どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ナイトサイレン 呪縛」

2024年09月11日 | 映画
先週末に公開されたばかりなのに今週で上映が終わってしまうと知った見たいと思ってた映画「ナイトサイレン/呪縛」を仕事帰りにレイトショーにて鑑賞。何と客は僕1人で貸切状態で見れました。
ホラー映画だと思ってましたがホラーというより静かなアート系映画って感じだったかな。結局細かい事まではよく分かりませんでしたが映像で語る物語展開に女優さんの表情や音楽なんかに惹き込まれて興味深く飽きる事無く最後迄見れました。
現代の魔女物語だったのですが本当に魔女だったのかは曖昧で「女はつらいよ」なジェンダー絡みなテーマが裏にあるような感じ。
何となくは伝わるものはありましたがハッキリとはしないので切なくも恐ろしい展開や何処か感動出来そうな部分でも完全に感情移入出来てる訳じゃないから傍観するようなフワッとした捉え所の無い不思議な良さを感じるようなものがありました。まぁその曖昧さが良かったりもして結構好きな感じでしたけどね。大筋は大体予想はつきました。
レズの隣人の女が魔女の踊り見てから死んじゃうのは何で?って思ったけど邪魔だったから?色々と本当は奥が深そうな映画ですが雰囲気だけでもなかなか良いものがある映画だったと思います。




コメント

「シティ・オブ・ゴッド」

2024年09月11日 | 映画
DVDで映画「シティ・オブ・ゴッド」を5.1ch 大画面にて鑑賞。ブラジルのスラム街で生きる若者の実話を元にした生々しい危険で死と隣合わせの世界を描いた凄い映画でした。ドキュメンタリータッチで描かれていますが構成や展開が実にしっかりしていて次々にエピソードと登場人物達が紹介されそれぞれが最終的には全て絡み合うという無駄の無い内容でした。命の価値が低い恐ろしい社会で悪が横行していますが悪の中の善も少しあったり権力者の交代劇や治安を守る為の悪やら一筋縄ではいかない事柄がディープに描かれてました。色々と考えさせられるものもありましたが、どうしたら良いのか分からない程の世界でしたね。
そんな壮絶な世界の中で極めて個人的な事柄なんかもしっかりと描写されていました。
なので全くの他人事としてでは無く感情移入も出来て恐怖も楽しさも感じれました。
映画としても良く出来ていて新鮮で見応えのある作品でした。






コメント

「サイコ・ゴアマン」

2024年09月09日 | 映画
3枚買えば1枚貰えるというキャンペーンの為、更にもう1枚何か買おうと選んだのは配信で見たけど内容かなり忘れちゃってた憎めない面白さがあった筈の映画「サイコ・ゴアマン」。ブルーレイで7.1ch大画面にて見直しました。主役の生意気なガキの妹の弾けっぷりが気持ち良い程の元気な良さがあってコイツに大人から怪物まで皆引きずり回されます。色々と破茶滅茶ですが最後は何か良い話で纏まるという悪ガキの楽しい夢のような内容の映画です。
おバカでくだらないギャグがアナログな特撮やモンスタースーツでしっかり見せてくれる気合いの入った80年代のその手の映画に愛を感じる作りの趣味全開な憎めない作品でしたね。
特典映像も色々入ってるみたいなので後で見ます。






コメント

「エイリアン ロムルス」

2024年09月08日 | 映画
レイトショーで久々な「エイリアン」シリーズの新作「エイリアン ロムルス」を鑑賞。初期2作の影響色の強い映画で基本的な筋は同じだけど色々と捻りが加えてあったりで飽きずに惹き込まれて見れました。
ただエイリアンの成長過程が早過ぎって感じもしましたがテンポ良く進むのでダラダラ展開するよりは良かったかな。ジワジワな恐怖感みたいなのは無かったけど。
キャスト陣は皆新しい人達で新鮮に見れた。1人あの方が出てきたのは驚きでしたが…。
それぞれのキャラクターに個性が出てて良かったです。前知識殆ど入れずに見れたので色々と驚きも素直に感じつつ、まぁ何となく先の読める焼き直し感もあったけど楽しめました。パート1をまた見直したくもなりました。









コメント

「新宿アクション映画祭り vol.8」

2024年09月07日 | 自主映画
昼から8mm映画を4本見てから夕方から新宿に移動して「新宿アクション映画祭り vol.8」を見に行く。ギリギリ間に合いました。今日は新旧自主映画三昧な1日となりました。
見たのは以下の6本。簡単に感想を記す。

「帰れない二人の刑事  ー張り込み篇ー」
撮影に色のトーンもしっかりした作品で下らない会話のやりとりが可笑しくて笑えました。何気に笑かすというのは難しいものですが自然に役者と脚本で良く出来てたと思います。

「赤山洋太郎の命日」
シリーズ何作目だろうか?最初のが1番好きだったかな。アクションしないアホらしい所が好きだったんですが今回はちゃんとアクションもやってたりします。最後はここでは書かないけどアホな場面をしっかり見せてくれて楽しかったです。

「ヒューマンマンvsセンスマン」
何回か見てますがアイデアが面白いですね。酒飲みながら見ると更に笑えるのは知ってるけど今日はシラフで見ました。

「三木自由律はるか2019」
自己表現を全面に出したハプニング系パフォーマンス記録映画。ウエディングドレス着て街を歩くという非日常を1人で撮ってます。何か凄いものがありました。

「バーサス・シャーク」
今作が1番興味があった映画でしたが期待していたものとは違った印象。サメと部屋でグダグダしてる後姿の場面は何か好きでしたけど。クレジットのお母さんとの会話も良かった所。

「PROLOGUE」
何か良く出来てた映画だった気がするが不思議な事に内容とか場面が今や全然浮かばない。アレ?なんで?








