どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ミディアン 死者の棲む街」

2020年08月09日 | 映画
公開時に大阪松竹座で見たきりだった映画「ミディアン 死者の棲む街」をブルーレイで久しぶりに鑑賞。面白かった記憶はありましたが内容は忘れている面が多かった。ただデビッド・クローネンバーグ演じる殺人鬼のマスクのデザインが恐ろしいインパクトを残していました。見直してみてもあのデザインは絶品でしたね。話の内容は「ラビリンス 魔王の迷宮」のホラー版というか何処かホラーというよりダーク・ファンタジー映画のような印象も受けるクライブ・バーカーらしいちょっと変な映画でした。主人公と恋人との無理矢理な恋愛物語とかもありますが、ミディアンに棲む異形な種族のフランケンシュタインの怪物みたいな扱いの者達への畏敬や哀しみなんかが感じられる所がとても良かったです。人間側の方が悪者として途中から見れる感じでした。特殊メイクの効果が素晴らしく沢山の異形の者達が登場します。マットペイントやミニチュアやセットも沢山で効果的に使われており最後は派手な爆発やら何だか凄い事になってます。そんな独特の世界観が見事な映画ですが何かまとまりというものが無く何だか凄いけど良く分からないまま終わってしまったような変な感覚も残す映画でした。ディレクターズ・カット版というのもあるみたいで見たいですが何処が違うんでしょうね?高いから買わないだろうけど見た人いたら教えて欲しいです。




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