まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

鎌倉寺山/馬の背訓練山行

2024-07-21 16:43:51 | 日常
(馬の背。細い岩稜手前が下っています。左側の赤いザイルを登ろうと思いましたが登れませんでした。)

令和6年7月20日
今日は8月に予定している戸隠山・八海山山行の訓練の為仲間5人で岩稜訓練を鎌倉寺山・馬の背で行いました。
5時福山に集合しての参加ですから熱意のほどがわかります。
朝5時の時は広島市内では雨が降っていました。雨雲がかかっているので数時間は降るようですが登山前にいろいろと説明することがあるので丁度良いでしょう。
こちらは天応と違い登山靴でクライミングするルートがあまりないのでその下見に先週きて訓練岩場のある程度の目安は立てました。
目標の馬の背も実際の登り、ザイルの張り方も研究しました。
初めに側壁の小さなクラックを手掛かりにトラバースして登るルートを設定し、その後馬の背を下り、再度登り返す訓練です。
馬の背は水平ではなく、傾斜しているので難しいが高所になれるという点では有効な訓練になるでしょう。

6時30分予定通り登山口に集合。
今日の訓練内容を説明。ザイルを張り、ブルージックで通過する方法を実習。
環付カラビナを使用し確保,懸垂下降するムンターヒッチを繰り返し訓練する。
雨が降りだし、雨具を着用して登り始める。蒸し暑さか日差しで熱いのか、いずれにしろ暑いことには変わりない。
登山道沿いで2か所岩場を登る予定したが中止、稜線付近の岩場登りをこなし馬の背に到着。
絶景である。
眼下に車両が走り様が望める。左側は50mくらいの絶壁であり、手始めにそこをトラバースする。
ビレ―してもらい2から3歩踏み出したが岩が濡れて滑り、足元が決まらない。手先の感覚も不安定。さらに先に行けば登りがあり一層困難になる。
ビレ―されているとはいえ、滑落は避けるべきである。登れない。中止し反対側の岩壁を下り、迂回して馬の背に上がりザイルをセットし通過訓練を続行する。 
(安全第一、またいで通過)
【立って通過しました。)
(ラストも安全に通過します。)
厳しい状況でブルージック操作は困難なので一人ずつ確保しして通過していただく。臨機応変な対応というべきでしょう。
後はビレーの訓練。支点をとり確保すれば問題なし。
簡易的な腰がらみ確保の訓練をした。
安定した座位姿勢で荷重が下方にかかる方法を学習した。
荷重に耐えない人がありセルフビレーの重要性を学んだ。
経験者だけに可能なやり方であることを理解した。
スイカを食べて終了。
岩峰まで登り「マメツダラン」を生えている場所を教える。
雨が上がれば夏の強烈な太陽の暑さに見舞われた。
厳しさを体験できた訓練でした。
馬の背の側壁を登れなかった理由は岩が濡れていたことも大きいが登山靴にあります。
下見の時は新品のトレッキングシューズをはいていた。
ズックなので足にピッタリ、底が柔らかなので岩をつかむ感覚があったが下りの時指先にあたり痛いので、今回は普段から使い慣れている登山靴を使用した。
登山靴は底が厚いので岩の感覚もなく、指先に空間があるので指先で立つ感覚に欠け、小さな足場では乗れない。
次回の遠征の時には靴はどうするか。
両方持参すればよいが荷物になる。登山靴が安全であるがホールドがない厳しい岩場の場合は要注意である。
安全な場所を登るしかないでしょう。
(登山口付近には美しい清流がありました。今度は水着を持参しましょう。)

暑さに疲れた訓練であったが汗のかきついでに夕方岩谷観音の登山道整備を3か所行いました。これで東屋までの300mは完璧に工事完了しました。一安心です。
(登山口から250mのところに2か所設置しました。これで完了)
不思議なことですが登山道整備には疲れていても全く疲れは感じません。いくらでもできる。かえつて元気をもらうから。楽しいことは疲れないということでしょうね。
帰りに安芸の湯に入り、さっぱりとして帰りました。
有意義な良い1日でした。



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送別登山・伊予富士(1756m)