コメント

「ぴあフィルムフェスティバル2024」

2024年09月07日 | 自主映画
凄く久々に国立映画アーカイブに行き「ぴあフィルムフェスティバル2024」の高校生が作った8mm映画特集上映を見ました。
どの映画も凄くて高校生が作ったの?って思えるようなしっかりした出来だったりエネルギーを感じました。8mmを見るのも久々で大画面で見る粒子とか懐かしくもありました。流石にフィルム上映では無かったけどちゃんとデジタル化された状態で見れたのは良かった。上映後に座談会トークがあって監督らが自由に当時の状況や関係性について語るのが興味深くも面白かった。
見たのは4作品。以下に簡単に感想を記す。

「気分を変えて?」
以前にVHSでは何度も見てたので、なんか懐かしい感覚にもなりました。デジタル化されてクッキリした印象。映画撮りたい熱量を感じれます。

「教訓I」
ちょっと長いと感じたけど、しっかりドラマが描かれていて凄いと思った。

「The story of "CARROT FIELD''」
長尺だけど物語に惹き込む力があって案外短く感じた。高校生が撮ったと思えないしっかりとしたドラマで大人っぽい内容でした。

「ORENGING’79」
三留さんが若い!だけど今と変わらない服装や雰囲気がありました。ファントム・オブ・パラダイスのあの曲が流れて、もうこの頃からファントム・フリークだったんですね。何気に金色の時計が印象的。







コメント

「料理長殿、ご用心」

2024年09月06日 | 映画
昔テレビの洋画劇場の次週放送みたいな予告編を何度か見て気になってたけど見逃していた映画「料理長殿、ご用心」のブルーレイが安くなってたので購入。大画面で日本語吹替版にて初鑑賞。結構吹替が無く字幕になっちゃう場面も多かった印象ですが吹替も自然で懐かしい昔よく聞いた声も聞けたりで楽しく当時のテレビ見るような感覚で見れました。
高級な料理を題材にしたコメディで殺人ミステリー映画でした。なかなか変わった軽快な娯楽作です。「ランボー」のテッド・コッチェフ監督作品ですが色々なジャンルの映画を作られてるんですね。
なかなか犯人は誰か?何の為に?っていうのは分からなかったのですが途中で犯人は分かっちゃった感じでまぁ最後はやっぱり…という流れでしたが最後に捻りがあって犯人は別人だった事が判明。直前の台詞で全貌が読めたけど何とも粋な展開で更に憎めないオチも待ってました。お見事です。
最後に狙われるデザート担当女性シェフをジャクリーン・ビセットが演じていて綺麗でセクシーで魅力的でした。映像的には料理よりも彼女が今作の1番の見どころだと思います。
ヘンリー・マンシーニによる音楽も昔から頭に残っていて懐かしく聞けました。
テレビ放送用に勝手に差し替えされたんだと思いますが13日の金曜日の音楽が殺しの場面には付けられてましたね。






コメント

「メシア・オブ・ザ・デッド」「メサイア・オブ・デッド」

2024年09月06日 | 映画
前から気になってたけどDVDが画質酷いメーカーだったから買わなかった映画「メシア・オブ・ザ・デッド」もしくは「メサイア・オブ・デッド」を配信にて大画面で初鑑賞。画質はまぁまぁ綺麗で古さの味もあって良い感じでした。内容とかは全く知らずに見れて出てる人も知らない役者ばかりでしたが1人だけ「1941」に出てたおっさんだったような…。日本語字幕が自動翻訳みたいな感じで読みにくくて理解しにくかったけど案外映像に魅力があって集中して見る事が出来ました。何かよく分からない流れが続き興味深くもありましたが中盤でちょっと怠くも感じました。だけど後半、映画館の場面からグッと良くなって独特の静かに不気味で恐ろしいものを味わえました。そこから最後までは悪夢のような展開で物語の全貌が明らかになってゆきます。この後半は久々にゾッとしつつもワクワクする不思議なものがあり気に入りました。
家の中の壁にポップアートみたいな絵があったり色彩の使い方とか撮影の構図とか美術がとても魅力的で良かったです。
美術はジャック・フィスクが担当されていたんですね。彼の美術仕事はいつも良いセンスを感じます。前半の流れとかよく分からない感じの所もあったのでブルーレイのソフトとかちゃんとしたのが出たら購入して見直したい映画です。






