b491aa34511a9b152ac701464ba.jpg)
(田部さんが2021年5月30日に歩かれ足跡のプレートです>
「広島市の山を歩く」というガイドブックを書かれた田部戒自(たなべかいじ)氏が昨年つけられたものです。帰宅し調べてみるとこの本は2004年、今から18年前に書かれた本です。著者の年齢は現在88歳、このお年になっても自分の書かれた山を再度歩かれて確認されていることに頭が下がります。
お目にかかったことはありませんが、広島周辺の山々でこのプレートも発見するたびに里山を愛する心が通います。ご苦労様です。本当にありがとうございます
展望もなく、藪こぎを強いられ、あまり登山者の来ないこの海見山。田部さんを見習って「海見山登山口」と「海見山(870m)」の標識いつの日か設置して皆様のお役に立ちたいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/52/54554353f09535158c01527c2a7cdc47.jpg)
(広島市周辺の76の山々をあらゆるルートから調査されています。私にとっては貴重な山のバイブルです。)
肝心の登山靴の方は柔らか目の靴なので厚目の靴下をはき、締め具合を調整すればしっかりと使えそうです。
この夏、針の木雪渓が待っています。