2024-07-07 16:53:00 | 日常
(頂上で記念写真)
令和6年7月6日
今日は東京に帰る山仲間の送別登山に四国の伊予富士(1756m)に5人で登りました。
梅雨の真っ最中で天候が心配でしたが観音様のお陰でしょう真夏のような快晴の天候でした。
伊予富士は石鎚山系の山で瓶ヶ森と笹ヶ峰の間にある山でその縦走中に登るので単独で登るのは稀な山です。
ご本人から富士山のように美しい山姿なのでご希望されました。
彼女とは2年前、奥穂高岳のガイドを要請され、登るためには神島一周、沼隈半島一周35キロ歩行等、基礎体力をつけるための体力訓練、天応岩場アイゼン尾根で、岩場を登るための訓練をほぼ1年間行い実力をつけ目標を達した同志です。私の数少ない愛弟子です。

(頂上より、中央雲の下が石鎚山、右が瓶ケ森、手前左が東黒森)
瓶ケ森林道、東黒森から登りますから標高差は約300mくらい、歩き易い笹原の登山道です。頂上からの展望も素晴らしくニノ森から始まり石鎚山、瓶ヶ森、笹ヶ峰、平家平まで昔歩いた山々が見れ懐かしく堪能しました。
(頂上で抹茶の接待をしました。)
私は記念に送別ポスターを作製、頂上では抹茶の接待をしました。
時間は3時間弱でした。
その後、別子の天空の湯に入り汗を流し、レストランで食事会を行いました。
記念品としてご本人のご希望の帽子と靴下を送りました。
私は熊撃退スプレーを送りました。
私の娘たちにも持たせているのですが熊に出くわした時だけでなく女性の護身用も兼ねておりますので安全のため役立ちます。
(笹原が美しい山でした。)
またご本人からも参加者に山道具等のお土産を頂きました。
何から何まで順調で楽しい送別登山でした。

山の友情は永遠です。
またご一緒しましょう。
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時務、やるべき時がある。

2024-07-01 16:52:10 | 日常
(修理前の梯子。一番下の横木がありません。)

(修理後。横木を翌日)設置しました。これで大丈夫です。


令和6年6月30日
久しぶりに晴れたので岩谷観音様に登りました。
長い間来ていないのでどこか悪いところがあろうと段木2本をかついで登りました
補修箇所2か所はすぐありましたが他にも3か所ほどあり応急措置で済ませ次回の作業に繰越となりました。
体も重く、足も重くて疲れが取れない。
重いものを運んだんで肩も痛い。
使用したら、使用した個所が痛いのだからつくづく年齢をかんじます。
雨のお為排水溝が埋まれば登山道を壊します。土嚢も作らねばなりません。
結局4時間余りかかりました。
体力不足を痛感しました。
滅多に来ないのだから確認のため最後まで登ろうと決意し頂上に着くと、何と梯子の最下段の横木が腐食のためありません。
最下段がないので70㎝余り足を延ばせねばなりません。手すりがありなんとかさばって上がりましたが不都合には違いありません。
寸法を取り帰ってただちに製作しました。
すぐ取り付けられるように大きめに穴をあけ、釘もすぐ打てるように下穴加工しました。
午後からは赤帽組合の総会があり3時過ぎから作業開始です。
必要な道具だけ厳選して登りましたから体の負担も少なく作業を含め2時間30分余りで完了しました。
昨日よこ演習をしたので今日は体が軽く早かったのでしょう。
鍛錬が必要なのです。
雨が降っても補修作業は完結するつもりでしたが何とか天候ももってくれ降られる前に終えました。予報通り夜半はが豪雨でした。
この登山道整備段木や丸太で500本余り設置しました。道具もありますから1回で段木3本が限度です。総数150回あまりに加え、別に頂上梯子や休憩所3か所、観音様の舞台や橋も設置しました。よく運び上げたものです。若い元気な時でなければできなかった。昨年末ほぼ完了し、今は修理のための作業ですから1本か2本運搬すればよい。本当に観音様は私の体力をおみとうしで見事とな配剤をしてくださる。その時々にできることを尽くしていれば最高の結果をもたらしてくださいました。
そうではなく今できる最善のことをすればこのような結果になったのでしょう。
今我が家には先月解体現場で頂いた柱の廃材が30本余りあります。これを処理したころには完結するでしょう。
それまで仕事がありと思えばよいのですね。

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