まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

京都一周トレイル(東山、草深コース)を歩く

2016-03-28 23:35:27 | 日常
平成28年3月27日
私の山岳会における沢登、上高地冬期キャンプ等の山行計画も順調に後輩たちに引き継いでいただき後はこの夏の剣岳・八ツ峰縦走が残るだけになりました。その後の私の山歩きは年齢体力にあった里山歩きとなるでしょう。かって歩いた万葉の道、飛鳥路となります。京都の山といえば愛宕山、比叡山しか行ったことがありませんが最近は京都周辺の山歩きが話題となり注目を集めています。

東京への引越の帰りに念願の京都一周トレイルの一部を歩いてきました。
京都一周トレイルは京都の周辺の山3コースと丹波高原の京北コースを加えた4コースです。が東山コースは伏見稲荷から始まるのですが地図には下方に伏見桃山駅から伏見稲荷までの番外の草深コースも書かれておりそこから始めました。
午前7時に伏見桃山を出発、約9,5キロ歩いて午前10時に伏見稲荷、そこから東山コースを約17キロ歩いて午後4時に銀閣寺に到着しました。東山コースの終了点はケーブル比叡駅ですからあと7キロくらいあります。
草深コースを歩かなければ1日で十分に歩けるコースです。
今回歩いて気が付いたことはコース沿いには見所、有名なとことが多いので説明文を読んだり,拝観していれば時間がかかります。
でもめったに来れませんから素通りはできませんから時間が掛かるのは仕方ないと思います。観光と山歩きが目的ですから早く歩くのではなくゆっくりと余裕を持って歩きましょう。
標識は統一され立派なものが地図の番号どうりに設置されています。
しかし街中では4回迷いました。1回10分のロスとしても合計40分,大きいですね。
山中では迷いませんが街中では茶色ですから目立たない。設置場所が道角ではなく、途中にありポイントを見過ごす。
公園や広場に場合は分岐点までの距離が書いてないので道が見つけにくい。
迷ったところはF9の桃山城の裏の広場、7番 泉涌寺の分岐点 9-2の分岐点、道が狭くわかりにくい、32番、蹴上浄水場、広い公園でどこにあるのか分かりにくい。
トレイルコースはよく整備されており、我々登山者がある歩くだけでなく走る人にも走りやすく、多くのランナーに出合い、個人の方も15人余り出会ったし10人余りのグループで走る人もおられた。比婆山スカイランのチラシを持参して宣伝すればよかった。残念。
今回気付いたことは天皇の御陵の多いこと。行く先々にあります。明治天皇の御陵が伏見桃山にあるとは初めて知りました。それに伴い殉死された乃木大将ご夫妻の墓も傍にあり、乃木神社となっていました。
いたるところに名所旧跡があり歩が進みません。
伏見稲荷のにぎやかなこと。人波が多く歩けません。外国人が多く特に中国人の好きな朱色の鳥居は大人気のようです。1万本の鳥居は頂上まで切れることがありません。一基17万から130万円と言いますから一番儲かっているのは伏見稲荷さんのようです。
泉涌寺の立派なこと。驚きました。聞けば天皇家の菩提寺とのこと。皇族の方が京都に来ると必ず寄られるとのことでした。
円通寺橋の枝垂れ桜、有名だそうですが実に見事でした。
タケノコをとるための竹林もよく手入れされて京都らしい風景でした。
京都は世界で一番魅力ある観光都市ですがこれだけの素晴らしい文化財が先の戦争においても空襲に見舞われることなくよく守られたこと、人間の英知に深い敬意をあらわしたいと思います。
帰路、これも念願の「一条戻り橋」を見物して帰りました。
(写真は有名な円通寺橋の枝垂れ桜)
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天応岩登り訓練

2016-03-23 00:18:24 | 日常
平成28年3月21日
この5月の連休に憧れの宮崎県の比叡にクライミングに行くので4人全員が参加して天応岩場でトレーニングを行いました。比叡の岩場を想定してクラックとフエイスの訓練をしました。クラックは銀座尾根を登った第2フェイスのキャッチミーと呼ばれる通常のルートの右側に古いルートがあります。錆びたリングボルトやハーケンが目につき松なども茂ってきています。私には初めてのルートです。クラックにはカムも使用しました。2ピッチでしたが緊張感もあり楽しめました。フェイスの訓練はなめらエリアの徳本を登りました。平素は苦労するルートなのですが上手な人のムーブを参考にできたので一回でスムーズに登れたのは自分でも驚きました。荒い目の岩肌を登る感覚もつかめました。
この両コースも全員スムーズに登れたので本番でも大丈夫とお墨付きを頂きました。ちょっと寒い日でしたが充実した練習に満足です。多忙な時期でもあり頻繁に電話がかかり仲間には大変ご迷惑をおかけしました。
波静かな瀬戸の海を眺め、そそりたつ岩壁を気のあった仲間と登る快感、仕事も済ませ遊びを思いきり楽しむ。
なんと幸せなことか。本当に充実した1日でした
あともう1回訓練をして本番に備えるつもりです。
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心と体の関係は・・・・男の修行か

