まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

[信州の山小屋応援プロジェクト」

2020-07-29 22:48:12 | 日常
令和2年7月28日
今週末から焼岳から西穂高岳・奥穂高岳の縦走に出かけます。その時には梅雨明けとなればよいのですがどうでしょうか。長野、岐阜両県は先般の豪雨災害により松本から平湯に行く国道等や、上高地線も土砂崩れにより通行止めになるなど大きな被害が出ています。そのような地域や山の情報を集めている中で「信州の山小屋応援プロジェクト」という計画があることを知りました。今回宿泊する山小屋も営業されていますが『三密」を避けるため受け入れる人数も制限されています。経営的には大変な痛手でしょう。長野県は3000m級の山が15座、日本百名山の山が29座と文字通り日本の山岳県です。山小屋も150軒あるといいます。それらの山小屋の人々が登山道整備や山岳の環境保全に努めていただいているので登山の良好な環境が守られています。この制度は長野県のふるさと納税として集められています。募集期間は7月1日から8月31日まで、目標額は1000万円、7月27日現在4,986,000円集まっています。今回の場合、事情が事情ですから返礼品はありませんが寄付額については所得控除は適用できます。今回長野県に行きますから何とか協力したいと思います。皆さまもできればご協力お願いいたします。
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物流新聞に私の『登山道整備活動」が掲載される。

2020-07-25 10:06:47 | 日常
令和2年7月22日
先日、お客様のところににお伺いした時「福原社長、あなたのことが物流新聞社の「物流ウイークリー」に掲載されていたよ」といわれびっくり。以前,記者の方から取材を受け資料はお渡ししていましたがそのまま時間が過ぎており、掲載するとは聞いていなかったので驚きました。この新聞は全国ネットの物流、運送、ロジステック業界の総合専門誌で運送業界から流通業界までのあらゆる最新情報が網羅されて広く購読されています。毎週月曜日,発行部数約16万部、全国の物流関係者に届けられています。
赤帽組合の行事で取材に来られた時知り合い、記者の方も同じ登山が趣味ということで取り上げていただいたのでしょう。どこにご縁があるかわかりませんね。
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何故か、ラッキー「瓶ヶ森(1897m)例会山行」 

