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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

それでも春は咲くin印旛沼公園

2011-04-12 | 植物&動物
花曇りのおとといの日曜日は近場の印旛沼公園に出かけてみた。
ここ2,3日の暖かさで急に木々の色が変わった。
欅(ケヤキ)は、芽吹くと同時にぎゅっと拳を握ったような蕾がびっしり。
その力強さは頼もしい限りだ。

足元の雑草もぐんぐん伸びて、なにやらあやしげな花が。

スズメノヤリ(雀の槍)別名スズメノヒエ(雀の稗)
花の形が毛槍に似てるからだそうだ。
初めに雄蕊が開いて後から雌蕊がでてくる変わった花。
雀にこの毛槍を振り廻してもらえば、得体のしれない不安が消し去られるかもしれない。


山茱萸(サンシュユ)の終わりかけの花房。
この中のいくつかが秋には美しく赤い実をつけるだろう。
山茱萸は漢方薬の材料として大切な実です。(八味丸などに含まれている)
(補益肝腎、渋精縮尿、固経止血、斂汗固脱)
山茱萸の向こうは満開のソメイヨシノ。


印旛沼公園への坂道の両側はソメイヨシノのアーチになっており、
桜吹雪がふりかかる。


丘の上の公園からわが町を望めば、印旛沼対岸のランニング&サイクリングロードにも
ずーっと桜が咲いているのが微かに見える。
本当なら3月下旬の日曜日は、佐倉朝日健康マラソン大会がにぎやかに行われるはず
だったが地震で中止となっってしまった。
眼下の畑も野菜が育ち、春の力強さを感じる。
なんでもない平和ないつもの景色。