どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『エカテリーナ2世の四大ディナーセット -ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会-@東京都庭園美術館』なのだ

2009年05月27日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 目黒(白金台)にある 東京都庭園美術館へ行ったのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



今わ <エカテリーナ2世の四大ディナーセット展>が開催中なのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ

東京都庭園美術館 <国立エルミタージュ美術館所蔵 エカテリーナ2世の四大ディナーセット ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会> 7月5日(日)まで

※HPはないようです。




エカテリーナ2世が作らせた、4つのディナーセットが展示されています。今回も香水塔に明かりが灯っていて、晩餐会に招待されているような感覚になります。


展示された、四大ディナーセットの説明と感想。(文章にある、『セルヴィス』は、食器セットのこと。)

ベルリン・デザート・セルヴィス

プロイセン王フリードリヒ2世が、エカテリーナ2世に贈ったものです。有名なベルリン王立製作所で制作され、トルコに対するロシアの勝利を主題にしたセルヴィスは、ロシアの力と権勢とともに、ついこの間まで、ドイツの僻地の公女だった女帝の成功をヨーロッパが認めたということを象徴しています。(←解説から)

シュロの葉を象った透かし彫りの皿が良かった。解説には、縁取りには、女帝の名前(Catherine)の頭文字のCが四方にある。


グリーン・フロッグ・セルヴィス

エカテリーナ2世がイギリスの偉大な陶芸家ウェッジ・ウッドに注文したものでした。このセルヴィスには、女帝が所有した宮殿の象徴である蛙が絵付けされています。また、イギリスの城、宮殿、教会、昔の史跡、自然の風景、公園などが描かれ、さながらイギリスの風景を集めた百科事典になっています。これは、イギリスの政治体制や芸術的な性向に対してロシアのエリートたちが寄せた特別な愛の印なのです。(←解説から)

緑のカエルの紋章(上から見たカエル)がカワイイです。他のセルヴィスと違い、このセルヴィスだけ茶色を使用した単色のみで、地味な印象ですが、風景などが精密に描かれている。


カメオ・セルヴィス

エカテリーナ2世が寵臣グレゴリー・ポチョムキン公爵のために、セーブル王立製作所に注文したものです。カメオをテーマにした古代ギリシア・ローマ風の装飾は、宝石彫刻という芸術に対する情熱で世に知られていた女帝自身を象徴するものでした。この大がかりな注文品は、フランスで開発された特殊な素地と特別な地色が使われています。(←解説から)

青色(ブルーロワ【王者の青】、ブルーセレスト【天空の青】)、金彩がキレイで、青の色がトルコ石のよう?花のデザインもチューリップ。


聖ゲオルギー・セルヴィス

殊勲の祝いの席で使われた「勲章」セルヴィスのひとつです。エカテリーナ2世の時代にロシアの高位の軍事勲章を祝う宴のために、わざわざ陶磁器製のセルヴィスを作らせることは、軍隊の戦功に対する敬意を表す行為でした。聖ゲオルギーの戦功勲章はロシアで最も名誉のある勲章です。このセルヴィスは、モスクワ近郊のフランツ・ガルドネルの工場で制作されました。(←解説から)

軍隊の戦功に対する勲章らしいので、重厚感があります。

ベルリン・デザート・セルヴィス、カメオ・セルヴィス、聖ゲオルギー・セルヴィス、テーブルを組んで展示していました。


上記の4つのセルヴィス以外にも、もう1つ展示していました。(メモをきちんととっていないので、うろ覚えですが・・・。)

聖アンドレイ・セルヴィス

使徒のアンドレイがロシアにキリスト教を伝えたこととのことで、ロシアの守護聖人は、聖アンドレイだそうです。マイセン王立制作所で制作。デザインは、ロシアの国章の双頭の鷲と、使徒アンドレイが磔刑にされたX字型の十字架。


テーブルセットと庭園美術館で、ちょっとセレブ気分を味わえるので、行かれてみては、いかがでしょうか?


庭に出て写真をちょっと撮りました。



シカがいました。



咲いていた花も日に照らされキレイでした。





この後わ 東京都庭園美術館にあるカフェレストランの<cafe 茶洒(サーシャ)Kanetanaka>でランチをしたけど そのことわ また 今度書くのだ(※建物の外観を撮り忘れたので 食べたものの写真なのだ)



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