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ゆうゆう職場

地方公設試験研究職を勤めあげ?、70歳ころまで溶接技能検定にタッチすることができました。間質性肺炎に悩まさる欲張りです。

試験材渡しの日

2016-12-01 18:35:03 | Weblog


12/4日曜日の実技検定試験用の材料渡し(前渡しと呼ぶ)に午前中からポリテクセンター詰め。前渡しそのものは13時~15時の2時間だけだが、鋼材を詰めた網コンテナを開放して数量をチェック。石油プラントに出入りの配管溶接専門の溶接士が多いのか、四日市での試験らしく?パイプ鋼材が沢山詰められている。鋼材板と違い、嵩張る。まずコンテナからパイプを出したあと、数量の多い3、9mmそして19mm厚の鋼板を数える。以上でもう結構な労働となってしまう。何年か前まではS先生が実習生諸君と一緒になって作業台上にパイプと鋼材板を種別ごとに綺麗に並べ数量チェックをしてくださった。しかし、S先生が転勤されると、当然のことではあるが、当方でチェックするように と風が変わった。ま、今まで甘えておったのだが・・・
 そんなわけで数量チェックだけで小一時間。次にまとまった試験材を受け取りに来る社のために、社で区別した試験材の山を作り上げる。鉄骨系の社では9mm・19mmの(炭素)鋼材の山、石油機器関連社では炭素鋼だけでなくステンレス鋼さらには合金鋼のの板・パイプの山。最後の合金鋼あるいは高張力用鋼材の試験は石油プラント仕事に必須のもので、石油学会が規定するもの。このように、多種多様な山を作るので間違いがあると大変。一番気を遣う仕事ですわ。ここでようやく昼飯・・・コンビニのサンドと調理パンのみ。ところで2葉目の写真に鋼板試験材用の刻印位置テンプレートを示す。左端のとおり、これまでの酷使でアルミ板にひび割れが発生し、刻印担当の補助員からの新調希望にこたえたもの。別のテンプレートをコピーした左端の用紙を津のK先生に渡してアルミ板から作成してもらったもの。生徒用の材料込みで高価なモノとなるが、助かりますわ。1セットを四日市会場備え付けに置いておく。ちなみに、上から2個が3、9mm板用で下2枚が19mm板用(薄・中・厚で区別するのがこの業界のならわし)で、短い方が手溶接、長い方が半自動溶接用となる。
 13時になるといよいよ、個人や受験者一人ほどの社の少数の試験材渡しをちりばめながら、必要な材を引き取り人に渡してゆく。時間は十分あるので急がなくとも好いものを、人の列が目に入れば焦ってしまう小心者。材の9割以上を前渡して、残り材をチェックして網コンテナに戻し試験当日渡し用に(当日引き取って、その場で仮付する人向け)別の受付場所へフォークリフトで運んでもらう。これが4時前、ようやく終了。夕陽が差し始めた駐車場に気合の入った車が一台。おそらく軽ジムニーの車体にミニのボディを架装したもの。大好きなマニュアル車かな と期待(するものかぁ)したがATで残念。