まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

第100回 草創記念登山・熊ヶ峰

2019-02-24 23:02:08 | 日常

平成31年2月23日

今日は我会の発足を記念した100回目、すなわち人間でいえば100歳の誕生日という特別な日です。1919年(大正8年)2月23日、ここ熊ヶ峰に登り、初登山、発会を祝いました。100年の歴史は県下で最古であるだけでなく我国においても稀有な存在であります。私も4時起きで5時前に家を出ました。今日は明王院発とあんずの里発の2隊に分かれて出発しました。私が参加したB隊は40名。7時に出発、明王院から妙見社、彦山、葛城山を経て熊ヶ峰(437m)に登りお昼前に記念式典の開催されるファミリーパークに到着。会場では既に仲間の方が作られた美味しい甘酒や豚汁が準備され、みんなで頂きました。式典では草創記念の由来が説明され、桜の記念植樹や会歌の合唱を行いました。100名あまりが集い盛大な式典でした。新しい役員も活躍され、若い会員も多数参加されていました。世代交代も順調に進んでいます。最近、私は年配者に配慮した山行を実施していましたが、テント山行をやりたいという若い女性や広島市から登山技術を学ぶため入会したという男性もおられました。嬉しく頼もしい限りです。その人たちの期待に背かぬような年間計画が必要であると思いました。午後は皆さん鞆の医王寺まで行かれましたが私はなかなか福山にも来れないので、気がかりな蔵王山の遊歩道整備のため分かれて田尻に降りて蔵王山に行き、3月10日の工事個所の確認、その次の整備予定地の計画図作成のための測量を行いました。今日の歩数は38000歩よく歩きました。

 

(写真は記念植樹を見守る会員の様子です。花壇の中に3本の桜を植樹したので周囲は花壇の花や根などを植物を踏みつけてしまうので中には入れません。遠方から眺めています。)

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「ふたりの桃源郷」をみて「老い」を考える。

2019-02-21 11:59:47 | 日常

平成32年2月19日

福山山岳会100周年記念行事の一環としてこの映画の上映決まり、今日の会議の時にダイジェスト版の試写がありました。今日の試写会で涙した人は本番では号泣されることでしょうと言われました。どのような映画でしょうか。この映画は山口放送開局60周年記念事業として制作されました。山口県岩国市美和町の山奥、電気も水道も通っていない場所で暮らす老夫婦の暮らしと、そして家族の姿を、足掛け25年にわたって取材したものです。取材時と完成時期が十数年と離れているので今では少し状況が異なっている様に感じます。見た人によりいろいろな境遇の違いがあり受け止め方も異なりますが私には感動ではなく「老い」の進行の様子が興味深く受け止めました、元気な人も体の動きが衰え、次には気力がなくなり、ボケが始まり、施設に入り、寝たきりになり死を迎える。心技一体といわれるがまず自分で食べること、そして体力が大事、体の動きを保持すれば気力も湧くと思いました。感動したところは両親を慰労するため、伊勢に家族旅行したときみんなが一緒に住もうと哀願する場面でした。親を思う気持は変わりません。現在入院中の祖母を看護しているのでよくわかります。しかしそれを振り切り元の山里に帰る。そこが「二人にとっての桃源郷」なのでしょう。タイトルコピーには水も電気もないとあるが水は谷川の清流から引き、電気は来ていないが発電機で発電して賄っておられます。不足するものは街に買いに行きます。この人里離れた場所で作物を作れば、大部分はシカやイノシシのえさ場であり、ましてサルなどがいればお手上げである、普通なら鶏を飼い卵や肉を自給自足で補給、ヤギなどを飼い乳を得たり草取りをさせるがそのようなことが現実ではないでしょうか。ダイジェスト版のため写っていないのかな。今回の映画はご夫妻の生活の記録であり理想の姿というものを描いたものではありません。だから「ユートピア」ではなく「桃源郷」なのでしょう。私の祖母は今年100歳。歩行は少し困難ですがボケずに元気です。その源は会話、多くの人とのコミュニケーションがボケ防止になっていると確信しています。祖母は今月初めから本人の不注意により転倒し腰を痛め入院している。年を取れば頑固になり家族の言うことを聞かないこともあります。このような事故を起こせば家族の負担になるのだから世話する人の言うことをよく聞きなさいと不注意すると腹を立てて怒ったことがあった。反面ではこの気持の強さが長生きさせているのでしょうか。週3日はデイサービス、その他の自宅にいる日には交代で友人、親せきが来て話し相手やゲームに付き合っています。友人が来た時の茶会にも仲間に入れて会話し、皆のお母さんとして慕われています。まことに幸せな老後といわなければならない。これも実の娘の姉が世話をしているおかげでしょう。核家族の現在、親子三代暮らした昔が懐かしく思い出されます。

