まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

日本一の登山道を作る

2010-10-24 22:27:57 | 日常
平成22年10月24日
この夏も日本の各地に出かけ山に登った。そして気付いた事は登山道の荒廃であった。
雨水で登山道の土砂が流失しどんどん削られてゆく。小さな崩壊も人がとおるたびにひどくなる。山が傷つき悲鳴を上げている。その中にあって百名山の火打山の登山道は今まで見たことの無いような大規模で頑丈で立派な木道、階段であった。日本一の設備であった。おそらく億単位のお金がかかったことでしょう。
だがちょっと問題点もありました。設置後の維持管理である。工事されていないところでは土砂が流れ1m近い段差のところも数箇所ありました。地盤沈下のためか傾いた木道もありました。
私は今、水分峡から岩谷の観音さんに通じる登山道の整備をしています。
全長1350m、標高差300m この登山道を「自然と人に優しい日本一の登山道」にしようと目標を立てた。工事のやり方は倒木などを切断して土砂の流失を伏せぐ段木としたり、土嚢で足場や滑り止めにしています。自然にやさしいとは土砂の流失がない。したがって木の根の露出もなく落ち葉の上を歩ける道。人に優しいとは階段の段差が20cm以内に抑える。そうすれば降りるときにも膝の負荷が少なく楽に降りれる道。週に1から2回工事を継続しています。私の強みは手作りであるが管理が行き届いていること。悪いところがあれば即修理しています。
下部は90パーセント、上部も50パーセントは成し遂げました。この週末には各6時間かけて工事を行いました。登山口までの距離標識を6箇所設置、登山道の木の根の露出したところを土嚢で覆いました。上部の真砂土のえぐれた急坂に丸太4本を切り出し階段と土留めを作りました。あとは雨が降れば土砂を流し綺麗に埋め戻してくれ歩きやすい登山道になるでしょう。
手を加えるごとに歩きやすい登山道に変貌してゆきます。
登山道を整備する私を観音さまが助けてくださる。観音様に守られています。健康、元気をいただきました。「ありがとう」「ごくろうさま」声をかけてくれる登山者の言葉はあたかも観音様の励ましのように思われ力が入ります。 
写真は火打山登山道の丸太を使用した頑丈な階段です。
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不安を除去する

2010-10-22 16:12:39 | 日常
平成22年10月21日
どうも「めまい」が続くので耳鼻咽喉科を受診しました。
程度は悪性ではないというので一安心。
受診は昨日引越した元ボクサーのお客様の言葉がきっかけになりました。
「ボデーは少々打たれてもなんともないが、頭の急所を打たれると衝撃でめまいを起こし立てなくなる。1週間はフラフラする。放置すると後遺症が残ることがある」
内耳には砂や水でバランスを取っている機能があり、強打された衝撃でその定位置が狂い、誤った信号を脳に送るからバランスが崩れめまいがおきると説明されました。正しい位置に戻れば直る。それには暫く時間を要する。戻す助けとなる運動法を教わりました。
そういわれれば覚えがあります。今年7月に仕事中に階段の角で大きなたんこぶが出来るほど頭部を打ちました。目から火花が出ました。
山でも木や岩にぶっけることがありますが大抵、ヘルメットを被っているからたいしたことにはなりませんでした。
今年5月、赤帽仲間でまだ若い人が脳の出血でたおれました。映像を見ると年齢以上に老化していたとの事。私も心配になりMRIをとり検査してもらいました。まったく綺麗で異常なしとのお墨付きを貰いました。
8月に涸沢小屋でめまいで立てなくなり小屋の人に運ばれたことがありました。仲間は脳出血ではと心配しましたが小屋の人は典型的な高山病と言われました。
その理由は疲労、ダイアモックスの服用、飲酒して寝ると起きたとき、呼吸機能が低下して高山病の症状を起こすといわれ、小屋でもよく起こす人があるとの事でした。
その対応は「座って大きく深呼吸する、温かい飲み物を取る。」でした。
30分も続けると直りました。
「めまい」も年のせいか、疲れとおもいあきらめて、不安ながらもそのうち直るだろうと軽く考えていました。原因が分り、すっきりと霧が晴れた心境です。
体が不調を訴える時は放置してそのうち直ると思い、我慢せず医者にかかり、不安を除くことが大切だと痛感しました。
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火打山、(2461m)、妙高山(2445m)

2010-10-14 22:22:25 | 
平成22年10月8日(金)~11日(月)
百名山の火打山、妙高山に仲間5人で登ってきました。
今年5月、上高地の明神岳を登った帰路、上信越自動車道を走ったとき広々とした高原と形のよい妙高山に惚れて今回の山行になりました。コースは笹ヶ峰登山口から火打山に登り黒沢ヒュッテに泊まり、翌日は妙高山にのぼり燕温泉に降りるコースですが越後富士の名前のとうりの美しい山容と紅葉、温泉等見どころの多い山行でした。火打山への登山道は木道のつづくすばらしい道でした。大変な金額を要したことでしょう。天候はよくなくて雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でした。「天狗の庭」の湿原まできましたが、初めてのコースであり天気も悪く時間も遅くなったので登頂は中止し明日の天候しだいで再挑戦することに決め予約していた黒沢ヒュッテに向かった。黒沢ヒュッテは建物も青色の円形状の建物と変わっていましたが朝食もクレープとスープという珍しいものでした。これなら食べ残しはありませんね5時30分に出発。火打山の上りにかかる頃には晴れ間も見え出しすばらしい紅葉も楽しめ皆幸運に歓声を上げました。幸運に感謝し板や丸太で登山道を手直ししました。いよいよ本命の妙高山に向かいます。外輪山の大倉越えをスギトラバースみちにはいると眼前に天を圧する巨大な妙高山が目に飛び込んできます。いよいよこの急騰を上ると思うと身震いがします。」さすが百名山簡単には登らせてくれません。でも女性陣は元気です。たいした休みも取らずコースタイムより早く上りました。岩峰より360度の展望を楽しみました。下山路は鎖場のある修験者コース、鎖場だけでなく岸壁が階段状に切り込んであるのには驚きました。悪路のガラ場を下り3時間余りを要しようやく燕温泉に帰着しました。
なにもない林の中の自然のままの露天風呂「黄金の湯」何回も風呂を堪能しました。
良い山、良い温泉、満杯のご馳走、良い山行でした。
写真は火打山の中腹から見た妙高山です。
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