夕方になり、自民党国会議員への自派閥から受けたキックバック金の是非を問う検察の立件・起訴の姿勢が明らかにされた。絵にかいたような、検察の見事な忖度劇である。捏造まで許す検察なら、お手のものだろう。行政に動かされる検察だけでなく、この劇にはマスコミの役割も大きい。元検察官のコメンテーターをはじめ、御用?識者が起訴の難しさを熱弁するのを、昼間にTV各局が流す。
顰蹙を買うが、いえば、能登半島地震と羽田空港の事故がキックバックを霞ませた。この今を逃さず、起訴の発表を行う。とともに、派閥を解消する発表が今も故Abeの最大派閥からなされたように、全派閥をなくすようだ。
ちがうだろう。人がよれば派ができるのだ。意見を述べ合って戦わせて良い政策案の立案ができるのだろう。金とポストのためだけの派閥だから駄目なのだ。と、当たり前のことをズラズラ言っても屁の河童である。
ただ、少しだけ言っておきたい。
派閥の上級?幹部級議員は起訴立件をパスできたようだ。しかし最大派閥主のAbeが銃撃される前に、キックバックを無くそう と言ったことは明らかなようだ(どのTVでも伝えとる)。主君の言うことを聞かない上級な臣下を想像するのは困難だ。すると、無くそう発言のすぐ、幹部はキックバックのことをキッチリと調べ上げたはずだ。いや、調べるまでもなく分かっていたのだから。それを棚に上げて、会計責任者が勝手にやったことで私は全く知らなかった と開き直る。国会のややこしい問答では重箱の隅をせせるような問答を繰り広げるのに、自分の身体の垢には気づかないふりをして、次の選挙風呂でさっぱりした顔をする・・・大人のTVは突っ込まない。ま、こんなもんです。