まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

「傷ついた人に寄り添って  黒田裕子 最後に日々」を見て・・・

2015-01-31 22:07:15 | 日常
平成27年1月31日
昨日NHKスペシャル東日本大震災という番組で標記の内容が放送されました。久しぶりに感動した番組でした。黒田裕子さんは阪神淡路大震災や東日本大震災の被災者救援に尽力された方で仮設住宅での生活再建、被災者に寄り添い20年間一日も休まず多くの生を支援し、やり遂げられましたがガンを発病し余命あとわずかと宣告されました。その最後の記録ですが彼女の多くの胸を打つ言葉が残っています。
折角生き残った命です。その人らしく生ききることを見守りたい。」
「本当に困っている人が困ることのないようにもっていかなけれbならない。最後の一人まで見捨ててはいけない。人間だから・・」
「人生の旅の荷物は夢ひとつ」
「その人の苦しみはその人にしか分かりません。ただ分かろうとする私が貴方のそばにいます。」
「生きていてよかったと思える日々が大切なのです」
73歳で亡くなる1週間前に本人の希望により生まれ故郷の出雲に帰られました。
その時お見舞いに来られた兵庫県知事に来たるべく東南海地震に対し福祉避難所を設立してきめ細かな対応を遺言として訴えておられました。病院を出るときには多くの仲間に見送られていました。
最後の最後まで人の役に立つこと。正しいことを行うとの信念をつらぬかれた一生でした。
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江田島の第一術科学校に行く

2015-01-27 23:02:47 | 日常
平成27年1月27日
亡き妻のアメリカの親戚のご夫妻が来広されました。かってアメリカに行ったとき大変お世話になっていた方なので今日私が接待し江田島の術科学校、音戸の瀬戸、呉の大和ミュージアムを案内しました。おじいさんが海軍出身だったので宮島、岩国観光よりこちらを希望されました。初めに宇品よりフェリーで切串に行き、10時30分の最初の見学に間に合いました。古鷹山に登山に来るたびに訪れていますがいつも新しい感動があります。最初はここが「2014、行ってよかった国内無料観光スポット」の第3位とのこと。すごいですね。私の目もまんざらではありませんね。因みに1位は黒部ダム、2位はニッカウヰスキー余市蒸留所とのこと。次は「幹部候補生学校」の赤煉瓦の美しさです。明治21年の建造物、築127年を経たレンガですが触ってみても艶やかで色も鮮やかです。その秘密は英国製で、1200度の高温で焼いていますからまるで陶器のようです。今の時価に換算すると1個が約2万円、1個がですよ。いったい何個使われているのでしょうか。総額は秘密とのことです。御影石で作られた大講堂もギリシャ建築のような太い石柱が荘重な気分にさせます。古き良き時代を演出してくれます。卒業式等の行事での生徒の並ぶ順番はすべて成績順、単純明快です。成績が悪いと恥ずかしいことこの上ないですね。あとは教育参考館を見学しました。昼は名物の海軍カレーを頂きました。ここでは「五省」が有名ですが今回は山本五十六元帥の人生訓「男の修行」を心に頂いて帰りました。
「苦しいこともあるだろう。云い度いこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣き度いこともあるだろう。これらをじっと、こらえて行くのが男の修行である。」
この生き方難しいですね。まるで高倉健さんのイメージですね 。それなら困難だけど一歩でも近ずこうか。

次は音戸ロッジの後に新築された「汐音」でバイキングと入浴を楽しみ、大和ミュージアムを見物して帰りました。
(卒業式が行われる赤絨毯の前で記念撮影)
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小赤壁(姫路市)

2015-01-25 23:56:43 | 日常
平成27年1月25日
今日姫路市木場にある「小赤壁」というクライミングエリアに会の仲間10人で行きました。今回で2回目です。播磨灘を望む小高い木庭山公園の海岸側が高さ50m、長さ約1キロの絶壁になっています。さしずめ「スモール大堂海岸」という感じです。名前の由来は頼山陽がこの地を訪れた時、月夜に舟を浮かべて風光を楽しんだ。その時この絶壁があの有名な中国の赤壁に似ているので命名したとのこと。まことに古式ゆかしい名前です。天気も良く絶好のクライミング日和、水も青く澄み、天高く空も蒼く、陽光燦燦と降り注ぎまことに心洗われる思いです。ここはフナムシが多く、夏は暑いのでこの時期しか登りません。ナビでしたら「木場ヨットハバー」で行けると思います。
しかし肝心の成績の方はさっぱりいけません。それでも7本ばかり頑張りましたが・・・・疲れはありませんが気分は不満足。欲求不満がたまりそうです。月に2から3回では上手にはなりませんね。反省することばかりです。バランスが悪い、足が上がらない・・・年のセイにはしたくありませんがもう少しジムにでも行き練習する必要がありそうです。反省。
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孫の誕生会

