江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

葬斎場での公演

2010-12-01 23:18:35 | 日記
11月23日は葬斎場に呼ばれた。
会員だけが集まると聞いていたので、葬儀に関わる企業の担当者を相手にした
イベントがあって、その中で遣うものと思っていた。
会場に着くと、確かにお線香の匂いが漂っている。
最初の挨拶で、「私の生前葬にお越しくださいまして・・・」
と冗談を言おうかと思ったぐらい。
ところが式次第を見てびっくり。
私たちの単独公演だった。

葬斎場を新しく建設しようとすると、近隣住民からの反対が強いと聞く。
そこは新しく建てられたところというわけではないが、
近隣住民に開かれた場にしようと、今回の企画が立てられたらしい。

開演時間は11時と聞いていた。
ところが、開演時間はあって無いが等しい状態。
11時にあわせて9時から仕込み始めたのに10時には人が会場内に坐りだし、
10時20分に仕込が終わった段階で、会場は100人ほどの人で満杯になっていた。
だから着替え終わるや否や始まってしまった。

舞台に立ってみると、お客さんの期待がひしひしと伝わってくる。
存分に楽しんでいる感じ。
こちらも乗せられ、楽しい公演になった。

片付けていると、見た人が自宅から柿を数個持って来た。
そして会場からは葉付きの大根を4本。
こういうのが嬉しい。
コメント
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