令和元年8月27日
台風10号の上陸以降、雨模様の日が10日あまり続いています。夏なのになぜかと考えて見ますと例年9月に発生する秋雨前線が半月も早く到来しての現象だと思いました。気候が変わってきているのです。このうっとうしい天候に加え、更に疎ましい冤罪事件が発生し気が重くなりました。8月25日「煙石博のブログ」に掲載された「松山東署誤認逮捕事件」です。煙石博さんの冤罪事件と同じ構造です。この事件は今年1月、女子大学生がタクシーの車内から売上金5万5千円を盗んだとして5月下旬から連日取り調べを受け7月8日家宅捜索を受け逮捕されました。この時点で実名で公表されました。そうなると一般人は犯人と考えます。しかし、タクシーに乗車していなかったことが判明、別な容疑者が浮上したことから10日に釈放され、7月18日に誤認逮捕であったことを認めた事件です。ドライブレコーダーに写った写真と似ていたこと。容疑者が同じアパートに住んでいたこと。この偶然が重なり犯人とされて様です。乗ってもいないタクシーに乗ったことにされ警察側は犯人と思いこみ、連日自白を強要された。無罪が明らかになったのちも謝罪はなく警察は「誤認逮捕となった原因を調査する」とコメントしているだけ。警察は21日に県警察職員の福祉厚生団体である互助会から見舞金として50万円を支払ったとのこと。なんとも妙なことをするものだ。償いなら国家賠償補償としてなされるべきものなのに・・・警察の誠意を見せたつもりなのでしょうか。8月1日に被害者の女子大生が取り調べの状況を書いた手記を公表されその記事が読売、朝日等の全国紙で報道されました。中国新聞では取り上げていませんでしたが・・・「煙石博のブログ」にその手記の内容が掲載されていますのでご覧ください。警察の取り調べの状況が詳しく記載されています。今治市出身の山本国家公安委員長は記者会見で「極めて遺憾である。大変な怒りを持って推移を見守りたい。良く指導する」とのコメントを出されているが幾度となく繰り返される誤認逮捕にどのように対処されるのでしょうか。ちなみに2010年度には343件もの誤認逮捕があったとのこと「明日は我が身」と考えざるを得ないですね。取り調べの可視化、弁護士を取り調べに立ち会わせることこれなくして被告の権利は守れないように思います。何度も言うことですが警察ごとには弁護士を呼び同席してもらうこと。これ絶対、大切ですよ。助けに来てくれる弁護士を見つけておきましょう。
追
松山地検はこの事件について被疑者補償規程にもとずき、一日補償額の最高額である12500円の3日分 37500円を支払うことを決めたとのこと。
台風10号の上陸以降、雨模様の日が10日あまり続いています。夏なのになぜかと考えて見ますと例年9月に発生する秋雨前線が半月も早く到来しての現象だと思いました。気候が変わってきているのです。このうっとうしい天候に加え、更に疎ましい冤罪事件が発生し気が重くなりました。8月25日「煙石博のブログ」に掲載された「松山東署誤認逮捕事件」です。煙石博さんの冤罪事件と同じ構造です。この事件は今年1月、女子大学生がタクシーの車内から売上金5万5千円を盗んだとして5月下旬から連日取り調べを受け7月8日家宅捜索を受け逮捕されました。この時点で実名で公表されました。そうなると一般人は犯人と考えます。しかし、タクシーに乗車していなかったことが判明、別な容疑者が浮上したことから10日に釈放され、7月18日に誤認逮捕であったことを認めた事件です。ドライブレコーダーに写った写真と似ていたこと。容疑者が同じアパートに住んでいたこと。この偶然が重なり犯人とされて様です。乗ってもいないタクシーに乗ったことにされ警察側は犯人と思いこみ、連日自白を強要された。無罪が明らかになったのちも謝罪はなく警察は「誤認逮捕となった原因を調査する」とコメントしているだけ。警察は21日に県警察職員の福祉厚生団体である互助会から見舞金として50万円を支払ったとのこと。なんとも妙なことをするものだ。償いなら国家賠償補償としてなされるべきものなのに・・・警察の誠意を見せたつもりなのでしょうか。8月1日に被害者の女子大生が取り調べの状況を書いた手記を公表されその記事が読売、朝日等の全国紙で報道されました。中国新聞では取り上げていませんでしたが・・・「煙石博のブログ」にその手記の内容が掲載されていますのでご覧ください。警察の取り調べの状況が詳しく記載されています。今治市出身の山本国家公安委員長は記者会見で「極めて遺憾である。大変な怒りを持って推移を見守りたい。良く指導する」とのコメントを出されているが幾度となく繰り返される誤認逮捕にどのように対処されるのでしょうか。ちなみに2010年度には343件もの誤認逮捕があったとのこと「明日は我が身」と考えざるを得ないですね。取り調べの可視化、弁護士を取り調べに立ち会わせることこれなくして被告の権利は守れないように思います。何度も言うことですが警察ごとには弁護士を呼び同席してもらうこと。これ絶対、大切ですよ。助けに来てくれる弁護士を見つけておきましょう。
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松山地検はこの事件について被疑者補償規程にもとずき、一日補償額の最高額である12500円の3日分 37500円を支払うことを決めたとのこと。