※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
三井記念美術館に行って とっくに終わってしまった展覧会だけど 前に行ったときに 混んでて きちんと見ることが出来なかった<江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵>を見たのだ
ぼくらわ 柴田是真という人を知らなかったのだけれど 凄い作品をいっぱい残していたのだ 漆工芸家で画家でもあって工芸品 絵画などが100点ほど展示して いっぱいに気に入った作品があるけど その中でも 何点かご紹介するのだ
<柳に水車重箱>わ 漆工芸品で 櫛箆(くしへら)を使って 漆に波の文様を作ったり 水車や 植物の蔓(枝?)が 流れるように美しくて 素晴らしい重箱なのだ
<花瓶梅図漆絵>わ 一見 木に描いているように見えるのだけれど 紙に描いていて 木(紫檀)に描いているかのように見せている<だまし絵>のようなのだ
これわ 板橋区立美術館所蔵なので また見る機会があるような気がするのだ
<烏鷺図漆絵>わ カラスと白鷺が描かれていて 漆で描かれた カラスの色がいいのだ テレビで見た時に漆絵の説明をしていたのだけれど 漆絵って 普通に描こうとすると かすれてしまうので ゆっくり描かないといけないそうなのだ 間隔で言うと 色を置くような感じだそうなのだ
他にもいっぱい良い作品があったけど 詳しいことわ えこうが書くと思うのだ
この展覧会わ 京都(相国寺承天閣美術館)と 富山(富山県水墨美術館)に巡回するし アメリカからの里帰り品が多いので お近くの方わ ぜひ ご覧になってほしいのだ
ここから先わ 展覧会の詳細とえこうの感想を載せるのだ
三井記念美術館 <江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵> 終了しました
↓終了した展覧会なので、HPがないようなので、巡回先だったサイトを載せます。
http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1003.htm
私は、柴田是真を知らなかったのですがすごい人ですね。蒔絵師は絵師がデザインした下絵をもとに作品を作るそうですが、デザインも自分で作らないと、自分の作品とは言えないとして、四条派に入門して画法を学んだりしたそうです。もちろん漆工としての技術も素晴らしいです。
あと、これはテレビでやっていたのですが10歳年の離れた歌川国芳が弟子入りをしようとしたそうですね。年齢の離れた是真に弟子入りをしようとするなんて、それだけで是真が凄かったかが分かる気がします。
今回の展示、大まかに分けると、アメリカからの里帰り<エドソンコレクション>と、<国内所蔵作品>の順に展示してあって、漆工芸品、絵画、漆絵が約100点ほど展示していました。
気になった作品(数字の前の『E』がエドソンコレクション、『J』は国内所蔵作品)
E-1.竹葉文箱
竹製の蓋に、竹の文様を描いている。竹の葉は葉脈ごとに蒔絵を塗り替え、金、銀、、切金(きりかね)、切貝を合わせる。竹の葉に虫喰伊なども表現していて面白い。
E-4.宝尽分料紙箱
表蓋の右下にある緑色に輝く七宝文の中の花が美しい。
E-13.柳に水車文重箱
櫛箆(くしへら)使いによる青海波塗の水の流れが美しく、植物なども素晴らしい重箱。
E-19.流水蝙蝠角盆
面白いデザインの盆で、流水文の上を飛ぶ2羽の蝙蝠います。その蝙蝠が金平蒔絵で表したり、黒漆塗に蒔絵で、片喰(かたばみ)の葉を蝙蝠に入れたデザインとなっている。
E-21.稲穂に薬缶角盆
タイトルの稲穂や薬缶に目がいくが、薬缶の提手にいるキリギリスの素彫されている技がすごい。
E-22.紫檀塗香合
高級輸入材、紫檀の香合、蓋表から側面にかけて干割れが生じたため、木と金属のかすがいを打っているが、これもまた紫檀を模倣した紫檀塗による「だまし漆器」。干割れは是真自身が故意に表したもの。(解説から)
