まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

名越さん発見される。

2014-06-07 11:55:16 | 日常
平成26年6月7日
昨日、県岳連から「名越さん発見」の第一報はいただいていたが今朝の新聞に詳しい内容が掲載されていました。
6月も広島山岳会の方は第3次の捜索に入るとの計画は聞いていましたが、県岳連としては8月に集中して参加するとの方針でした。まだ雪も深く、状況は5月とあまり変わらないので雪が溶けて消えるまでは困難ではと感じていましたが、仲間の熱意、執念が通じたのでしょう。発見できて本当に良かったと思います。タンカー爆発事故の時、行方不明の船長の捜索にあたり、船長の携帯電話の信号をキャッチしたとの報道がありそのような方法があるのなら今回の捜索でも利用できるのではと淡い期待を抱いていました。どの様な方法で発見できたのかは不明ですが新聞によれば発見場所は標高1900mと言いますから稜線直下になります。上部は雪も早く溶けます。あまり深くない位置にあったので今回の発見につながったのでしょう。しかし、雪のあるこの時期に発見できるとは今までに前例のないことでまさに奇跡です。ご家族のお気持ち、広島山岳会の皆様の苦闘を思うとき本当に早く連れてかえることができてよかったです。
 実はわたくし1週間前に名越さん発見の夢を見ました。2ガリの横から発見という夢でした。ガリーの横とは変な場所だなと感じていました。今月2回にわたり我会の勉強会で「気象遭難」という内容でお話しするので、今回の事故原因、名越さんとの大山遭難事故での出来事を考え、気に掛けていたのでこの様な夢を見たのでしょう。
ともあれ正夢になり本当に良かったです。
奥様、ご家族の皆様、山岳会の皆様本当に良かったですね。ご苦労様でした。

追記
翌日の新聞によると死因は「多発外傷」となっていました。
多発外傷」とは初めて聞く言葉です。頭部、腹部、胸部、骨盤、四股のうち二か所以上が損傷して生命の危険がある状態で緊急の処理を要するもの。とあります要するにあちこちが骨折いている交通事故にあったような状態を言うらしい。このことが果たして死因と言われるのか疑問です。
事実、大山遭難の時の死因は凍死でした。状況は頭蓋陥没骨折、脊椎損傷していても落下した後動いた形跡があるので即死ではないとの判断から凍死になったと説明を受けました。捜索の場に警察官もおられ、直接に遺体発掘を指揮されていたからその痕跡を見逃されなかったのでしょう
今回も発見後はまず最初に警察官による検視があったでしょうに・・・恐らく、遺体発掘後に警察官が来たのでしょう。 即死でないなら凍死とすべきでしょうに疑問の残る死因です。

追記2
名越さんは6月8日、現地にて火葬に付されたとのこと。
葬儀は本人の生前の希望により家族葬にて執り行うとのことです。
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