2015-01-24 15:18:54 | 日常
平成27年1月23日
私の長女一家は私の近所に住んでおります。毎日、私のお昼の弁当を作り孫が私の家まで持参することが日課となっております。この孫が18歳の誕生日を迎え、老母も加え5人で堀川町の「海匠」でお祝いをしました。私のパソコンの壁紙に孫も参加した8年前の宮島一周の写真を使っていますのでかわいい小童がこのようなおっさんになりその推移に時間の早さを実感しております。
いまや体重も80キロを越え膝お悪い祖母を背負って店の地下2階まで運んでくれました。祖母も孫に背負ってもらい喜んでおりました。今年無事に高校を卒業します。あと4年で社会人それまでは私も頑張らねばと思います。4年後といえば祖母も100歳を迎えます。少し膝が悪いだけで他人を思いやる気持ち、おせっかいな気遣いは相変わらず持ちつづけておりますからボケることはないように思います。めでたく4年後を迎えることが楽しみです。
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バックカントリー遭難事故に思う

2015-01-23 22:49:28 | 日常
平成27年1月21日
1月16日から北アルプス白馬村から2泊3日の予定で山スキーに出かけた3人組が予定日の18日にも下山しないと家族から連絡があり遭難したのではないかと連絡があり警察が捜索を開始したとのニュースがありました。他でも妙高などで5人が行方不明となっています。家族からの連絡で分かったのですから恐らく登山届も出ていないようなので今日、上空から捜索するということですが広い範囲の捜索となるので発見は困難でしょう。バックカントリーとは「裏山」という意味ですが整備されたスキー場を飛び出て新雪の山頂から樹林帯をすべり下りるスキーのことです。誰も歩いていない雪原を新雪を吹き飛ばしすベり下りるのは快感です。近年人気が高まり専門店もできるほどです。晴天であれば見通しもよくスキー場と同様に問題になることはあまりありません。しかし天候が悪化すれば冬山の厳しさに襲われます。冬山の厳しさ、危険性を認識していないので対応できず遭難する。冬山には多くの技術と装備、経験が必要です。冬山の遭難の第一原因は道に迷うこと。強風、豪雪で行く先がわからなくなるからです。今回もそれが原因でしょう。地図が読めたのでしょうか。危機に対応するための知識、装備を持っていたのでしょうか。冬山の三種の神器は、停滞するための雪洞の掘方は、それに必要な装備は、雪崩の知識、気象の知識等多くが必要です。それらがなければ危機に対応でしません。特に山スキーでは降下速度が速いので進行方向を誤らないこと。間違ったと思ったら困難でも上り返す勇気と決断力が必要です。かって広島県でも恐羅漢スキー場で山スキーのグループがスキー場と反対側に下降するという遭難事故がありました。特に平坦な斜面では地図が読めなければ道に迷います。スキー技術だけでなく冬山知識の両方が必要なのです。冬は好天ばかりではないということをしっかりと認識して冬山に対応して安全登山を心掛けていただきたいと思います。バックカントリーだけでなく冬山初心者にも言えることですが晴天で山頂を極めても素晴らしい景色の感動だけで技術取得にはあまり成果はない。困難を克服して登頂してこそ得られるものが多い。最近よく「天候が悪いので登山を中止した」との話を聞きます。必ずしも間違いとは言いませんが何のための冬山登山でしょうか。上達、技術の取得を目指す冬山登山訓練であれば厳しい気象条件等に耐える訓練も必要なのではないでしょうか。強風、低温、豪雪のラッセル等、極限を見極め、体にどのような障害が現れるのか、何が不足するのかを教えてくれることでしょう。亡くなられた名越さんが「冬山初心者には大山のユートピアの強風地帯に連れてゆき、耐風訓練をしている」と言われた言葉をかみしめています。
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広島県山岳連盟 国体・インターハイ合同報告会・祝賀会に参加する

