![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a6/39d4f8fd2fc9381f386057bec9cd936c.jpg)
(宗箇山山頂から広島市街地を望む)
令和3年11月28日
今回の例会山行、過去にないほど何から何まで満足すべき山行でした。
この充実感はどこから来るのだろうか。この気持ちを表現するに適切な言葉が見当たらない。
ちょっと言葉が違うかもしれないが心境を言い当てるなら「人馬一体」という言葉、旗手と馬がひとつになったかのように巧みに乗りこなし野原を駆けめぐる充実感に似ている。
人馬は山・自然と我々人間。チームが一団となり、武田山等4峰の急坂や岩道を駆け巡り、時には静かな落葉に埋もれた雑木林や大きな孟宗竹の竹林を、静寂を、自然を楽しみながら歩く心地よさ。
景色、展望も素晴らしい稜線歩きだ。
瞳を巡らせば、瀬戸の島々やビル群が林立する大都会・広島の風景、懐かしい山々、峰々が眼前にある。目を下に転ずれば整然と立ち並ぶ2500棟余りの住宅団地が広がる。103へコタールの広大な街並み、まるでガリバーになって頭上から眺めるように感じる光景だ。
リーダーの伝えたいことがすべて成し遂げられた満足感、参加者もよく勉強してきていただき、期待に十分こたえていただいたこの信頼関係を感じられたことがこの山行の成果でしょう。
今回の山行の目的は「行動食」と「呼吸法」を学ぶこと。
当日、行動中は時間がないので十分に説明できませんので,「行程地図」、「コースタイム表」、「長距離を歩くための必要事項{行動食、水分補給等)」「山の呼吸法」の資料を事前に配布しよく読んで参加するようお願いしました。、
前日は寒くて雨が降ったりやんだりのあいにくの天候で心配しました。
今朝は広島では最低気温4度と冷え込みの激しい朝でしたが日中は気温も15度くらいで、風もなく、雲一つない日本晴れ、小春日和の絶好の登山日和となりました。
参加者は15名(男性4名、女性11名)、今日が例会初参加の方もおられましたが山の経験者ですから大丈夫です。
これだけいれば一人くらいは調子が悪く、遅い方もおられるのに、全行程12キロを快調そのもの。予定を50分も短縮して16時ジャストに、終了地点のJR三滝駅に到着、所要時間7時間でした。お陰で一便早い汽車で福山に帰れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/b3/ef619d7f35823b9c5e1ed1f0f5777024.jpg)
(武田山山頂で第一回目の食事タイム)
行動食のこと。長距離を歩くには体力が一番大事。シャリバテにならないように2回に1回の割合で10分程度の休憩時間に簡単な食事(行動食)をとる。食い力です。今回は4食程度準備していただきました。
お陰で最後まで元気に歩けました。むしろ最後の方が調子が出て、元気に歩けた様に感じています。
水分補給について。今回は喉が渇いてから飲むのではなく、定期的に水分補給タイムを設け、全員で水分補給を行いました。
呼吸法について。資料にも詳しく説明しましたが一番大切だが以外と実行されていないのが呼吸法です。
吐くことが肝要。順番に「ファイト、ファイト」と声を出し、苦しいはずの丸山の急登もあっという間に乗り越えました。最後の宗箇山への急坂では「ファイト」の代わりの「1,2,3,と番号」を掛け声代わりに発声、現在地、距離感を確かめながら楽しく乗り越えました。
声を出すことは吐くことであり、深い呼吸は酸素をもたらし、リズム感を醸し出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/9f/97d78b707fec4896c6502a7b2e372e4b.jpg)
(いわれなくても地図とコンパスを持参。進むべき方向、現在地を確認します。これで一人前の登山者になりました。)
事前に資料を配布していたので行程が頭にはぃっていたようでふつうは地図を渡してもカバンの中という人も多いのですが今回は地図を見ながら現在地を確認する人もありました。最初の武田山と次の火山の2回、、進路を確認する方法を学習しました。これでもう自分のものとされたことでしょう。
工程の半ばを過ぎた丸山山頂では行動食の後ストレッチ体操を実施、体をほぐし気分も一新、靴紐を締め直して後半戦に備えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8b/7ad67dafdcf5da083f072b6a8f4a4830.jpg)
(三滝寺の紅葉、今年は昨年より少し早いようですね。かなり落葉していました。)
最後は広島の紅葉の名所、三滝寺の晩秋の風景を楽しみながら全員無事にJR三滝駅に到着しました。
発車時刻は16時16分でしたが余裕をもって16時には三滝駅の到着しました。
めでたし、めでたし、心に残る充実した山行でした。
これも観音様のご加護のお陰でしょう。
ありがたく感謝しています。