2016-03-19 23:03:41 | 日常
平成28年3月19日
もうすぐ桜の季節。我が家の庭もいろいろな草花が芽吹き今や遅しと出番を待っています。沈丁花もよい香りを漂わせています。
このところ胃腸の調子が悪く気分もすぐれずパッとしませんので、先日、内視鏡検査を受けてきました。
以前受診した時には口からカメラを挿入し先生が画面を見ながら説明されたような記憶がありましたが今回はのどの筋肉弛緩剤を飲み、腕に麻酔薬を打たれたらそのまま寝てしまい気が付いた時には既に完了していました。鮮明な画像からは特に悪い様子は見えませんでした。薬も必要なしとのことでした。
精神的なものが原因のようです。
我社は24時間営業のため夜中に起こされ出掛けることも多々あります。それが我社の仕事ですから文句は言えませんが。・・・そのため寝不足に加え食生活も不規則になり、疲れから体調を崩したようです。多忙な仕事やトラブルも重なりストレスがたまれば気力もなえてくると体が異変を訴えてくる。そうなれば言葉もきつくなり人間関係も悪くなり、それらが重なればまた大きな問題を起こし悪循環が連鎖する。取引先の納得のゆかない要求に腹立たしくなぜこのような要求が出てくるのだと言葉を荒立ちたくなるがぐーとこらえる。「辛抱、辛抱」山本五十六氏の言う「男の修行」を思い出し少しは気持ちが軽くなる。
心と体の関係、体が悪くなると気力も萎える。気力が萎えると体がいうことを聞かなくなり何もしなくなる。どちらが主ではなく,切っても切れない表裏一体の関係にある。
なぜこうも浮き、沈み、好不調の波があるのか。平凡、安定した状況は続かないのか。
心も体も常に変化している。時間とともに老化しているからではないか。
心も老化すれば独善的で、頑固になり自分勝手な考えになる。
体も老化すれば部品と同じで古くなれば壊れるのは当然である。そのため行動範囲が狭くなり、積極的に動かなくなる。消極的で不安な気持ちになる。
その防止策は安定した精神状態をたもつ。「人の為に生きる」との心を持ち続けること。「良きことをする(徳を積む」、「積善の家必ず余慶あり」につながることではないでしょうか。
体については「鍛錬をして体の手入れを怠らない、規則正しい生活を心掛ける。登山を続けて体力の維持をする。
地道に日々を大切に生きることに尽きるようです。

    参考までに山本五十六の言葉「男の修行」とは
        苦しいこともあるだろう
        言いたいこともあるだろう
        不満なこともあるだろう
        腹の立つこともあるだろう
        泣きたいこともあるだろう
        これらをじっとこらえてゆくのが
        男の修行である
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高浜原発運転差し戻し訴訟に思う

2016-03-18 23:01:56 | 日常
平成28年3月15日 
9日、大津地裁において稼働中の高浜原発の運転差し止めという歴史的な判決がなされました。
「過酷事故対策や緊急時の対応方法に危惧すべき点がある」というのがその理由です。
司法が行政にストップをかけた判決は鞆の浦判決と同様に今までには考えられなかった画期的は判決です。今までの原発判決では安全の内容まで踏み込んだものはなく安全であるか否かは原子力委員会が安全であるというから裁判所もその内容まで踏み込まなかった。実際今回の判決を出した山本裁判長もかつては安全性に問題はないとした判決を出しておられたが一向に改善されないありさまに大きな危惧を抱かれ今回の逆転判決となった。政府の各委員会はいずれも政府の意向を組んだ御用委員会ばかりであり政府の意見の賛同する人で構成されておりとても公平と言えるものではない。
しかし14日、関西電力は仮処分決定を不服として、異議と差し止め執行停止を申し立てた。
はたして今度はどのような結果となるのでしょうか。一裁判官の個人的見解なのでしょうかそれとも司法界全体が原発再開に厳しい目が向けられているのでしょうか。行く先が案じられます。
東日本大震災は5年を経過した今でも17万4千人の人が避難生活を送っておられます。1万9千人の人が亡くなり、震災関連死の人も4千人余りに上ります。原発の改修方法も五里霧中で方法が見当たりません。安全神話は崩壊しました。東京電力の事後作業を見れば終焉はいつになるのか見当もつきません。この現状を裁判所はみて安全と言っても信用できないと判断されたのでしょう。先日の「原発メルトダウン、危機の88時間」ドキャメンタリ―を見れば原発はいかに危険なものかわかります。この苦しみいつまでつづくのでしょうか。今後予想される南海トラフ地震は死者は33万人と言われています。今回の死者の9割は津波と言われています。阪神淡路震災では建物崩壊の圧死が9割と言われます。南海トラフ地震ではこの両方が襲い掛かり、東京から九州まで広範囲の地域を襲います。人口密集の大都市が崩壊します。静岡の浜岡原発は遠州灘の平坦な海岸にあります。地震と津波に耐えられるのでしょうか。東日本大震災では30分から1時間後に津波到来しましたが南海トラフ地震では震源地が陸地に近いので10分で襲い掛かります。
考えたくもありませんがこれは現実に近いうち起こることです。あなたはどうしますか
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