2015-01-20 23:35:23 | 日常
平成27年1月20日
今日標記の祝賀会と福永やすこさんの県体協の体育賞受賞のお祝いの会が19時から広島駅前のセンチュリー21広島であり出席しました。表彰者を含め46名でした。私も平成18年に体育賞の受賞がありお祝いして頂いたこともあり参加した次第です。選手は大いに頑張り優秀な成績を挙げられたのにこの祝賀会の参加者が少なく、余り関心がないのか寂しいですね。
成績は国体において成年男子はボルダリング競技で5位、少年女子はリード競技で6位、ボルダリング競技で8位入賞しました。少年女子の入賞は17年ぶりという快挙です。また全国高等学校総合体育大会の山岳競技においても女子団体で基町高校が準優勝、男子でも広島学院高校が4位という立派な成績でした。聞くところによると基町高校は部員が33名もいるとのこと。校長先生も出席されていましたが山に対する熱気がムンムン生徒のは指導者の熱意次第と思いました。また男子も私の甥が在籍する宿敵修道を6年ぶりに破っての出場でこの成績。広島のレベルの高さを示しています。まだまだ凄いことがあります。教職を早期退職、私財をつぎ込んで作られた佐藤健さんの「セロ」の中野稔さんが日本代表に選ばれ活躍されていること。また同じくセロの高校1年生の錦織美里さんもジュニアの日本代表に選ばれたとのこと。同じクラブから2人の日本代表とはすごいですね。佐藤健さん本当にご苦労様です。おめでとうございます。両名のこれからの活躍にご注目ください(檀上写真は基町高校の選手、監督さんです。おめでとうございます)、
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クライミング仲間の新年会

2015-01-19 21:08:15 | 日常
平成27年1月18日
今日、17時から福山市元町の「鳴海」においてクライミング仲間の新年会がありました。
会員外の稲垣先生や「のりさん」を含め20人と盛大でした。初対面の人も3人おられました。新しいメンバーが増えるというのはそれだけ盛んになっているということでしょう。喜ばしいことです。新し仲間の中に会ったことはないがブログを見て私のことは知っているという方がおられました。記事についていろいろな感想もいただき盛り上がりました。これからも書かねばという気持ちにさせてくれました。広島に帰る列車は1時間に1本しかないので途中で退席させていただきました。人通リの少ないこと。列車の乗客も数人でした。ニュースで話題になった釣竿のない釣り人像が寂しく立っていました。今の福山の姿そのものです。進展しない鞆架橋問題、駅前の凋落ぶり、将来の展望も実行力もなく町全体が無気力感を漂わせていると感じました。
福山、いや備後の観光の活性化の目玉は鞆の浦の世界遺産化ではないでしょうか。イコモスもその価値は認めております。
山と同様夢に挑戦したいものですね。


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宮中歌会始に思う

2015-01-17 20:40:04 | 日常
平成27年1月17日
今年も新春恒例の「歌会始の儀」が14日皇居で開催されました。
今年のお題は「本」です。天皇陛下の歌は「夕やみのせまる田に入り 稔りたる稲の根本に鎌をあてがふ」皇居内の水田で稲刈りをした様子を詠まれたものです。披露される歌は天皇陛下、皇族,召人、選者それに入選者10人の歌である。今年は応募者2万人の中から選ばれたものですから超難関です。歌を詠みその出来栄えを競う習慣は大昔からあります。万葉集においても宴会においてお題が出されそれについて出席者が歌を詠みその出来栄えを競ったり、宴会を盛り上げるため歌の上手な人が宴席に招かれ即興で歌を詠むということもありました。
大伴家持も宴席で出されるお題はないかと過去の傾向を調べたり上手な人の歌を書き出して予行演習したことが書いてあります。当時歌は貴族の品格、教養を表すものでみんなよく勉強されていました。ですからよい歌が歌えることは注目を浴びることになり出世も可能になったのでしょう。酒の席でも歌で相手を揶揄したりからかい競ったようですから今の人たちよりはるかに歌の技量はすぐれていたのでしょう。皇室の諸行事を見るにつけ日本の伝統、文化は彼らにより守り継がれていることを痛感します。今年平成27年は古い日本の歴史からすると皇紀2675年にあたります。これほど長い間歴史,血統を継承されている皇族があるでしょうか。平和な日本を代表する家族の象徴であり真面目で高貴な人柄、そのために尽力されていることに深い畏敬の念を覚えます。各国からも尊敬の念で迎えられています。先の東京オリンピック招致の時の高円宮妃久子様を見てその感を深くしました。私は宮様の人柄、雰囲気が好感をもたれ東京招致を呼び込む決め手になったと思っています。今日天皇、皇后さまは阪神大震災の慰霊祭に出席された。広島の災害にもお見舞いに来られ激励されました。皇族の方々はその責任を十分に果たされています。皇族外交もわが国にとっても重要です。
高円宮妃久子様の詠まれて歌は「来客の知らせ来たりて ゆつくりと読みさし本に栞いれたり」
それと歌について根本的であり、初歩的な疑問がわいてきました。なぜ歌なのか。昔は恋文でもなんでも相手に心情を伝えるのに歌にして相手に送る。「好きです。愛しています」文字に書いて送れば簡単なのに何故和歌に詠んで送るのか。どうしてそのような手段をとるのか。この疑問、今後の研究テーマです。
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物流の危機について

