漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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肌の炎症がおさまり、去年の冬とはぜんぜん違う

2006-01-28 | 肌トラブル・アトピー・美容
昨年4月から漢方対策をはじめ、昨年を振り返ってしみじみ、
「去年とはぜんぜんちがいます。たまに太ももあたりがかゆいけど、炎症を起こしているところもほとんどないし・・・」

子供の頃からのアトピーで、肌がすっかり黒くくすんでしまっていた30代女性のこと。
当初は、目の周りや指など色素沈着がつよく、思わずそこに目が行ってしまう肌色でした。全体的に乾燥肌で、耳や唇などが炎症を起こしてすぐに切れれてしまう状態。

これまで肌状態に波はありましたが、それでも少しずつくすみが取れてくるのがわかり、なによりご主人が、「よくなってるよ」、「前よりも調子良さそうだね」とよくほめてくれるのだそうです。

これってすごく大事。めげそうになっても、養生をまた続けられます。

逆に、調子悪くする方法は、
「疲れてるみたいね」「それ、大丈夫?」「具合悪そうだね、大丈夫?」
心配してあげてるみたいだけど、これで相手の寿命は縮まるとか。
気をつけよう。


夏場は補陰剤、活血剤とともに炎症を抑える処方を使い、スキンケアには生薬がたっぷり含まれるローションとクリーム。
漢方薬剤師が作った敏感肌対応化粧水&クリーム
寒くなってからは、補血活血を中心に潤いを補う対策を行っています。
どんなときも、決して炎症が治まらなかった手の甲も、今は落ち着いています。
いい状態を長く維持すれば、肌全体が安心して、過敏な状態がおさまってくると思います。

漢方の部屋