まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

高校野球はじまる

2008-07-13 21:32:13 | 日常
平成20年7月13日
今日の日曜日、午前と午後仕事があり,その間母校の高校野球の試合があるので少しでも応援しようと広島市民球場に行きました。午後2時から試合開始の予定でしたが前の試合が2時30分に終わり、入れ替えや試合前の練習、準備のため1時間も遅れて、3時よりの試合開始となってしまいました。
仕事の時間も迫っており3時15分に球場を去らねばなりません。
せめても初回表に1点を先制したところで心を残し去らねばなりませんでした。
灼熱の炎天下、選手も大変ですが応援団の人たちも立ちっぱなしで声を張り上げよくがんばっていました。熱中症のためか影で休んでいる人もありました。精神一到何ごとかならざらん。気合です。若さです。私も元気をもらいました。
懐かしきわが母校のスクールカラの紫色のシャツ。勝利を見届けることが出来ず歓喜の歌は歌えなかったがわが心は高鳴り、高らかに叫ばん。がんばれ舟入、フレフレ舟入。
お陰で私の腰痛も吹っ飛んでしまいました。何事も気合ですね。気合です。
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弓削島の山々

2008-07-11 23:04:52 | 日常
平成20年7月10日
4月の因島縦走以来気になっていた芸予諸島の山がありました。弓削島です。
暇を見つけては3回ほど現地調査に出かけようやくその報告書が出来ました。
同じ上島町の山でもこのように整備状況が違うにかと驚かされました。岩城島の積善山、生名島の立石山いずれも登山道が整備されていました。
しかしこの弓削島の山々は登山道は荒れ果て、藪と化していました。
案内板では三山は遊歩道もあり多島美の展望が楽しめますとなっていましたが手入れがされず放置され背を覆う萱の原でした。久司山も山頂までは登山道がありましたが下山道は通行止めの標識がありました。草が刈ってなくて通行が困難というわけです。他の山は登山道も標識もありません。漁業も農業も衰退し何もない島のように感じました。そのくせ島にあちこちには林道が張り巡らされていました。誰も住んでいないところに林道が必要なのでしょうか。林道の傍らに植林されたヒノキ林がありましたが葛やつるに覆われ荒れ放題でした。利用されていないのです。土建業者をもうけらすための工事のように思えてなりません。事実この島で立派な建物はこの土建業者の施設だけでした。合併した島々をつなぐため橋がかけられ又新たな橋の工事も始まっていました。町内の島をつなぐ橋よりも必要なのは経済的結びつきの強い因島との架橋ではないでしょうか。そうすれば離島にならず利便性も増すというのに・・・県が違うので進まないのでしょうね
この無気力な島にも何とか元気付けようとがんばっている人にも出会いました。いつの日かともに山に入り、素晴らしい山々の魅力を伝えていけたら良いね
100年の歴史を誇り、この島の希望である元気な若者の声の響く弓削商船も世間のごたぶうに漏れず生徒が減少しているとのこと・・・心配ですね。行き先案じられます。
写真は久司山展望台より石灰山、古法皇山を見た写真です.


弓削島縦走の記録を添付します                            
                            平成20年7月8日改定

放置され荒廃した連山

いしやま 石灰山(221m) ふるほうざん古法皇山(279m) 
            たていしやま立石山(313m) みやま三山(325m)

所在  愛媛県越智郡上島町 弓削島
25000分の1の地図     備後土生
見所  石灰山からの展望、トレッキングの楽しさ(地図と磁石が必要)、藪こぎ
アクセス
 バス 尾道、福山 広島       土生港前    長崎桟橋    弓削港
                           家老渡港    上弓削港
    今治      因島大橋

車両・フェリー  
 尾道IC     因島北IC
                     因島・長崎桟橋    弓削港
 今治IC     因島南IC      家老渡港    上弓削港(家老渡港に無料駐車場あり)

高速船    尾道港    因島・土生港     弓削港
       今治港               弓削港

弓削島のこと
面積3.67平方キロ、人口約2000人。周囲20.7キロ、平成の大合併により弓削町、生名村、岩城村、魚島村の4町村が合併して出来た上島町の中心をなす島。愛媛県であるが対岸の因島、広島県と経済的結びつきが強い。
弓削の由来は古代には武器を作る人たちを弓削部(ゆげべ)といい、蘇我氏との戦いに敗れた物部氏の一族の弓削氏がこの島に移り住んだことに由来するとの説があります。
 久司山古墳はかってこの地域を有力な部族が支配していたことを表しています。
平安時代には藤原氏、鎌倉時代には京都、東寺の荘園となり大量の塩を納めていたことから「塩の荘園」と呼ばれていました。
今では僅かに弓削海苔やミカン、ハッサクが特産物としであるのみです。

ご多分に漏れず過疎、高齢化の島ですが、昔より多くの船乗り、船員を輩出し、明治34年に設立され、100年の歴史を超える「国立弓削商船高等専門学校」の若人の元気な掛け声が島を勇気づけているように感じます。
見所としては燧灘を望む白砂青松の「法王ヶ原」「松原海水公園」「弓削神社」国の重要文化財に指定された「定光寺観音堂」「弓削大橋記念公園」平成12年につくられた海水温浴施設「潮湯」があります。


行程
土生港[長崎桟橋]――弓削港・--20分---登山口---30分---石灰山---23分---古法皇山西峰---5分---東峰---24分—狩尾の-峠-----45分---立石山---40分---三石林道---15分---三山山頂---10分---三石林道---30分—狩尾の-峠---30分---上弓削港――8分――家老渡港

