平成30年2月26日
わが宿に盛りに咲ける梅の花 散るべくなりぬ見む人もがも 大伴旅人
この冬は記録的な寒さの日が多くありましたがこのところ温かい日々が続いています。今月18日、比婆山雪中登山の青空の日を境に季節感が一変したような気がします。以後、一歩、一歩、確実に春の足音が聞こえてきます。日中にはストーブもいらないくらいになり、小さな我家の庭先にもあちこちから花の芽が芽吹いて、今や遅しと花咲く春を待ち焦がれているようです。ご近所の庭先にはここ数日で急に紅梅が空いっぱいに咲き誇り、春の到来を謳歌しています。いよいよ春到来だ。いつものことながら時期が来れば必ず花は咲く。自然は、規則正しく、普遍です。それのひかえ、人間界は年々、次々と変化し、衰えていく。今年、何人亡くなったであろうか。何人介護を受けるようになったか。お隣さんも介護施設に入り、空家になった自宅は売りに出された。私自身も少し体力の衰えを感じる。いつまで、この元気さを維持でき、働けるのか。光り輝く自然の普遍性に感心するとともに、人間の変化、衰えを痛感するこの頃です。生き生きとし生命力あふれる春に、このように感じるのも年の性でしょうか。
追記 川崎、広島に住む孫達から大学入試合格との嬉しい春の便りが届きました。お金が忙しくなりますが何よりの嬉しい春の便りです。親たちもホット、ひと安心していることでしょう。ご苦労様でした。
広島気象台は25日、梅の開花を観測と発表。平年より19日も遅くこの冬の寒波が影響したのでしょう。26日は「ひばりの初鳴き」なのですが聞けるのは何日になるのでしょうか。
冬至の日には日の入り時刻は17時1分でしたが今日の日の入り時刻は18時3分、1時間余りも遅くなりました。光の明るさに春を実感しています。