江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

梅まつり

2023-03-16 01:07:20 | 大道芸
府中郷土の森博物館の梅まつりは、雨に降られることもなく
無事に終えることができた。

ちょっと俗な話をして申し訳ないが、
この梅まつりに今年で19年大道芸に出ていて
投げ銭がもっとも多かった。
嬉しいことに
「これを見に来ました」とか
「毎年楽しみにしています」などと
声をかけられる。
そう、毎年出られるところがあるということは、
とても有難いことなのだ。

そして感じたことは、
見ている人々が、
新型コロナから解放されているのではないかと思えるほど
のびやかで明るかった。

梅は、祭りが始まったとき
すでに早咲きの梅はかなり咲いていたが、
その後がなかなか続かず、
2月も末になってやっとほぼ満開となり
この分だと会期終了まで十分花を楽しむことができると
思っていたのだが、
この暖かさと先週の強風で
最後の週末は惨めなほど花は散っていた。
梅はひとひら、ひとひらと散る風情が良く
人形を遣いながらもつい気分が酔ってくるのだが
今年は全く違っていた。
桜かと見まごうほどの花吹雪。

千秋楽
男の子がざるの中の投げ銭を覗き込んで一言
「お金がもったいない」
すると両親が口をそろえて
「なんて馬鹿なことを言う、
こんなに素晴らしいものを見せてもらったんじゃないか」

こんなに嬉しい言葉はない。
花が散ったせいか人出は思ったほどではなかったが、
二人とも気分は上々で帰路に就いたのだった。
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