※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
ぼくらわ 東京国立近代美術館で開催中の<上村松園展>の前期展示を見たのだ(※前期わ 9月26日までだったのだ)
ぼくらわ 松園さんの絵が大好きだし 前期展示で 東京国立博物館蔵の<焔>も展示していたので 行ったのだ
日本画が約70点 写生などが約20点あったけど その中で ぼくが良かったと思う作品を数点ご紹介するのだ
1番良かったのわ <虹を見る>という 二曲一双の屏風なのだ
夕立の後に出来た? 虹を 母子と女性が見上げているのだけれど ぼくもこの絵の中に入って 虹を見たいと思ったのだ 消えかけている虹がキレイだったのだ
次に良かったのわ 前にも見たことある作品の<焔>なのだ
↑これわ 前に 東京国立博物館で撮影したものなのだ(上村松園展でわ 撮影禁止なのでご注意なのだ)
この生霊 怖さもあるけど ぼくわ 悲しみもあるような気がして ちょっとかわいそうな気がするのだ でも 藤の花と クモの巣の 打掛(着物?)が美しいのだ
<人生の花>という作品も 印象に残っているのだ
作品リストを見ると この作品わ 3つあるみたいで 今回わ 2つが隣り合わせで展示していたので 見比べてみると 作品リスト6番の方の 花嫁さんの 下唇が青くしてあったのわ 驚いたし なんでだろうと思ったのだ 6番の作品わ 後期も展示しているので 青い下唇をじっくり見てほしいのだ
あと <春の粧(よそおい)>も 良かったのだ
これわ 右側にいる人の帯が 龍の柄で 気になったのだ 龍わ 目がパッチリ開いて ちょっとおかしな顔をしていたのだ
ぼくらわ 松園さんの作品が好きで 山種美術館や 他の企画展(上村 松園・松篁・淳之 三代展)などに見に行っていたので 見たことがある作品も 結構あったと思うけど 素晴らしい作品や 着物を着た キレイな女性たちが いっぱい見れて 良かったのだ
今わ 後期展示なので <焔>とかわ 展示していないけど <序の舞>が展示しているので ぜひなのだ
↓後日 後期展示も見に行ったのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/84645a1e2eaee0b336c72f470a5f2941
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
東京国立近代美術館 <上村松園展> 10月17日(日)まで (※前期展示は、終了)
http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/index.html
作品リスト
http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/list.html
展示構成
1章 画風の模索、対象へのあたたかな眼差し
2章 情念の表出、方向性の転換へ
3章 円熟と深化
3章-1 古典に学び、古典を超える
3章-2 日々のくらし、母と子の情愛
3章-3 静止した時間、内面への眼差し
附章 写生に見る松園芸術のエッセンス
日本画が約70点、写生などが約20点の合計約90点を展示していました。今回、作品の解説パネルはなく、入口に置いてある作品リストに作品の解説が載っています。
気になった作品
5.人生の花 (前期展示)
6.人生の花
5.6の作品は、同じタイトルで同じ構図。婚礼の場に向かう花嫁と、付き添う母を描いている。隣り合わせの展示なので、見比べてみると、花嫁の帯はともに同系色だが、5の作品の方が鮮やかなので、より若い花嫁のような印象。6の作品の方は、5の作品に比べると目尻から頬にかけてほのかに紅を塗っており、下唇は、なぜか青く塗っていた。なんでだろう?
