12月２２日 夜景

泉ガーデンタワーの４３階から夜景を眺めた。
きれいというか、
まだ仕事をしているところが多いのだろうか、
蛍光灯の白い色の窓が、遠くまで広がって見える。
光がありすぎる、
それが率直な感想。
しかも航空機の識別用のビルの上の赤い点滅明かりがなんと多いことか。

暮れになると増えるイルミネーション、
私はあの青い明かりがダメである。
ＬＥＤができてからあっちこっちで電飾が飾られるようになった。
みんな競うようになっているから
どんどん派手になっている。
これは人間の生理に沿った正直な反応だ。
でもこれじゃ例えＬＥＤを使っても、とてもエコとは言えまい。

私にとって一番印象に残っている夜景は、
飛行機から見たテルアビブの街だ。
街灯しかないのだが、その色が全部オレンジ色に統一されていた。
以前にも書いたが、
自爆テロがよくニュースになったとき、
でも街の中には暗い影の部分ができていた。
青い色は気持ちを落ち着かせるという話だが、
私はオレンジ色のほうが温かみがあって落ち着くと思っている。

東京の夜景は、余りに白い光が多すぎる、
その白い光が魅力の乏しいものにしている
と、思えた。