どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『美の饗宴 京都画壇と神坂雪佳 ~100年の時を超えて~@日本橋高島屋』なのだ

2013年06月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<麺処 ほん田 東京駅一番街店>でつけ麺(味噌)を食べたぼくらわ 日本橋高島屋に移動して 6月10日で終わってしまった展覧会<美の饗宴 京都画壇と神坂雪佳 ~100年の時を超えて~ 京都市美術館・細見美術館コレクションより>を見たのだ



京都市美術館と 細見美術館の作品が展示していて ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

神坂雪佳が描いた<金魚玉図>なのだ(※画像わ 部分なのだ)


正面を向いた金魚わ ちょっと不細工に見えるけど かわいいのだ ぼくらわ この作品をずっと見たかったから 今回見れて 嬉しかったのだ


神坂雪佳<百々世草>の2点(狗犬・雪中竹)が良かったのだ

<狗犬(くじ)>なのだ


かたつむりを見る 白い子犬が可愛いし デザイン化されたような感じだったのだ


<雪中竹>なのだ


竹の後ろから ちょこんと出てきた スズメが可愛いのだ こちらわ <狗犬>と違って写実的なのだ


松園さん(上村松園)が描いた<待月>なのだ


前にも見ていて 嬉しい再会なのだ 後姿が妙に艶っぽくて 見惚れちゃうのだ

松園さんの意図とわ 絶対に違うと思うんだけど ぼくにわ 描かれた女性わ 月を待っているんだけど 待ち人(男性)を待っているようにも思えてくるのだ


大好き松園さんの作品や ぼくらの知らない京都画壇の作品も見ることが出来て良かったのだ

神坂雪佳の作品も 思ったよりも多めに展示をしていたし <金魚玉>や <狗犬>などわ 前から気になっていたので やっと見れて 嬉しかったのだ

あと デパートとかの展覧会で よくあることなんだけど 無料でもらえる作品リストを用意してくれると 嬉しいのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


日本橋高島屋 <美の饗宴 京都画壇と神坂雪佳 ~100年の時を超えて~ 京都市美術館・細見美術館コレクションより> 終了しました

http://www.takashimaya.co.jp/base/tokyo/top/img/info_130515_tokyo01.pdf

公式サイト?
http://www.mbs.jp/event/binokyoen/




展示構成

四季の移ろい

いにしえの京美人 今様の京美人

和歌の美 吉祥の美

装いの美

愛しき所(とこ) 愛おしきもの

京都市美術館と、細見美術館所蔵の作品、約70点を展示していました。


気になった作品

1.神坂雪佳 四季草花図屏風

六曲一双の小さな屏風。琳派の伝統を近代に蘇らせた草花図屏風で、右隻に描かれた紫陽花が、当時の江戸琳派では、使用しなかったであろう濃い水色が華やかで目を引いた。


14.川端玉章 紅葉の図

紅葉した楓と、水面に映る楓が描かれている。季節が全く違うのだが、水面に映る楓の赤が、蓮の花のように見えて面白い。


19.上村松園 待月


楼上の柱ごしに月を待つ女性の後姿が描かれている。月はまだだが、女性の帯には、月とウサギの柄だった。


※参考として載せますが、松園さんは、同じタイトルの作品も描いています。(足立美術館所蔵)



25.竹内栖鳳 絵になる最初


モデルの女性が裸身をさらす前に見せた一瞬の恥じらいの表情をとらえたもので、女性の手で赤らめた顔を隠す仕草が何とも色っぽい。


27.上村松園 人生の花


前にも見たことのある作品。<人生の花>、結婚式に向かう親子を描く。花嫁の照れたような、緊張した表情が良い。


29.西山翠嶂 槿花(むくげ)

槿花のまわりに、白い着物を着た女性が描かれているが、この女性は、この世のものとは思えないような、儚さがある。


33.梶原緋佐子 帰郷

バスか、電車の停留所で、乗り物を待つ日本髪を結った着物姿の女性が描かれて、大正時代の作品なので、和傘でなく洋傘を持っている。今回展示していた他の女性を描いた作品に比べ、着物や背景が地味な色だったからか、この女性の白い肌は美しい。


34.上村松園 晴日(せいじつ)



35.神坂雪佳 杜若図屏風

二曲一双の金地の屏風。国宝の<燕子花図屏風>からの着想だろう。こちらは、青い花だけでなく、白い花も描かれいるが、花や葉のデザインは、一緒だったような気がする。


46.神坂雪佳 白鳳図

シンプルな白鳳図といった感じか。


52.北野恒富 浴後

軒先?に座り、涼んでいる女性が描かれ、よほど熱いのか、胸元がはだけており、気怠そうな表情をしていた。


63.神坂雪花 「百々世草」

3点が展示しており、中央にあった<狗犬(くじ)>の可愛さに惹かれる。



69.神坂雪佳 金魚玉図(※画像は、一部分)


解説には、こう書かれています。
『金魚玉は軒先などに吊るすガラス容器のこと。正面向きの金魚がこちらを見つめる面白い構図である。日本古来のユーモアを、雪佳も確かに受け継いでいるといえよう。吊忍(つるしのぶ)をあしらい、表装は、葦簀(よしず)に見立てるなど涼を呼ぶ趣向となっている。雪佳のこだわりと愛着が窺うかがえる一点。』


京都市美術館と、細見美術館所蔵の作品を同時に見れて、お得感がありましたし、念願だった神坂雪佳の作品を見れた、そのことにつきます。<金魚玉>の金魚自体もインパクトがありましたし、葦簀の表装のアイデアも面白くかったです。

今回、神坂雪佳の作品を見て、より好きになったので、いつになるかわかりませんが、神坂雪佳の回顧展が開催してほしいと思いました。


この後わ 秋葉原に移動して 金曜日のみの営業<紫 くろ㐂(くろ喜)>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