まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

田植え

2012-05-29 22:57:13 | 日常
平成24年5月27日

   そろた 出そろた
   さなえが そろた
   植えよう 植えましょ
   み国のために
   米はたからだ たからの草を
   植えりゃ こがねの花が咲く

広島県南部、沿岸地帯は今、田植えの真っ最中です。
水田に水が張られ稲穂の植えられた様はまさに「瑞穂の国」豊かな日本の象徴的風景です。でも平坦地で米作に適した田んぼにもあちこちに草の茂った耕作放置された荒地が見られます。この歌はかなり昔の歌でしょうね。減反政策のはじまる前の米作りの希望にあふれた時代の歌でしょうね。世界的にも食糧不足の時代、わが国でも食料自給率アップが叫ばれる中どうして米を作らせず荒らしてお金をもらえるなんて時代に逆行した政策であり農家にも疑問を抱かせ意欲を失わせます。米をたくさん作り食糧支援を求める国に援助する戦略的物資とすれば相手にも感謝されることでしょうに
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

例会山行「呉婆々宇山(682m)」

2012-05-21 21:43:09 | 日常
平成24年5月20日
久しぶりに例会山行に参加しました。
福山からバスを都合して25名の方が来てくれました。
私が岩谷観音さんの登山道整備をしていたことを知り誘ってくれたのでしょう。おかげで懐かしい仲間と再会し思い出話に花を咲かせました。同士とはありがたいものですぐに打ち解けて昔に戻りことが出来、感激がよみがえり旧交を温めました。
今回は正面の道隆寺から登りました。地図の勉強がして欲しかったので拡大した地図と資料を配布しました。地図と磁石で現在地を確認しながらのぼりました。
すぐに理解できなくても地図を見ながら登ることを習慣とすればすぐに理解でき、登山の楽しみがまた増えてきます。いつかきっと今日のこの経験が役に立つことがあるでしょう。そのときにはきっと感謝されることでしょう。
天候も余り暑くなく登山日和で新緑の林間を歩きました。登山道も思ったよりよく整備されていました。いろいろな人が努力されていることがわかり心強く思いました。是非整備したいところもあったので近いうち出かけて土砂が流失しないように直したいです。バクチ岩でお昼の弁当を食べましたがみんなに手づくりの料理をご馳走していただきました。みんな元気でひとりの故障者もなく無事に山行を終了し最後はゆっくり登山口の近くにある銭湯で汗を流しました。今日も良い山行が出来ました。皆さんありがとう。また会いましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連休の登山 「富士山」と「鳳凰三山」

