






昨日ののどかな冬の里道散策につづいて今日も街並み散策。今年一番(と思う)寒い日、10~11時にかけて勤務地Z市内の一角をぶらついた。夏に案内があったリコール修理のため、愛車を近くのDラーに持ち込み交換が終わるまでの1時間(30分ほどと示されていたが)を近傍散策としたもの。まず、南北の伊勢街道で酢のヤマニさんを見つける。古さはさておき、煙突と黒い板壁?がよろしい。その北、庚申塚もみる。おっと塚といえば、この近くに孝子・平治いわれの阿漕塚を見ねばならん。・・・《母の病を治すため禁漁の阿漕浦でヤガラを捕ったため罰せられた平治の霊を祀る。謡曲「阿漕」、浄瑠璃「あこぎの平治」の題材となって名高い。》・・・以前勤めた研究所(もどきの、公設の)時代、昼休みにかこづけて自転車で時々は御殿場海岸までを往復したもの。ある日、なにげなく小路にはいったら塚に突き当たった。記憶だけを頼りに阿漕塚を探そうとしたが???ですぐに断念。聞くは一代の恥、聴かぬは末代の恥 ほどに大層なことでないが、祖母の教えに従い、通りがかりの年配男性に教えを乞い、あっさりと到着。梅で有名な結城神社の近くだった との記憶とは大違い、少し北上したほど。でも、このあたり、多くの新興のアパートの合間にしっとりした好いお宅が点在する。いいなぁ~と、貧乏性が羨。とどのつまりが阿漕浦。冬の灰緑の海をみれば現職場のある造船所方面も望める。
さて、ここから戻れば約束の1時間は十分消化したことになる。雪雲か、西空が暗く雪交じりではないものの、時雨に。来週は冬至。知らぬ間に、日の出から日の入りまでが最短といわれる冬至十日前がすんでしまっていた。修理の終わった車で職場に向かう途中のZ競艇場上空は冬空。しかしよほど強い西風の所為か、お昼休みの雲出川河口散策では青空。明日も寒そう