表蓋や中底の表面が美しい。
E-35.沢瀉と片喰図印籠
表面のインパクトのある沢瀉(おもがた)と、裏面の控えめな片喰が対照的で面白く、片喰のハートマークのような葉が可愛らしい。
E-46.霊芝に蝙蝠図漆絵
蝙蝠の蝙の字は、福に似ていることからめでたい画題として描かれている。しかもこの作品は吉祥のあかしとして生える霊芝まで描かれている。初めて漆絵なるものを見たが、漆だと普段見られえない色の深みがあるような気がする。
『テレビで紹介していたのだが、粘りの強い漆で絵を描くのは大変だそうで、絵画の速度で描こうとするとかすれてしまうので、ゆっくり漆を置くように描いたみたいです。あと、西洋の油絵より耐久性に優れているそうですよ。』
E-47.烏鷺図漆絵
カラスとシラサギが描かれている。金箔の貼られた金色の雲により、2羽の鳥がより際立って見える。やはり漆で描かれたカラスの色がいい。
E-53.漆絵画貼
カメやカエルが漆で描かれているから、妙に質感がリアルで、オーバーな言い方だけど生きてるみたい。
E-54.松に藤小禽図
松の枝に小禽が止まっている。その小禽の目線を追ってみると、藤の蔓が松の枝から垂れ下がり、一端水中に没して、再び水面に顔を出している。『水くぐりの梅』というのが古来描かれた画題だが、それを受けて『水くぐりの藤』としたのだろう。是真はこのような駄洒落のような画題を時として描いている。(解説から)
小禽の首をかしげた仕草も可愛らしく、『水くぐりの梅』ならぬ、『水くぐりの藤』というのも面白い。でも、私は、『水くぐりの梅』という画題は知りませんでした。
E-58.四睡図
豊千(ぶせん)禅師、虎、寒山拾得が描かれているが、可愛らしい表情でみんな寝ている。寒山拾得ってよく気味悪いようなインパクトのある姿で描かれているが、子供姿で描かれていたのは初めて見た。
E-61.瀑布に小雀図
是新の瀑布は人気があったそうで、小雀が真下の滝をのぞいている姿が描かれている。この作品だけ<だまし絵>のように掛軸の上(天)、中回し、下(地)などに木の幹や枝が描かれている。
※こちらに、掛け軸の説明が載っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%9B%E8%BB%B8
E-63.瀑布に鷹図
双幅の掛軸、右幅に親子の鷹が描かれ、左幅には瀑布が描かれているが、瀑布の中に親の鷹の顔が描かれているのが面白い。
E-66.群蝶春秋草花図屏風
描かれている蝶は、別の紙に描いて切り取ったものを貼っているそうです。なんでこんな方法をとったのだろう?
E-69.鴉に兎祝宴図
ウサギの家にカラスが婿入りする様子を描いたもので、擬人化されたウサギやカラスがユーモラス。
J-1.闇夜桜扇面蒔絵書棚
中棚から引き出しにかけて大きな扇が蒔絵で表現していて内部にあるからかやけに立体感がある。あと、桜の花びらの螺鈿がキレイ。
J-15.花瓶梅図漆絵
どこから見ても高級輸入木材の紫檀地に、梅の折枝が活けられいた花瓶を蒔絵と漆絵で表した。蒔絵製の額に見えるが、実はこの紫檀地は和紙に漆絵を施し、紫檀特有の木目一筋一筋を刀で彫って再現した漆絵。(解説から)
板橋区立美術館所蔵なので、また見る機会があるかも?
東京会場はとっくに終わってしまってますが、京都と富山に巡回するそうですよ。めったに見ることが出来ないアメリカからの里帰り品や、漆絵なども見れるので、お近くにお住まいの方はぜひご覧になって下さい。
この<江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵>はオススメですよ。
巡回情報
相国寺承天閣美術館 4月3日(土)~6月6日(日)
富山県水墨画美術館 6月25日(金)~8月22日(日)
この後わ 日本橋の近くにある お蕎麦屋さんの<紅葉川>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