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JFEスチールの枕木を見に行く

2019-02-20 23:07:45 | 日常

平成31年2月19日

今日,JFEスチール福山製鉄所に使用されなくなった中古枕木を見に行きました。現在蔵王山の遊歩道の整備をやっていますがそれらの登山道の整備には枕木は耐候性もあり貴重な品物です。ここには使用されなくなったものがあるというので会長さんを含め4人でそれを見物に参りました。この工場は世界一の規模と生産量を誇ります。その面積は福山側が900万平方メートル、、笠岡側が520万平方目メートルの合計1420万平方メートル、ちょっと想像できませんが福山市街地の3分の一くらいの広さがありますから、その広さを想像してみてください。福山側の高炉がある方は何回も来ましたが笠岡側は鋼管工場だけでその他は土砂の山の荒れ野が広がり、草が生い茂っていますから迷子になりそうです。雨あがり、未舗装の道を行くのですから車が泥だらけになりながら走ります。市街地にこれだけの遊休地があればいろいろなことに使用されます。将来性の豊かさを感じました。目当ての枕木は廃品置き場一面の置かれています何千個かはたまた万に近い枕木がありました。枕木は通常には使われていない広軌用のものです。通常よりはひとまわり大きい2400×240×150が標準ですが、300ミリ角くらいの四角い形状のものもあります。1本80キログラムくらいありますから運搬が大変です。半分に切断しなければならないですねというと半分に切断したものもありますとのこと。これが手ごろでちょうどよい。すぐに気に入りました。材質は東南アジア産のケンパス材に防腐剤を注入されたものですがよく乾燥されていてカンカンと乾いた音がします。工場ができてから46年ですからかなり年数は経ていますが耐候性に優れ見た目も年季が感じられます。現在は園芸店やホームセンターで園芸やアクセサリーとして販売されていますが人気があります。これだけあれば売却すれば数億円にはなりますが廃棄品として置いてあるのは余裕でしょうか。とりあえず80本あまり譲っていただけるようにお願いして帰りました。どんどん登山道整備に使用され皆様のお役にたてばよろしいですね。

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例会山行「水ヶ浦山」

2019-02-03 21:07:54 | 日常

平成31年2月3日

水ヶ浦山は毎年正月に宿泊している安浦町の「グリーンピアせとうち」の裏山のような存在の標高151mの山です。かっては遊園地が整備されこの山にもハイキングコースがありましたが今は手付かずのまま放置されているので荒れ果てています。登山というよりは温泉付きの食事会のついでに登山をするというぐらいでかって数年前に実施してみんなの評判がよかったのでゆっくりくつろげる例会山行として計画しました。参加者は19名。降水確率が高く欠席もあるのではと心配したが申込者全員の参加でした。その意気に感じてか行動中の午前中は曇りで食事中の午後から雨となりました。皆さん福山から8時39分の列車で安浦駅到着、直ちに送迎バスでホテルに、準備体操をして9時10分出発、コースは2キロ余り、階段も所々土砂が流出したり、手摺も腐食しているが歩くには支障はない。入口の倒木をみんなで伐採し通行できるようにしました。最初から500段余りの階段、息が上がりましたが「六根清浄」の呼吸法を伝授し登りきる。稜線に出ると地図と磁石で「山座同定」の勉強、途中でツエルトの使い方を体験、下山すればそこは「安浦海の駅」平成24年のNHK大河ドラマ「平家物語」のロケ地、撮影に使用された海賊船や大型の和船が展示されている。この辺りは遊園地の跡ですが今はその名残が残るのみ。何か有効な利用方法はないものでしょうか。ホテルの経営を委託されている休暇村もホテルが手いっぱいでほかのことには手が回らないのでしょうね。惜しいですね。11時にホテルに帰り入浴、ドゴール湯とかの温泉、あまり汗はかかなかったが後のビールを楽しむためひと汗流す。12時から食事会、各自お刺身、ステーキ、天ぷら等それぞれ好きなものを注文、お鍋や、パンケーキがお代わりできました。いつもの例会山行では禁酒ですから今回はビール付きですから気分もリラックスできました。各自、自己紹介とか山の話等で盛り上がりました。半分くらいは初めて会う人でしたがいろいろなことを知ることができました。100キロマラソンやウルトラマラソンの250キロ萩往還に挑戦している猛者もおられれば今回がちょうどよいという人もおられました。各自それぞれ目標は異なりますがよく一緒に行っていた方から「体に自信がなく引っ込み思案になるとなかなか挑戦できなくなる」とのお話がありました。体と心、どちらが主とは決められないが関連が深いことは間違いないですね。まずはまじめに訓練して挑戦しましょう。年齢を重ねれば仲間に迷惑をかけることもありますがお互い山岳会の仲間、同志ですから助け合って挑戦を応援することも必要であると思いました。食事会の時間も30分延長する盛り上がりで多くの人の意見が聞けて本当に良い食事会、例会山行でした。また計画しなければなりませんね。

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