平成26年12月29日
我社の主要な取引先にタカキベーカリーという製パン会社があります。
広島では有名なアンデルセングループの一会社です。
1948年8月、創業者の高木俊介夫妻と従業員の2名で広島市南区比治山本町で開業したのが始まりです。
一般には「タカキのパン」でしられ、今ではアンデルセン、リトルマーメイドの名前で全国展開をしています。
我社はそのパンの運送を請け負っているのですが大部分は自社の大型トラックで運ばれますからその業務のわずかな隙間を担って運送しています。例えば、重量オーバーで積み残しが出た場合とか、生産が遅れ定期便に間に合わないとか、何かトラブルが発生した時、我社にお呼びがかかるのです。ですからたいてい真夜中か、午前様の呼び出しになります。我社の夜間勤務体制はこのために作られたようなものです。
時折昼間でも緊急運送の依頼がありますがそれは数量不足とか、パンがつぶれていて形状に問題がある等のクレームが発生したときなどです。パン1個、食パン1斤を中四国、遠近を問わず運搬しています。単価数百円のものを数万円をかけて運ぶのです。何と無駄なことと思いますが信用には代えられないというので即刻運搬します。今年はクリスマスケーキの輸送にも関係しました。12月22日から25日まで我社の総力を挙げて取り組みました。早朝3時から、山陰から市内まで要求されるところはすべてやり遂げました。ミスはありませんでした。先日担当の部長さんから「ご協力ありがとうございました。」とお礼のお言葉を頂きました。こちらとすればお金を頂いていることで当然なことですからお礼の言葉など期待してもいませんし、お礼の言葉などあまり例のないことです。早速に従業員に伝えその労をねぎらいました。今日は我社の仕事納めで挨拶に行ったとき「アンデルセン芸北100年農場」なるものがあることを知りました。県境の北広島町にあるパン屋さんの農場なのです。600haと言いますから広島市民球場の50倍の広い原野を自らの手と足で開墾しデンマークの教育理念である「一人ひとりが自立し、能力や才能を社会のために使う」という理念に共鳴して「高木俊介製パン学校」を作り、麦を育て、粉を挽き、生地を捏ねて、石窯で焼く。そしてそのパンを楽しむ食卓を整える「土づくりから食卓づくりまで」を実践し、よきパン職人としての心と技術を学んでいるようです。ここでは若い人たちが2年間研修しているとのこと。2004年8月から始まったといいますからもう10年になりますから多くの人材が育ち会社の中心となり活躍されていることでしょう。最近ではパンに合うリンゴの木を育てているともいわれました。遠大な計画で実現にはまだまだ幾年月を要することでしょう。莫大な費用を惜しまず理想に向かって万進している姿勢に感銘を受けました.
播いた種はいつかは実を結ぶ。全国的にはまだまだ無名の会社かもしれませんが必ず日の目を見る時が来ると信じています。
パン1個でも届ける。信用を大事にする会社の原点を見た思いです。我社もこのような会社の一端を担っていることを誇りに思い真面目に、誠心誠意の仕事に努めていきたいと思います。私もタカキの大フアンになりました。パンを買うならタカキベーカリー。ご贔屓にしてください。よろしくお願いします。中国山地のど真ん中の農場ですから今は雪に埋もれていることでしょう。春になれば是非とも訪れてみたいものです。
我社の主要な取引先にタカキベーカリーという製パン会社があります。
広島では有名なアンデルセングループの一会社です。
1948年8月、創業者の高木俊介夫妻と従業員の2名で広島市南区比治山本町で開業したのが始まりです。
一般には「タカキのパン」でしられ、今ではアンデルセン、リトルマーメイドの名前で全国展開をしています。
我社はそのパンの運送を請け負っているのですが大部分は自社の大型トラックで運ばれますからその業務のわずかな隙間を担って運送しています。例えば、重量オーバーで積み残しが出た場合とか、生産が遅れ定期便に間に合わないとか、何かトラブルが発生した時、我社にお呼びがかかるのです。ですからたいてい真夜中か、午前様の呼び出しになります。我社の夜間勤務体制はこのために作られたようなものです。
時折昼間でも緊急運送の依頼がありますがそれは数量不足とか、パンがつぶれていて形状に問題がある等のクレームが発生したときなどです。パン1個、食パン1斤を中四国、遠近を問わず運搬しています。単価数百円のものを数万円をかけて運ぶのです。何と無駄なことと思いますが信用には代えられないというので即刻運搬します。今年はクリスマスケーキの輸送にも関係しました。12月22日から25日まで我社の総力を挙げて取り組みました。早朝3時から、山陰から市内まで要求されるところはすべてやり遂げました。ミスはありませんでした。先日担当の部長さんから「ご協力ありがとうございました。」とお礼のお言葉を頂きました。こちらとすればお金を頂いていることで当然なことですからお礼の言葉など期待してもいませんし、お礼の言葉などあまり例のないことです。早速に従業員に伝えその労をねぎらいました。今日は我社の仕事納めで挨拶に行ったとき「アンデルセン芸北100年農場」なるものがあることを知りました。県境の北広島町にあるパン屋さんの農場なのです。600haと言いますから広島市民球場の50倍の広い原野を自らの手と足で開墾しデンマークの教育理念である「一人ひとりが自立し、能力や才能を社会のために使う」という理念に共鳴して「高木俊介製パン学校」を作り、麦を育て、粉を挽き、生地を捏ねて、石窯で焼く。そしてそのパンを楽しむ食卓を整える「土づくりから食卓づくりまで」を実践し、よきパン職人としての心と技術を学んでいるようです。ここでは若い人たちが2年間研修しているとのこと。2004年8月から始まったといいますからもう10年になりますから多くの人材が育ち会社の中心となり活躍されていることでしょう。最近ではパンに合うリンゴの木を育てているともいわれました。遠大な計画で実現にはまだまだ幾年月を要することでしょう。莫大な費用を惜しまず理想に向かって万進している姿勢に感銘を受けました.
播いた種はいつかは実を結ぶ。全国的にはまだまだ無名の会社かもしれませんが必ず日の目を見る時が来ると信じています。
パン1個でも届ける。信用を大事にする会社の原点を見た思いです。我社もこのような会社の一端を担っていることを誇りに思い真面目に、誠心誠意の仕事に努めていきたいと思います。私もタカキの大フアンになりました。パンを買うならタカキベーカリー。ご贔屓にしてください。よろしくお願いします。中国山地のど真ん中の農場ですから今は雪に埋もれていることでしょう。春になれば是非とも訪れてみたいものです。