弓削港には因島・土生の長崎桟橋よりフェリーに乗り、約15分あまりで到着します。石灰山は弓削島のランドマークと呼ばれているがごとく石灰石の採石場跡は特異な形で残され一目瞭然である。
海上からはライオンが寝そべっている姿のように見えませんか
島内には店舗が少ないので、港のコンビニで買い忘れたものがあれば購入し、トイレを済ませて出発しましょう。石灰山の登山口は山を目指し交流館の横をまっすぐに、駐在所を右に曲がる。しばらく行き、十字路を左に取り、山すそを巡る道を行くと採石場跡の登り口があるがをやり過ごし、左にカーブすると高いアンテナ塔のある家の先に登山口がある。初めは竹やぶの中を稜線を目指し登る。急斜面に張られたロープを伝い登った平坦地が中間点で採石場から登ってきた道との合流点です。古い地図では採石場に登る道が描いてあるものもありますが現在は笹やクズ、茨が生い茂り廃道となり歩くのは困難です。かろうじて倉庫の裏から浅い谷沿いに登る踏跡がありますが右に尾根に道が見えたらそれを上がったほうが下草が少なく楽に歩ける。ここからは雑木林の中、左の採石場の断崖絶壁に沿って急な尾根を上がると15分あまりで石灰山の山頂に到着。しかし、林の中で展望は無い。左に進むと採石場の頂点に着く。目の前に絶景が飛び込んでくる。何たる景色か。標高差100mの断崖絶壁上の山頂からの展望は素晴らしいの一言である。この風景を多くの人に見せたいものだ
眼下にひろがる下弓削の町並み、白砂青松の海岸線、佐島をつなぐ弓削大橋をはじめ瀬戸の島々の多島美が眺められる。展望が楽しめるのは唯一ここだけでした。
一息入れたら縦走に出発しよう。山中には標識も登山道も何一つ整備されていない。だからトレッキングの基本どおり地図と磁石で方位を確認して、藪を切り開きながら歩かねばなりません。長袖シャツ、長ズボン、皮手袋、鉈、鋸、できればヘルメットも必携です。水場もありません。
概ね稜線上に踏跡がある。
古法皇山までは馬の背のような稜線を行き、途中の二つのピークは右側をまく。藪をかき分け、獣道では四つんばいになって潜り抜けた方が早い。急坂を上ると三角点のある古法皇山の西峰に着く。東峰との鞍部は藪が茂っているので迷わぬように。
東峰からは北東に伸びる急勾配の尾根を下る。顕著な尾根道ではないので磁石で方向を確認しながら下ろう。標高差160mあまりを下りると平坦な尾根道となり小さなピークを右に下ると狩尾からの舗装された峠道に出る。
登山道の登り口に「ゆげ島88ヶ所巡り 19番立江寺」の石柱が立っている。
ここから立石山を経由して三山までは踏跡も登山道もなく笹や茨の茂る大藪で展望もまったく利きません。よって地図と磁石の読図能力と藪をいとわぬ体力がなければ通行出来ません。
峠を左に越えるとすぐに三石林道があります。途中から支線の林道を行けば三山にいけます。
三山には同じ林道の往復となるがこの方がはるかに楽で早いです。
立石山に登るには少し下り急カーブの地点から入ります。川沿いに少し上ると山を巡る顕著なトラバース道に出ます。
道なりに15分ばかり行くと立石山からの尾根の峠に着きます。(169m地点)
山頂を目指し尾根道を登るが、杉の植林地を越えると踏跡も消えてしまいます。
まっすぐに笹を掻き分けて登るより多少迂回しても笹や藪を避け樹林帯の中を行く方が楽でしょう。
のぼりつめたところが立石山山頂です。展望は利きません。
迷って登り返すのは大変ですから方位、距離を慎重に確認しましょう。尾根道を北東に進路をとり282mピークを経て、次の288ピークより北に方位を取ります。
尾根が平坦になると間近です。藪がきびしく行く手を阻めば、左右どちらに下っても林道に出ます。
三山は平成6年から8年にかけて生活環境保全林として整備されましたが、現在では整備もされず放置され背丈ほどの萱の生い茂る野原となっています。
弓削港の案内板では遊歩道もあり山頂からは瀬戸の多島美の眺望が楽しめるとなっていましたが帰路が心配でとてもそのような気分にはなれません。
藪で帰路もままならないので迷わぬようによく確認、ご注意ください。
帰路は三石林道を下り、狩尾の峠より右に下り、1400mで上弓削港につきます。
時間があれば港の近くにある海水温浴施設「潮湯」にはいられたらいかがですか
疲れも吹っ飛びますよ。但しプールですから水着、帽子着用との事です。
露天風呂(?)からの眺めは素晴らしいものがあります。

上弓削港からは因島の家老渡港までフェリーがあります。(所要時間8分、1日30便)
上弓削港の近くにはフェリー利用者のために無料駐車場があります。


照会先
上島町役場 岩城総合支所 産業振興課 電話0897-75-2500 FAX0897-75-2539
せとうち交流館 0897-77-2252
しまなみバス 0898-25-4873
本四バス   0845-24-3777
因の島バス  0845-22-2171
弓削汽船   0897-77-2052
芸予観光フェリー 0898-32-6712
家老渡フェリー  08452-2-4463

調査日時 平成20年6月29日  上弓削から石灰山--古法皇山―立石山―三山間の登山道確認
     平成20年7月5日   弓削港から石灰山山頂までの登山道確認
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