2015-01-15 21:21:23 | 日常
平成27年1月15日
昨日、NHKの「クローズアップ現代」で物流業界の危機について取り上げていました。
運転者が不足し、トラック輸送が確保できないので荷物が運べないという危機的状況になりつつあるという内容でした。いままではトラックが輸送の90パーセントを占めているがこれからは鉄道や船舶にその割合が移りという様な内容でした。お偉い評論家の方は現状がわかっていない。財界に遠慮してあえて論点を避けているのかな。運転手の待遇が悪いのは運賃が安く抑えらえているからです。昨年末には雪のため物流がストップして商品が届かないので開店できなかったり、食材がそろわないのでメニューの献立が提供出来ないとの混乱がありました。自然現象は仕方ありませんが運転手がそろわないのは業界の体質にあります。低賃金、長時間労働という厳しい労働環境にあります。因みに労働時間は他の産業に比べて2割増なのに、賃金は逆に2割減。これで人材が集まるでしょうか。集まりません。この業界は弱小業者が多く業者間の競争も激しく価格が低く抑えられそのため賃金も安くならざるを得ない。我社も今年職安に募集をかけていますが求職者の反応はありません。どこの企業も人手不足のようです。危機とみるべきか、チャンスととらえるべきか。実際荷物が運べないのなら運賃値上げのチャンスではないでしょうか。安い仕事はしない。業界全体が協力して価格、運賃を引き上げ従業員の賃金も上げ、待遇改善をすべきです。輸送の付加価値を高める、必要な時に必要な量のみ届ける納品体制は小回りの利く我社にとって有利な制度です。低賃金で働かせる時代は過ぎたというべきでしょうか。安部さんに運賃値上げを応援してもらいたいですね。
(この数字は「厚生労働省「平成25年度 賃金構造基本統計調査」 この数字の是正なくして改革はない。)
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新年互礼会

2015-01-12 20:14:07 | 日常
平成27年1月12日
今日福山山岳会の新年互礼会が備後遺族会館で午前11時からあり参加してきました。会費は男子1500円、女子1000円と格安です。参加者は44名、懐かしい人、良く会う人、初めての人それぞれですが和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。新入会員も4名参加しておられ自己紹介をされ仲間と打ち解けた時を楽しんでおられました。世間は広いようで狭いものです。福山在住の会員の中に先にブログで紹介した宮島のもみじ饅頭店、「ミヤトミ本店」の友人の方がおられ掲載を喜んでいただきました。今年は広島の大手のお店のもみじまんじゅうを手土産に持参しましたが来年の互礼会には「ミヤトヨ」の「チーズ入りもみじまんじゅう」を持参し喜んでもらいたいと思いました。この備後遺族会館の隣接に備後護国神社があり初詣させていただきました。そのあたりに10基もの慰霊碑が立ち並んでいます。パプアニューギニアに派遣された福山歩兵第141連隊の碑や、レイテ島、硫黄島、満州開拓団等で福山に関係する戦死者の慰霊碑です。今の平和は彼ら多くの人々の犠牲の上に成り立っていることを実感しました。
敵、味方であれ戦う人は自らの国を守るとの愛国心は同じである。勝った方が正義であり敗れた方が悪人となる。人間を殺戮しあう戦争そのものが悪なのです。ベトナム戦争ではアメリカの戦死者は5万人と言われております。しかし帰国したアメリカ兵の自殺者は15万人と言われております。戦死者数の3倍です。信じられますか。戦争がいかに人間を痛め、心を傷つけるか如実に物語っています。戦争に勝利者はいない。戦争は悪である。戦争放棄をうたう憲法第9条の精神は非常に尊い、ノーベル平和賞に値いする。しっかりと心に刻みました。武力で問題解決してはいけない。根本的な解決にはならない。いい正月、新年互礼会でした。
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