コメント

「デス・ゲーム/ジェシカの逆襲」

2024年09月05日 | 映画
オーストラリアのアクション映画のドキュメンタリーで場面の一部を見て気になっていた映画「デス・ゲーム/ジェシカの逆襲」のブルーレイがまぁまぁ安かったので衝動買いしちゃう。大画面にて初鑑賞。オーストラリアの乾いた土の風景にカンガルー等も出てきて主演女優さんも美人で絵になる映像で内容は単純過ぎる程でしたが感情も地味に揺さぶられる面もあり惹きつけられるものがありました。ちょっとグダグダともたつく印象も多かったですが冒頭から余計な説明やドラマも無くデス・ゲームなるものが始まります。
アクションにホラーにリベンジものが合わさったタイトル通りのB級感溢れる映画でした。映像的に素敵な場面も結構あって無理矢理音楽で盛り上げるように何かしらの音楽が流れていた印象です。全体的に作りは微妙な感じもするけど何か心意気というようなものも感じれて良かったです。
半裸で車に縛り付けられ車を走らせるという凶悪な場面のインパクトがやっぱり凄かったですね。1人だけスタント派手めな男が車や屋根に飛び移ったりして目を惹きましたが思ってたよりはアクション少なめでした。
「マッドマックス」みたいなのを少し期待していたからね。





コメント

「100人の子供たちが列車を待っている」

2024年09月03日 | 映画
前から気になってたドキュメンタリー映画「100人の子供たちが列車を待っている」を鑑賞。1時間弱の作品です。
貧しくて映画館に行った事も無いような子供達に映画の始まりや原理に作り方なんかを教えてゆくという学校の教室が描かれてます。何気に今の若い人も知らないような映画の初期の成り立ちやフィルム時代の映画の仕組みに撮り方等、初心に帰って一から勉強するような興味深い内容で個人的にも面白く授業を受けれた感覚もありました。授業というより遊びと表現して教えていたのが良かったですね。子供達の素朴な笑顔や反応が素敵でした。
最後に皆で街の映画館へ映画観に行く場面で終わります。
映画の夢や楽しさに記憶を呼び起こさせる温かい気持ちになれる作品でした。






コメント

「ターミネーター2」拡張特別版

2024年09月02日 | 映画
VHSやLDで昔何度も見てた映画「ターミネーター2」の4Kリマスター版の3種のバージョンが収録されてるブルーレイを購入。パート1の方が個人的に大好きな「ターミネーター」ですがその後のシリーズは全部劇場で見てます。今回初めて4Kリマスター版で見たのですが画質は凄くクリアになってました。拡張特別版という155分の1番長いバージョンで8.1ch大画面にて初めて鑑賞。昔、特典映像で部分的に見てた場面もあったけど随分と間が空いてたので新鮮に驚きと共に見れました。脚本の工夫やアイデアが見事で内容もしっかりしてました。ターミネーターを演じるシュワルツェネッガーの無表情の芝居も改めて見て素晴らしいなぁと感じた。微妙に表情に変化もあったりします。結構古い映画でCGも初期のものですが今見ても良く出来てると思える革新的作品。だけど個人的にはパート1がやっぱり1番好きですね。






コメント

「バブル」

2024年09月01日 | 映画
続けてスティーブン・ソダーバーグ監督の「バブル」という映画をDVDで鑑賞。こちらも静かに淡々と展開する映画でしたが内容的に興味深く徐々に色々な事が起きて意外な流れや背景が明らかになってゆき最終的には深く考えさせられ気持ちや感情も地味に伝わって来る見応えある良い映画でした。
ソダーバーグ監督作の中でも個人的には1番良かったんじゃないかなと思える良く出来た映画だった。役者陣は皆初めて見る方達でしたが皆実に良くて自然体な良さが感じられた。毎日の日常の中で秘めたストレスのようなものを溜めた生活とか何かリアルなものを感じれました。




コメント

「ガールフレンド・エクスペリエンス」

2024年09月01日 | 映画
昔、予告編のコマ数変換を仕事でやって存在は知ってた映画「ガールフレンド・エクスペリエンス」のDVDをGEOで見つけて衝動買いしちゃう。「バブル」という映画も収録されてるって事でお得感もあってね。監督はどちらもスティーブン・ソダーバーグで今迄いくつか彼の作品は見てますが丁寧に作られた撮影のお洒落な映画って印象で芝居とかは見応えあるけど何か物語には魅力が無くまったりとした展開が退屈な感じのものが多かった気がします。今作もやっぱりそんな感じの映画で最終的に暫くすると忘れちゃうような淡々とした内容の作品でした。高級エスコートガールの日常を静かにお洒落な映像で描いてました。主演はサーシャ・グレイという綺麗なポルノ女優さんでした。澄ました表情が印象的です。今や結構昔の映画となっておりますがデジタルビデオ撮影でREDってカメラが出た頃の作品じゃないかな。調べてみると最近、同題名でドラマシリーズ化されているみたいです。主演はライリー・キーオで。
そんなに面白い内容では無かったと感じたけどドラマは違うのかな?みんなこういうの好きなのかなぁ。
悪くは無いんだけど僕にはイマイチ何も心に残さない感じの映画でした。







コメント