2012-05-10 00:13:16 | 日常
平成24年4月29日~5月5日
今年の5月連休は前半は富士山、後半は鳳凰三山を縦走しました。
富士山登山中はずーと雨。予報どうり。富士スバルラインの5合目まで車でゆきましたが登山者はゼロ。観光客も中国か韓国から来た人ばかり、雨で視界もないのですから日本人は来ませんよね。今夜は佐藤小屋を予約していたがなにか不幸があったらしく下に降りておられるので宿泊を取りやめ、途中の無人休憩所(?)に宿泊し朝5時に雨の中出発。例年なら富士山は春先が一番雪が多いのに今年は少なく、ここ5合目から雪となりました。予報では午後から風がさらに強まり20mくらいの強風が予想され早い行動が肝要。当然ながら開いている山小屋はありません。また山小屋の庇軒の出もないので雨除けにもなりません。風除けにもなりません。雨対策のレイングローブも生地が薄いので冷たい。毛糸の手袋にオーバー手袋を使用したが上衣を流れる雨が手袋に入り込みグジャグジャに濡れてしまいます。それでもはじめは体温で暖かったが時間の経過とともに冷たくなる。顔面は目出帽を被っていたが雨に濡れて冷たい。オートバイのフルフェースのようなヘルメットがあれば顔面が保護できるのではと考えました。横殴りの風雨にどこかの隙間から雨水が浸入してくる。雪ならば祓えば落ちるのに雨は本当に厄介です。冬山では雨が降ることはまれだが積雪期の雨対策難しいね。もっともこんな悪天気に登山する人はいないか。でも登山中に天候が急変し暴風雨となることはありましよね。登山中は雨具を着れば暑くなるので割合薄着にしています。その状態で雨に濡れたからだに強風ではどんどん体感気温が下がり、寒さに震える状態、しかも吹きさらしの雪原とくればあなたはどう対応しますか。なにもしなければ低体温症になりかねません。さあどうしますか。この暴風雨良い体験になりました。
天候の回復する見込みもなく、ずぶぬれで体も冷えてきたし、今回の富士登山は高度に体を慣らすことがおもな目的であり、吹きさらしに長時間滞在するのも危険であり標高2800m、7合目で中止し引き返しました。時間も早いのでテントはやめて青木鉱泉の宿を予約、途中のコインランドリーで濡れた衣類を乾かし、ホームセンターで雨対策に厚手のゴム手袋を購入しました。
青木鉱泉は鄙びた宿です。暖かい温泉とコタツ、山菜尽くしの食事でした。テントは数張ありましたが宿泊者は8人のみ、ゴールデンウィークなのにね。
コースはドントコ沢沿いの左岸の山腹の道を登ります。小屋までの標高差は1300mあまり。大雨のため水量が多く豪快な水しぶきを上げる滝を眺めながらコースです。天候は回復基調ながら雨具を着たり脱いだりのはっきりしない天気です。標高2300mの源流の河原に着いた。標識の方向からすると河を渡り丘を越えるような感じ、突如標識がなくなる。方々に踏み跡らしきものがある。小屋まで標高差85m近いはずだがわからない。地図で確認するが小屋らしきものは見えない。
1時間余り探したがわからない。時間は午後3時。わからなければビバークするか、引き返す敷かない。後続のパーティならわかるかもしれないのでしばらくもとの標識のところまで帰り待つことに。後続のパーティも昔来たことがあるがわからないという。原点に立ち返り地図をみて藪の川沿いに進むことにする。我々の迷った踏み跡をたどられてもいけないので川沿いのコースにマークをして登った。しばらくゆくと岩に赤いマーク有り、尾根に道をとり1時間余りで小屋のトイレの裏に出た。このコースは昔の道で正規ルートは左側の沢にルートがあるとのこと。
鳳凰小屋に何とかつきました。しかし濡れた雨具を乾かす乾燥室がない。表の軒先にかけてくださいとのこと。土間にストーブがあるが火が入ってない。お客も少ないので毛布は好きなだけ使用してくださいとのこと。ビールも品切れ、(信じられないね)談話室でコタツに入り小屋の人といろいろお話を伺いましたが小屋番らしき人が来て「その席は私の場所だといってお客を立ち退かせたとのこと」驚きました。夕食はカレー。南アルプスの小屋はサービスがよくないと聞いていましたがそのとうりのようでした。せめて翌朝は雲ひとつない快晴でした。ランドマークのオベリスクも見事でした。甲斐駒も北岳もその勇姿を堪能できました。観音岳、薬師岳を縦走して中道コースを青木鉱泉まで下りました。本当に単調な長い下りでした。後続パーティのためマーキングして下りました。下山後再び青木鉱泉の温泉で汗を流し帰広しました。
この連休中に北アルプスで遭難事故があり10名の方が亡くなりました。白馬岳で6人、爺ガ岳1人、涸沢岳で1人、奥穂高岳2人が亡くなられました。4日午後の悪天候が原因でした。はじめは薄着で発見されたため装備の不備が指摘されていましたが遺留品の中にはツェルトや防寒着も所持していたことが判明名誉が回復されたのはせめてものはなむけであろう。我々も富士山で同じような体験をしただけになせ危険を避けられなかったのか、適切な処置がとられなかったのか。残念な思いです。
奇妙に思われるかも知れませんが登山の楽しみはまだあります。登山を終え家に帰り洗濯をし装備をしまう時このときが私には至福のときです。装備が壊れていないか確認する。この傷はあの時引っ掛けた傷と山行を振り返る。
今回ではロングスパッツをアイゼンで引っ掛けて破れたので当布をして縫い補修し次回に備える。アイゼン錆びないように油を塗る。よく見ると底についているプレートのビスが外れていたので買い求め補修。これでよし。靴紐は大丈夫か。長さはどうか、このように補修して次回に備える時、心が豊かになる。次に挑戦する勇気がわいてくる。この時間が私は好きだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする