まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

国見岳遭難事故に思う

2008-10-22 20:14:47 | 日常
平成20年10月19日
この日朝から熊本、宮崎両県にまたがる国見岳(1739m)にのぼつていた15人のグループのうち3人が行方不明になり2日後に救助されると言う事故がありました。
登ったことがないので詳しくはわからないがおかしな遭難事故といわざるをえない。出発してすぐに1人が不明になり、探しに言った3人が行方不明になり、そのうちが又別れ別れになり遭難した。どのようなグループかわからないがとにかくばらばらなグループであり、地図の見方もわからないようで山の知識もないようでどのような登山をして居られていたのでしょうか。

このような事故に付き合わせられる地元消防団、警察の皆さんは怒り心頭に達しておられるのではないでしょうか。救急車をタクシーがわりに使用する人のことが問題視されるがこの事故も同様であろう。一緒に行動するとか、れんらく手段を持つとか基本的なことがなされていません・・・・そういえば遭難者3人の出身地が横浜、大阪、宮崎とばらばら、心もばらばら、妙なグループですね。事故はおきるべくしておきたと言うべきでしょうか
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仙人池山行

2008-10-08 11:11:06 | 日常
平成20年10月3日から6日
永年の念願である紅葉の仙人池を見に行ってきました。
我会の会員、男性5名、女性9名の計14名、台風の襲来で実施できるか心配されましたが2日前に温帯低気圧になり影響はありませんでした。
大町から扇沢経由で黒四ダムに入り黒部川を下り内蔵助平から、ハシゴ谷乗越を越え、真砂谷ロッジに予定どうり4時前に着きました。時間どうりなのは前回の下見のお陰です。
ここで問題になったのは、帰りのトロッコ列車に乗車できるかどうかです。この時期大勢の観光客のため、仙人池ヒュッテには予約にない人は乗車できないとの張り紙もあり、乗車できず引き返す人もありました。乗車出来なければ帰ることが出来ず仙人池より引き返し又このロッジに泊まるしかすべがありません。
翌日は朝すぐに出発する予定でしたが、予約センターは9時10分からしか連絡できません。其の待ち時間の間、剣沢雪渓を上り長次郎谷の入口まで雪渓を歩きました。
アイゼンがないので苦労しましたが楽しそうでした。
予約センターの連絡がつかないので、仙人池ヒュッテに予約を依頼して出発。
二股より仙人新道をのぼり、三の窓雪渓や裏剣のアルペン的な展望、紅葉を楽しみながら仙人池ヒュッテに着きました。トロッコ列車に乗車できるとの報に接しまず一安心。今日はここにとまり紅葉の仙人池を堪能できます。みんなまず風呂に入り、ゆっくり写真や午後のお茶タイムを楽しみました。
宿の方からも、旅行ツアーの方からも明日のトロッコ列車に乗るのは時間的に無理だと忠告されました。
一昨年雲切新道にコースが変更になってからは2時間以上も時間が余分にかかり、正味時間でも10時間30分はかかり、休憩時間を入れれば13時間は要します。
5時20分の最終列車に乗るのは大変なのです。
我々はそれを承知できている。有名なおばあさんに会うため、このヒュッテに泊まらんがためである。其のこだわりがある。だから一般登山者はここには泊まらず下の仙人温泉か、先の阿曽原まで降ります。
みんな温かい心のこもった料理、イカ墨や本当に気取らないおばあさんの温かい人柄に接し大満足でした。
ここに泊まってよかった。明日はみんなに頑張ってもらおう。
朝3時に出発予定としていたので「おばあさんから夜は危ないので再考してはどうか、といわれた。無理は承知してここに泊まったことを話し、気をつけますといい了解していただいた。
一晩中、雨が激しく降る。雨音を聞きながら雨でよかった朝までこの雨音がしているようにと祈らざるをえない。ここは標高も2100mと高く、万一雪なら大変でした。対策を考えているとねられず、何度も目が覚める。
3時過ぎ支度をして1階に下りるとおばあさんがお茶を沸かして待っていておられた。「温かいお茶を飲んでいきなさい」
母のような優しい心ずかいに胸が熱くなった。むすびを食べ4時出発、昨日下見確認した空の岩沢が滝のように流れ落ちている。谷を下ったところに本流の沢があり、それを渡り左岸の登山道を下るのだが、暗くて周囲がわからずそのまま沢を下ってしまった。
誤りにきずき引き返したが40分あまり時間ロスをしてしまった。
仙人谷には大分時間オーバーして到着。このままでは今日中のトロッコ列車に乗れない恐れもあり2班に分ける。雲切新道は悪路でした。中高年は下りが苦手です。仙人ダムでは乗車時間ぎりぎり。水平歩道まで130m急坂を上り阿曾原につく。」予定タイムより10分早い。これなら間に合うかも。ここで元気をつけるためうどんを食べる。20分余り時間がかかったがよい休養になった。11時45分出発。あと5時間15分しかない。これを過ぎれば今日は帰れない。私も明日は仕事がありぜひ帰らなければならないがそれはいえない。あせって事故でもおこせばすべては水泡に帰す。じっと我慢。ただ歩くのみ、わき目も振らず、景色も、写真も撮りたいところであるが今日の列車に乗るため我慢してひたすら歩く。途中休憩したのは2回のみ15分あまりのみ。4時間で下山地点に着きほっと一安心もう大丈夫。4時30分欅平駅に到着。
先行隊が駅で待っていてくれた。途中で後続隊を確認し30分しか違わなかったので、一緒に帰るため待っていてくれたとのこと。仲間とは有難いものです。
後続隊の人もこれだけ無理して歩き抜き、困難を乗り越えたこと。
本当によく頑張った。
「やれば出来る、大きな自信になったことでしょう」

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