2020-07-13 23:53:07 | 日常
令和2年7月12日(日)
今回の例会山行は私の愛弟子ともいえる後輩がリーダーをされるので石鎚山系の瓶が森に行ってきました。瓶ケ森(1897m)は石鎚山系では主峰・石鎚山(1982m)に次ぐ第二位の高峰です。この山頂から氷見二千石原と呼ばれる笹の草原越しに見る石鎚山の雄大な風景は秀麗で心に深く残って離れません。今回のルートは登山口の西之川から頂上の瓶ヶ森(女山)まで標高差1465mを登り、東之川に下山し、出発地点の西之川の戻るという高齢者にはかなりハードなルートです。
参加者は11名(男7名、女4名)、年齢層は私が76歳で最高齢者、70歳代が2名、60歳代が5名、50歳代が2名、40歳代が2名という構成。このうち8月に焼岳から奥穂高岳を縦走するメンバー6人中5人が神島一周に続きトレーニングのため参加しています。今回のリーダーも奥穂高岳縦走山行は高齢者が多いので共同装備等の荷物持ち役として参加してくれています。私もそのお礼の気持も込めて今回参加しました。ところが天候が悪い。今月3日以降は西日本全体、特に九州北部や熊本県は線状降水帯が居座り、連日の豪雨続きで河川が氾濫し多くの死者を出し、さらに梅雨前線の豪雨は岐阜県や長野県にも及び大きな災害をもたらし、上高地周辺でも土砂崩れ等の被害が続出しており心配です。そうなれば当然この日も雨天が続き、降水警報が発令され、中止になるだろうとあきらめておりましたが、なぜか不思議なことにこの日に限り、雨がやみ、曇りとの予報が初めから変わりません。私は普段の登山でも強風では中止のすることがありますが、雨は不問で雨天決行にしています。
今回も同様で万一警報が発令されても「西之川の大崩落地跡」を見物するだけでも行く甲斐があると考え天候にかかわらず行く予定でいました。
[西之川大崩落地跡」は、日本土木学会の土木遺産に認定されてる華麗な「大宮橋」を渡って300mくらい東之川方面に行ったところにあります。2012年、山の斜面が稜線からえぐり取られ山全体が崩れています。家のような大岩がごろごろと谷を埋め尽くしています。初めて見たときには、あまりの自然の猛威に身の毛が逆立つ恐怖心で打ちひしがれました。自然の猛威には人間はあがなえない。このことを深く胸に刻んで決して無理はしない。特に四国の山は雨には弱い、崩壊する危険があることを後輩たちに伝授したいと熱望していましたが今日その思いも伝授することができました。
余談になりますがこの迂回道路を作るため小学校をつぶし、そこに立派な橋桁が作られ何億円もの費用が掛かったことでしょう。しかし今、過疎化が進行し、東之川集落に住んでいる人は何人おられるのでしょうか。費用を考えれば疑問が残りますね。
当日は午前4時20分、しまなみ海道、因島の大浜パーキングで合流。6時過ぎに西之川到着。雨の中の登山、展望も望めないにもかかわらず11名も参加とは本当に素晴らしい。意気込みが違います。まさに、我会の将来を担う精鋭部隊です。無人有料駐車場に車を止め、雨具を完璧に着込んで6時47分、いざ出発。名古瀬登山口までは車道を歩く。皆さん元気で快調。私が一番遅いので山道に入るここから2番目を歩かせていただく。ここからは樹林帯に入るので雨具の上着は脱いで半そでで行動。気温も低く快適。歴史のある修験者道であるが方々崩落しているが道は明瞭、標識も多くあり迷うとことはない。順調に高度を稼ぎ「常住」で一息入れる。次は比較的楽な「鳥越」までの道。この付近から体調が悪い人が出てスピードダウン。中高年は寝不足等体調の良しあしで変わります。全体が遅くなってもいけないのでリーダーが付き添うことになり、引き続き私がペースメーカで先頭を行かせてもらう。今回の核心部はここから「瓶壺」までの急坂、標高差約500m、意外なことに楽に登れました。なぜか登山道はジグザクのつづれ折りだからです。昔の人は人が疲れないようにやさしい道を設計されています。急坂も楽になり、ササの原が出てくるとそこは懐かしい瓶壺谷の源流、瓶壺です。10時45分着。川の流れ中に五右衛門ぶろのような水たまりがあります。ここまでくるとあとは終わったようなもの。笹原が広がり、あと標高差200mあまりで頂上です。隣の男山への直登路はやぶ状態で時間がかかりそうなのでヒュッテ分岐から往復する。瓶ケ森頂上(女山)は靄の中で展望は聞かない。集合写真を撮り、早々にヒュッテに下る。閉鎖された建物の横に立派な「瓶ケ森避難小屋」が建てられている。平成29年にバイオトイレとともに建築され、広さは40平方メートル程度、内部は半分は板の間の座敷と土間、天井は低いが屋根裏部屋も使えます。杉の香りも心地よく、またきて泊まりたくなりました。この山行、最大の収穫でした。あとは2時間余りただひたすらに下るのみ。滑りやすい岩や苔むしたはしごに注意しながら安全第一に下りました。「新道分岐」では旧道側を下ります。標識もたくさんあり迷うようなところはありません。東之川、15時35分着、連日の雨にもかかわらず川の流れは清らかで水量も普段とは変わらなかった。ここには今も住んでいる人があるのでしょうか。目についた家は門戸を固く閉じられ、人気が感じられません。道沿いの墓地も叢に覆われています。終了地点まじかの大崩落地を見物して大自然の猛威を体感していただきました。16時10分、西之川に全員事故なく無事帰着。雨具を着用するほどの雨量でなく涼しくて快適に歩けました。広島では来週の半ばには大雨との予報が出ています。当分雨の日が続きます。本当に良い訓練になり、ラッキーな1日でした。いろいろな問題点、課題があるが対策を講じて、必ず目的完遂の強い意志を持って行えば、必ず「こと」はなると確信しました。まさに「断じて行えば鬼神もこれをさく」の言葉通りです。
     山行時間 7時間42分、休憩時間 1時間41分、  合計時間 9時間23分でした。ほぼガイドブック通りの時間です。
   訓練は期待を裏切らない。今後とも岩屋の観音さんに登ります。
今回、家庭の事情で参加できなかったメンバーも先週、東赤石岳に登り9時間歩いたとのこと。みんなが努力し訓練に励んでいます。8月初めの焼岳から奥穂高岳縦走登山の成功を確信しました。

追記、1
この西之川大崩落地については事故直後の様子をブログに記していました。
直後の現地の生々しい様子がわかります。
是非ご覧ください。
   2013年(平成25年)8月26日 「安全はすべてに優先する」です。

追記 2
  上記ブログに記載された穂高岳山荘前の転落事故については下記のブログをご参照ください。
  2010年(平成22年)8月6日  「命が惜しければ ヘルメットを被りましょう」
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