友人が「花の百名山」の本で見つけて誘いを受け、何気に行った鳴神山(群馬県桐生市)。
素晴らしい植物の宝庫でした。

カッコソウ(勝紅草)、群馬県のこのあたりにしかない絶滅危惧種
サクラソウ科サクラソウ属

ヒイラギソウは関東北西部の一部にしかないこれも絶滅危惧種です。
小さな花のように見えますが、思いのほか大振りの植物でした。
葉っぱがヒイラギに似ています。シソ科キランソウ属。

ヒメイワカガミ。花が白い

ルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科ルイヨウボタン属。
花びらのように見えるのはガク片。

ヤマツツジが満開。
オオルリ、ミソサザイ、キビタキなどの声が降り注ぎます。

こちらはミツバツツジ

登山口ではフジが満開で、

下山後、赤城神社手前の覚満淵まで車で登れば、アカヤシオに会えました

アカヤシオ
鳴神山では貴重な植物をネットを張って守っています。
守る会の人々に話を伺えば、温暖化で雪解けが早くなり、生まれた鹿がすべて育ってしまうので鹿が増えすぎ、それが下草や木の幹を食べつくしてしまうのだそうです。

手前には点々とカッコソウが咲いていますが、ネットの向こう側の下草はなくなっています。