goo blog サービス終了のお知らせ 

どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『セザンヌ パリとプロヴァンス@国立新美術館』なのだ

2012年06月08日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 前に違うサイトに載せていたものを 再編集したものなのだ

ぼくらわ 国立新美術館に行って 6月11日まで開催していた<セザンヌ パリとプロヴァンス>と 7月16日まで開催している<大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年>を見に行ったのだ

最初わ <セザンヌ パリとプロヴァンス>を見たのだ



セザンヌの作品 約90点を展示していて 最後の方にわ アトリエの再現もあったのだ


展示していた中で ぼくが気になった作品をちょっとご紹介するのだ

1番良かったのわ <四季>の連作の4枚なのだ
   

左から<春>→<夏>→<冬>→<秋>の順に展示していたのだ

四季の連作で 4点で1日の時間の流れも表して 寓意も込められているそうなのだ 人物のバランスにちょっと違和感を感じるんだけど ふんわりした色合いで ずっと眺めていたくなるような作品だったのだ


<トロネの道とサント=ヴィクトワール山>も良かったのだ


見たことあるのわ 遠景のサント=ヴィクトワール山が多かったので この作品のように大きくて ドーンとしたサント=ヴィクトワール山わ 主張が強くて良かったのだ


<自画像>なのだ


第1回印象派展の次の年に描かれたもので 自信たっぷりといった感じなのだ


あと <りんごとオレンジ>も良かったのだ




セザンヌわ そんなに好きでなかったんだけど 今回 セザンヌのたくさんの作品を見れて 少しだけ好きになれたのだ

<四季>の4点わ もう1度見たいのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想なのだ


国立新美術館 <セザンヌ パリとプロヴァンス> 6月11日(月)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2012/cezanne2012/index.html

http://cezanne.exhn.jp/





展示構成

1.初期

1-1 形成期:パリとプロヴァンスのあいだで
1-2 ジャス・ド・ブッファン

2.風景
2-1 北:1882年まで
2-2 南:1882年まで
2-3 北:1882年以降
2-4 南:1882年以降

3.身体
3-1 パリ:裸体の誘惑
3-2 パリ;余暇の情景
3-3 プロヴァンス:水浴図

4.肖像
4-1 親密な人々:家族と友人の肖像
4-2 パリ:コレクター、画商の肖像
4-3 プロヴァンス:農民、庭師の肖像

5.静物
5-1 北を中心に:1882年まで
5-2 南を中心に:1882年以降

6.晩年


約90点が展示されており、最後には、アトリエの一部の再現もありました。



気になった作品

1.女神の接吻-詩人の夢(フェリックス・ニコラ・フリリエによる)


セザンヌの古典の題材で、古典の技法?のものは、初めて見たかも?全体的に地味な印象だが、女神と詩人の周りに光が当たり美しく見せている。


14.四季 夏

15.四季 冬

16.四季 春

17.四季 秋

春→夏→冬→秋の順で、この並びで展示。
   

最初に、<夏>と<冬>を制作し、のちに<春>と<秋>を制作したため、左から<春>→<夏>→<冬>→<秋>の順に展示していた。春は明け方、夏は昼、秋は夕暮れ、冬は夜と1日の時間の流れも表していた。4点の中で、華やかな印象を受ける<春>と、<秋>に惹かれる。


20.首吊り家、オ-ヴェール=シュル=オワーズ


第1回印象派展に出品した作品。暗い感じのタイトルがちょっと嫌だが、作品の中央に光が当たっているように見えて明るい印象を受ける。


28.サンタンリ村から見たマルセイユ湾


遠景の建物等が簡素な感じで描かれていて、キュビスムっぽくて、セザンヌらしいと思った。


39.大きな松の木と赤い大地

画面中央に、大きな松を配し、遠景には大地が広がる。浮世絵を基にした構図?他に作品もそうだったが、松の葉の塗り方が水彩の様な感じだった。


43.トロネの道とサント=ヴィクトワール山



48.聖アントニウスの誘惑

『砂漠で修業中、悪魔や怪物の攻撃、美女による誘惑といった幻影に襲われた聖アントニウスの物語。』セザンヌは、女性の誘惑を描いた作品。


54.船にて (※以前、西洋美術館で撮影したもの)



62.自画像


第1回印象派展の翌年に描かれて作品。堂々としていて、自信に満ち溢れている感じに見えます。


71.庭師ヴァリエ

庭師が渋い感じで、ずっと眺めていたくなる作品でした。ポストカードが売ってなかったのが残念。


83.りんごとオレンジ


リンゴが、複数の視点から描かれている。意図して描いたのか、意図せず描いたのかが気になる。


この展覧会で、セザンヌの凄さが少しだけ理解出来た様な気がしました。



この後わ 一旦 国立新美術館を出て 1年くらい前に食べて美味しかったイタリアンのお店の<トラットリア・イル・フィーゴ・インゴルド>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