まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

第95回 草創記念登山に参加する

2014-02-25 22:59:01 | 日常
平成26年2月23日
草創記念とは大正8年(1919年)熊ヶ峰にのぼり我会の発足したことを記念として2月の最終日曜日に行われ今年で95回目を迎えました。人間の年齢と比較してみればいかに歴史が古いのか理解できます。今年は福山のふれ愛ランドで開催されました。この日はなつかしい会員の顔や病気でしばらくぶりの会員にもお目にかかり旧交を温めました。若い会員や知らない会員も多くおられ世代交代も進んできております。式典の後の実技指導を頼まれていたので参加しました。実技指導の内容はロープワーク、テントの張り方、装備の使い方、それにわたくしが担当した緊急時の  搬送方法の4科目でした。搬送方法の前には応急手当からしなければらりません。項目が広く簡単には行きません。実際事故を経験してませんからピンと来ないのでしょう。ただ事故を起こしたら大変な労力がいるころを理解していただき事故を起こさないように慎重な行動をとる必要があることを理解してほしいものです。
この機会に心肺蘇生術と三角巾の使い方は是非とも習得してほしいものです。
参考までに下記の内容のことを話しました。
1緊急時の対処法を熟知していれば平常心で対応できます。
 事故を起こすと多くの人に迷惑をかけ、多大な時間と労力が入りことを知れば軽率な行動 はとれなくなります。安全第一、慎重な行動を心掛けましょう。
2、緊急時になすべきこと
  あ、意識の有無、呼吸はしているか、気道を確保して人口呼吸を行う。最初の6分間が    大切。救急車の到着には市街地でも7から8分要する。
     瞳孔検査では・・・散大していれば脳波停止。縮小なら薬物中毒、右不同なら脳     出血、共同偏視なら外傷が疑われる。
  い、大出血はないか確認、あればすぐに止血する。
    人間の血液量は体重の8%しかない。その血液量の30%が失われると死亡する。
    体重が50キロの人なら血液量は4000ccしかありません。その3分の一、1     300CCを失うと命の危険がありますからことは重大です。直ちに止血しましょ     う。
  は、直ちに119番に連絡する。
    救急車の手配には時間を有するため直ちに連絡すること。詳細は消防担当者の問い    かけに答えればよい。
  に、現在地を伝える。
    携帯電話の機能により相手方に携帯電話から電話していることを告げると位置の探    査も可能なこともある。また自分の位置(北緯、東経の数値が表示されることもあ    ります。その機能を勉強しておくこと。

「善意の殺人者」 間違った救急法により遭難者を死なせてしまうことを言います。
 正しい知識を勉強しましょう。
頭部を打撲した時は必ず脳外科医の検診を受けましょう。何もないようでも、脳内が出血しあとで症状が出て突然死することがよくあります。

山行前に考えること
 その山行にはいかなる危険があるか考えその防止策、必要な用具を準備しておく。あとで後悔しないため必要な品物は持参する。大荷物になっても分担すれば大きな負担にならない。
大人数の時は事故、トラブルはあるものと考え準備する。
   装備の破損・・・修理工具を持参する。
   怪我、疲労で歩けない。・・・背負う。シート搬送。芝そり等を作る。
     背負子、雨具、ザック、ツェルト又はシート、鋸が必要

各個人が持参するもの・・
   スリング(60、120センチ)、環付カラビナ、テーピングテープ、三角巾

危険を避ける・・
  ロープで下る。
  転落防止・・・ヘルメット着用、崖側を歩かない。
  危険な動物・・・鈴、熊スプレー、防虫ネット

搬送法の実習
  ザックとストックを使用して背負い方
  シート搬送・・・クローブヒッチの結び方
                                    以上
   





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十方山(1318m)から内黒峠縦走

2014-02-20 15:53:20 | 日常
平成26年2月16日
今日は山岳会の例会山行で私がリーダーで十方山から内黒峠を縦走しました。
このところ2月4日の春分の日から暦とは裏腹に4月上旬の気候が一転して真冬の寒さに逆戻り、日本列島の南岸を発達した低気圧が通過することにより沿岸都市は45年ぶりの大雪に見舞われ,それがあろうことか2週続けて大雪となり特に東北、首都圏では孤立した町や交通も遮断され大混乱となりました。
それがわが地方では低気圧が通過した後、高気圧の張り出し方が特異で移動性高気圧のような気圧配置になりました。「梅雨の晴れ間」という言葉がありますが、まさに厳冬の一時の晴れ間」になりました。前夜はきれいな月も眺められ明日の好天を約束してくれていました。
風もなく快晴、絶好の登山日和でした。積雪も隣接する恐羅漢スキー場では2m余りとたっぷりあり雪崩を心配しなければならない状況です。私は4時起床、5時半に家を出て7時前には三段峡交通に到着皆を待ちました。ほどなく福山組3台も到着貸し切りバスに乗り込む前に装備を着装直ぐに出発できる体制を整えバスに乗り込みました。20人乗りの小型バスですが15人分のスノーシュー、ザックで6席分は占有され車は満杯でした。車は狭い林道を抜け、懐かしい内黒峠を越えて登山口の二軒小屋へ。準備体操の後8時50分出発。
女性の単独行者がおられました。御年65歳、この近所に山小屋を所持され頻繁に来ているとのこと。「わかん」も年季が入っています。十方山まで同行されました。先行者のトレースのお蔭で予定どうりに歩けました。獅子ヶ谷登山口より細見林道を離れ山に入ります。ここからはトレースがありませんので、テープや地図を見ながら方位を確認しながら歩きます。いつものごとく4から5人をひと班として班ごとに行動してもらいました。ラッセルは男性100歩、女性は50歩で交代です。樹林帯を抜けると山頂は近い。白銀がまばゆい。山頂付近はダダ広いので迷わないよう再度方位を確認してもらう。山頂平原は風が強いので雪が吹き飛ばされ積雪量はすくない。低木に木々に着いた「えびのしっぽ」が白く輝いている。一見すると白梅が咲き誇る梅林のようにも見えます。ここからは360度の展望が楽しめます。眼前には、これから登る「奥三ッ倉」がそびえる。夏はこの辺りはクマザサに覆われているが今は雪の下、どこでも道、一直線に山頂を目指します。班ごとにリードしてもらいます。迷ったら帰れませんから皆真剣です。丸子の頭でほぼ気分的には半分。タイムリミット地点です。エスケープするならここから獅子ヶ谷へ下れる。登ってきたらしい踏跡もありました。登行も順調、天候もよし。15分と大目に休憩時間をとり腹ごしらえして出発。ところどころトレースがあり安心したようですが「違う方向に行くトレースかもしれないので各自確認するよう注意する。「彦八の頭」まで予定時間は70分。一番の難所は標高差200m、歩測500歩と思えば快調に乗り越える。ここから少し北に歩き大きく東に方向転換、「彦八」を目指す。これを越えればゴールはまじか。鞍部から山頂まで前回の記録では標高差100m、歩測400歩、果たして実際はどうか、みんなで測ると「ドンぴっしゃり」歩測も正確であることを証明しました。みんなも苦しい時にはこうすれば気分が楽に乗り越えられることをわかってくれたことでしょう。最後の急坂の樹林帯では北に偏りかなりちがったところに降りてしまいました。私もこんなに急坂は降りた覚えはなかったがやはり間違っていました。油断禁物です。とにかく無事故で完了したことを山の神に感謝いたします。ありがとうございます。

「ドンぴっしゃり」 
コメント (1)
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