12.四季美人図 (春、夏が前期展示)
4幅あって、今回は、春、夏の2幅が展示。特に<夏>が良かった。舟に乗り夕涼みをしていり女性が、舟の低い屋根(人の腰の高さくらいの)に肘を乗せ、団扇を仰いで休んでいる姿が描かれている。
15.春の粧(よそおい)
3人の女性が、桜を愛でている姿が描かれている。気になったのは、右側に描かれた人で、帯の柄が龍で、しかも、ちょっとユニークな顔をしていた。
21.人形つかい
「人形つかい」というタイトルだが、人形つかいは描かれてなく、襖を開けて覗きこむ姿や、開けた襖から見える人たちが描かれている。
22.花
3人の女性(親子?)が花を散るさまを見ている。タイトルが「花」となっているが、散る花のことでなく、この3人の女性のことを指しているような気がする。
31.花がたみ
作品リストの解説には、『謡曲「花筐(はながたみ)」の登場人物・照日の前(てるひのまえ)が、愛する継体(けいたい)天皇を想って狂い舞う姿を描く。愛する人を想うあたり正気を失う心理状態を表現するために精神病院に取材に行くなどして研究した。』と書かれています。
女性(照日の前)の表情もそうだが、着物(十二単?)が着くずれ、地面には壊れた扇が落ちていてより一層、正気を失ったように見える。ただ、解説文を読んでから見ると、この女性(照日の前)は、可哀想に思えてくる。
33.焔 (前期展示)
作品リストの解説には、『謡曲「葵上(あおいのうえ)」に取材した作品。光源氏のもと恋人・六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)は光源氏の正妻・葵上に嫉妬し生霊となってしまう。顔の表情、髪の毛をくわえるポーズなどによって、執拗な嫉妬の念が表せている。』と書かれています。
藤の花と蜘蛛の巣の柄の打掛(着物?)を着ている六条御息所が、足が透けていて、地面に付きそうな長い髪や、髪を口にくわえる仕草も怖さを感じる。 近づいてみないと分からないが、打掛(着物?)の蜘蛛の巣は、良く見ると白と黒の2種類がある。
↑これは、以前東京国立博物館で撮ったものです。
34.楊貴妃
楊貴妃は、服を着ているが、胸が露わになっており、後宮で皇帝を待っている場面を描いているのか?侍女が楊貴妃に鳳凰の髪飾りを付けている。たしか、皇帝は龍で表していたと思うし、皇后も鳳凰で表しているのか?
41.天保歌妓
赤い帯に、金で描かれている鳳凰の羽根の柄が美しい。
47.草紙洗小町 (前期展示)
作品リストの作説には、『謡曲の「草紙洗小町」に登場する小野小町のお描いたもの。松園の謡曲の師匠・金剛巌が舞台に演技する姿から想を得た。舞台姿のうち、顔だけを能の面から生身の人間の顔に置き換えて表している。』と書かれています。
51.冬雨
雨の中、着物を裾を持つ仕草がキレイである。帯は小さな丸で、雪の結晶を表しているので、鹿の子絞りか?
56.虹を見る
二曲一双の屏風。右隻の右上に、うっすらと赤、黄、青、紫?の虹が描かれ、2~3歳くらいの子を抱く母子が虹を見上げ、左隻も竹で出来た長椅子に腰をかけた女性が虹を見上げている。夕立の後のよう。
59.母子
作品リストの解説には、『幼子をしっかりと抱き、愛情に満ちた眼差しを注ぐ母親。明治初期頃の京都・中京あたりの良家の人物か。本作品を制作する数ヶ月前、松園の制作活動を長年支えてくらた母親が歿した。本作品には、失われゆく古き良き今日の街の面影と人々の営み、亡き母への思いが込められている。』と書かれています。
たぶん、56の作品(虹を見る)の子どもの着物が一緒?
72.晩秋
女性が障子に雪の結晶の紙を貼り付けている場面が描かれている。このように障子に雪の結晶などの模様を貼り付けるなんて、初めて知った。
74.新蛍
75.簾のかげ
この2作品は、同じような構図で隣に展示していた。<新蛍>は、浴衣に団扇で下に1匹蛍が飛んでいる。<簾のかげ>は、振袖に扇子。この見比べは面白い。
上村松園の作品は、好きで良く見に行っているので、何度が見たことある作品もあったけど、良い作品がたくさん展示していました。
特に、今回初めて見た<虹を見る>は1番良かったと思います。今は後期展示でちょっと作品が変わりましたが、<序の舞>も展示しているので、興味のある方は、ぜひご覧ください。
こちらが<序の舞>です。
巡回情報
京都国立近代美術館 11月2日(火)~12月12日(日)
※焔、序の舞は、半期ずつの展示予定。
この後わ 東京国立近代美術館の常設展にあたる<所蔵作品展「近代日本の美術」>を見て来たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